2020年にスタートしたフィンランドのパフューマリー。2018年に立ち上げられたのですが、2年をかけて商品を開発し、2020年5月よりオンラインサイトで発売開始に。

北欧ノルディックと言えば、スウェーデンのByredoやAgonistが有名ですが、いくつか小さなブランドがスタートしています。ノルウェーにはスキンケア系のブランドが多く、そこに香水があったりします。でも、フィンランドって今までほとんどメジャーなものがなかったのです。そこに気づき、旅行者たちが帰国する際にフィンランドの思い出と共に香りを持ち帰りたくなるアイテムとして4つの香りが作られました。それを香るとフィンランド旅行の記憶が蘇る、というもの。一足先にNakuna Helsinkiというパフューマリーがスタートしましたが、Scent of Finlandと2つがお目見えです。

香りを手がけたのはグラースの調香師Maud Chabanisで、彼は実際にフィンランドを旅し、彼らとフィンランドの風景、匂いを理解した上で、調香に取り組みました。水、空気、森、きらめきの4つの香りは全てフィンランド語となっています。ムーミンの国、サンタクローズ、白夜、サウナなどイメージはたくさんあると思いますが、日本人はフィンランドが大好きで、多くの観光客が訪れていることを彼らは知っています。旅したことがある方は、旅の記憶を香りと共に楽しめますし、これから旅する方は帰りに購入して帰る楽しみがあります。いや、最初に購入して使いながら旅をするともっと楽しそうですよね。お土産としても広く利用されるよう価格も83ユーロと控えめになりました。彼らにとって、これはフィンランドをもっと知って欲しいという香りによるプロモーションなのです。

現在、オフィシャルサイトからは購入が出来ませんが、安く日本に送付することが出来るよう検討中ですので、ご興味のある方は問い合わせてみてください。送料は22ユーロ、10日ほどで到着します。(09/07/2020)