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Palindrome III / パリンドローム3


<香 調> フロリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EDP

トップ
マンダリン、ブラックオリーヴ、オスマンサスフラワー、オスマンサスアブソリュート、ラブダナム、ポプラバッド、ラムアブソリュート、ローズ、パチョリ、アルテミシア、ダヴァナ
ミドル
ラスト



 

Rodrigo Flores-Rouxによる調香で発売されたシリーズ最初の香り。タイトルのPalindromeは回文の意味で、彼が出かけた友人のパーティーで、子どもの頃に遊んだ遊びについての話題になった時、これを思いついたのだそう。電灯の明かりの中にブラックを潜ませる、光と影はいつも一緒ですが、そうではなくて暗闇から発せられる光と平和のメッセージというのがテーマで、言語が違う人々が共感できるものにしたかった、と。世界を照らし始めるかもしれない灯りを、世界中の子どもたちが遊ぶ回文という言葉に込めて、作られた香り。

 

 

2017年の秋に公開され、試した際にはまだテスターしかなく、サンプルの用意すらなかったのですが、オスマンサスをテーマとした香りであったことと、ムエットの残り香が素晴らしく美しいオスマンサスになっていたことから、肌に乗せて帰ったのでした。そのままその香りを忘れられず、気にしていたのですが、2018年2月、ようやく準備が整い発売となりました。

オスマンサスアブソリュートだけだとワイルドになってしまうところを、オスマンサスアコードとのダブルでやわらげ、レザー過ぎず、ラブダナム過ぎず、ダークになりすぎないオリエンタルさで包み込んでいるのです。だから、黒いヴェールの中からちらちらとオスマンサスアブソリュートが見え隠れして出てくる、という雰囲気で、アブソリュートの香りを知っている人にとっては至福の香りに。

 

 

生花そのものは雑味が少なくて美しいのですが、香料となると凝縮されたワイルドさが出てきます。それでもそれが本物の証。全ての要素がオスマンサスアブソリュートを美しく仕立てるためのエッセンスであり、パチョリの効いたオリエンタルベースがセクシーさをそっと香ります。

(07/03/2018)

 

 

 

 

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