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Stanislas Kostka / スタニスラス・コストカ




Bouquet de Stanislas Kostka
ブーケ・ドゥ・スタニスラス・コストカ


1954年ポーランド生まれの画家。彼はパリ、ワルシャワ、サンクトペテルブルクで絵画を学び、サルバドール・ダリに師事して大きな影響を受けたそう。その画風はまさにダリを思い起こさせるものが多いのですが、2002年9月、DaliやWattなどを扱うフランスのパフュームカンパニーであるCofinluxeのJean-Pierre GrivoryがKostkaと話し合い、1993年に彼が描いた油絵Summer, still life with flowersをテーマにした香水を発売することになりました。これは日本で企画されたもので、日本の香水愛好家だけでなく、中国の食器愛好家とKostkaのファンをも取り込んだターゲット層への販売ということで、ボトルにコスタの絵画を彫刻し、絵画をデザインしたリモージュの20cmのプレートをセットにし、10万円(海外では900ドル)で限定1,800個発売されたのです。当時カネボウがダリの代理店をしていた関係から日本の代理店はカネボウで、当時3週間で完売し、162万ドルを売り上げたそうです。

 

 

Cofinluxeは1983年に初めてDaliのライセンスを取得して香水を発売した際、彼の作品の中から特徴のある鼻と唇のデザインをボトルにし、5,000本のサイン入り限定品を3,000ドルで発売し、大成功を収めました。だから、花の絵画を得意としていたKostkaも、それを利用したら売れると考えたのでしょう。

何故、CofinluxeとKostkaがコラボしたのかというと、上記にも記しましたが、KostkaがDaliに師事し、多大な影響を受けていたからに他なりません。(29/07/2021)

 


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