2023年1月発売。フランカーというよりも、制作過程で1つに絞り切れなかったのではないでしょうか。光と影の影バージョンというのはユニークな表現ですよね。ダークサイドな香りは、サーベルが雄牛に突き立てられた瞬間の、溢れんばかりのアドレナリンがテーマとなりました。

香りは、いかにも・・・という、アブソリュート系をたっぷりと使用した感のある、特にタバコアブソリュートを希釈したときのような色となっています。香りは、とにかく力強いアニマリックなアロマティックレザーで、フローラルアブソリュートよりも、どこか生臭さをも感じるほどのヴァイオレットアブソリュート風なアロマティック感があり、それらがスモーキーさをアクセントとしたアニマリックなレザーウッディに重なって広がり、最後はアニマルノート(特にカストリウム)を感じるウード調のオリエンタルウッディ肌に残ります。Hora de la Verdadにあるゼラニウムのトーンはローズに置き換わっていても全く別物で、こちらはサフランのトーンも強くはありません。だから、香りとしては全く別物ですね。使用はされていないようですが、タバコアブソリュート系のダークな香りがお好きな方は、このレザーも使いこなせそう。少し手ごわそうな強面の男性像が浮かびます。そこがアドレナリンだったりして。

この香りの発売を以てオリジナルはSombraと対のSolとなり、Sombraは白黒反転のスタイルとなりました。ただ、SombraかSolかは記載がなく、色で判断するようになっています。だから、パッケージ、ラベル、キャップの全てが白黒反転したSombraです。

(26/01/2023)