1974年発売。とてもユニセックスな香りなのですが男性で、シスレーの香りを使っている人ってあまりいないと思うんです。調香は若き日のJean-Claude Ellena氏。カンパーニュというだけあって、フランスの田舎町の草原な感じです。香った瞬間はシトラスがありますが、シトラスを突き抜けるくらいのガルバナムとレモンがスパークします。突き刺すようなグリーン香。でも、精油のガルバナムは長く尾を引くのに対し、この香りはすーっと消えて落ち着いていきます。

あー、びっくりした!!

というくらいの瞬間すっきり香。そこからは、少しラムネっぽいシュワッとした感じ(レモンとミントのラムネみたいな)とグリーン系の香りがオークモスと共に香ります。ラストノートは見事なくらいにオークモスが活躍して、深みのある香りではなくて、フレッシュなオークモスを楽しむことが出来ます。飛び散るような勢いはなく、風呂上りの残り香のような感覚です。いやぁ、女性というよりも男性に使って欲しいなぁ。というか、この香りを知って欲しいなぁ。バスオイルにシャワージェル、ソープ等バスラインも豊富で、シャワージェルなんかは使ったら爽快感を満喫出来そうです。僕はこのトワレのスクエアタイプをパリの蚤の市で購入しました。なんと50mlで1ユーロだったのです。こういう掘り出し物があることが蚤の市の醍醐味ですよね。

(25/09/2008)