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Jeux de Peau / ジュー・ドゥ・ポー


<香 調> オリエンタルウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
スパイシーノート、アプリコット
ミドル
小麦、サンダルウッド、フランキンセンス、トーストノート
ラスト
ミルクアコード、リコリスノート、アイリス、ラブダナム



2011年2月発売で調香はChristopher Sheldrake。彼が目指したのは子どもの頃大好きだったバタートーストの香りで、Eau de bakeryだなんてサブタイトルを付けられたりしています。タイトルはSkin Gamesを意味しているのですが、教会でワインを血として、パンを肉のとして扱いますが、この香りが彼のボディなのだそうです。「私の身体を食べなさい」と。

 

 

一言で言うとミルキーなサンダルウッドとピッナッツバタートーストの香り。つけた瞬間からバタートーストなんです。これはこういうフレーバーにもよく使用される合成香料(フレーバーとしても使用される)があるからなのですが、それをミルキーなサンダルウッドに重ねて遊んだ、という香りです。トップのアプリコットは分からないのですが、代わりアーモンドを微かに感じます。アプリコットの中にはアーモンドの香りがあるので、そこだけ目立って感じてしまったのかもしれません。それよりも強いのはピスタチオのようなナッツの香りです。アーモンド風アプリコットにナッツの香りがするトップノートはわずか1分もなく、そこからすぐにバタートーストになるのです。ミドル以降はミルキーなグルマン系ウッディノートになって落ち着くのですが、彼の作り出すウッディ系の一連の香りたちとは少し違い、かなり美味しい(グルマン)香りに片寄っています。でも、サンダルウッドをしっかり感じられるあたりが通常のグルマンとは違うんですけどね。香ばしいトーストの部分はそこまで持続せずにクリーミーで甘い香りの方が前に前に出てきます。他と比較するとしっかりと軽さが感じられますのでLinalool辺りのフローラルノートはしっかりと入れているのではないかと思います。バニラとミルク、サンダルウッドが核で、そこに少しずつ微量なアクセントを加えて出来た香りで、ココナッツよりもミルク的な香りの方が強いので、グルマン系がお好きな人にはもちろん、ルタンスのファンにも楽しい新作なのではないでしょうか。彼のRahat Loukoumがお好きな方は要チェックだと思います。

(08/03/2011)

 

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