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Sampleレヴュー


■Aurum Donna (EDP)

メインはフィグリーフにアイビーとウィステリアという不思議な組み合わせ。タイトルは「ゴールド」

トップ:トマト、フィグリーブス、ベルガモット、カルダモン、アイビー
ミドル:ウィステリア、フリージア、ヴァイオレット、フィグ、ピーチ
ベース:サンダルウッド、ムスク

普通、ブランドとしてペアを発売する場合は、レディースってフローラルブーケですよね。その次にフルーツで、次にオリエンタルみたいなイメージなのですが、最初からフィグでグリーンを持ってきたあたりの発想が素敵です。やはり付けた瞬間からフィグがメインで香るのですが、このフィグは最初甘さがあってフルーツっぽいのですが、すぐにグリーン香が出てきてすっきりとした香りになります。ミドル以降はまた少し甘さが戻ってくるのですが、青さのクセを和らげるかのようにかすかなフルーツとフローラルがヴェールのように包み込んでいるというような印象です。フィグなんだけどもクセがなくて使いやすい系統に落ち着くんですよ。ベースノートもクセがないので、強いウッディが出てくるようなものでもありません。パチョリやベチバーのような力強い香りもないので、最後まで柔らかに消えていきます。 (17/06/2007)


■Platinum Uomo (EDT)

クラシカルなメンズ香を再現した力強い香り。タイトルは「プラチナ」

トップ:ベルガモット、ラベンダー
ミドル:ゼラニウム、フリージア
ベース:シダーウッド、レザー、バニラ、アンバー

レディースが金でメンズは白金なんです。このメンズは何よりもまずベースノートが強いです。ゼラニウムもラベンダーもありますが、ベルガモットの爽やかさは薄くて、トップから艶やかなウッディとアンバーが香っているんですよ。あえて分類するならセクシー系ですね。香りがくるくると変わるというよりはどっしりと居座ったまま、引き算で消えて行くような感じの香りで、バニラの甘さ加減が素敵です。涼しい地域なら年中ぴったりと使えそうな甘さなんですよ。スポーツというよりはスーツを着てカジノで遊んでいるようなイメージの香りなのですが、クセって弱すぎると物足りないし、強すぎると使いづらいんですけど、これはちょうど良い感じです。(17/06/2007)


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