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Fleurs Eternelles / フルール・エテルネル


<香 調> フローラル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 30ml
<濃 度> EDP

トップ
マンダリン、ベルガモット、コリアンダー、シナモン、ジンジャー
ミドル
フランジパニ、チュベローズ、リリー、ガーデニア、ジャスミン、グレープフルーツぺティグレン、ホワイトロータス、ワイルドラベンダー、ワイルドイモーテル、タヒチアンティアラ
ラスト
サンダルウッド、シダーウッド、アイリス、アンバーグリス、バニラ、ケード



2005年創設ということで10周年に当たる今年、100本の限定品が登場です。その中の香料も、地元南仏産のものがいくつかあったり、フローラルノートは自作や契約農家のアンフルラージュだったり、この10年間で彼が試行錯誤して集めたレアエッセンスの集大成ということに。こだわりっぷりは半端なく、ミドル以降に現れるサンダルウッドは2005年のブランド創設時から大切に保管してきた10年物。コリアンダー、ラベンダー、イモーテルは自家採取。レアなフローラルノートはコロンビアの農家さんによるアンフルラージュアブソリュートで、使用しているフローラルウォーターはなんと原種のローズとして有名なローザガリカから得たものだそうです。

 

 

香りは、トップからシトラスが弾け、精油ならではのアロマティックシトラスが広がります、ところが、その奥に待ち受けているのは静かだけど豪華なフローラルノートなのです。豪華だけど華美ではなく、本当に静かなテイストで香り続けるのです。フローラルノートの中でもチュベローズが強いとクセが出ますし、ラベンダーが強いとフローラルではなくアロマティックに、イモーテルが出てくるとカレーのクミン香を感じたりするものになります。でもやはり香りはフローラルがテーマなだけにそうしたものは控えめなアクセントであり、全ては柔らかなフローラルノートに包まれているのです。少しユーカリのようなカンファーノートを感じたりもしますが、フローラルノートの中で香るのは微かにトロピカルな雰囲気をもった柔らかなフローラルです。それもそのはず、市場には出回らないアンフルラージュアブソリュートを使用しているのですから、特定するのは不可能です。アブソリュートなのにワイルドにならず、かといって生花とかけ離れた雑味もなく、そっと咲いている雰囲気の「花の香り」としてまとまっています。

ベースには2005年に発売されたフロリエンタルを少し足しているそうですが、フロリエンタルで感じたパチョリはそこまで強くはなくサンダルウッドが効いているのがわかる程度ですね。ベンゾインやラブダナムを使用していないことも、フローラルノートが生き生きとしている要因だと思いますよ。

限定100本なのに価格はわずか78ユーロで、送料を含めても日本円では12,000円ほど。これぞ、高品質低価格の代表だと思います。ちなみに、デフォルトで台座が付いているようです・・・。

(02/02/2015)

 

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