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Bosco Sospeso / ボスコ・ソスペーソ


<香 調> グリーンシプレ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 150ml
<濃 度> 明記なし

トップ
ペティグレン、アブサン、タイム
ミドル
トベラの葉と花、トマトリーフ
ラスト
パチョリ、モス



 

保留の森というタイトルなのですが、これはミラノの名所となっている垂直の森がテーマとなっています。2014年に建築家ステファノ・ボエリ氏によって建設されたタワーマンションで、ガラスで囲われたマンションのエネルギー消費を抑えようとして発案されたのが、外壁を樹木にするというものでした。呼吸する外壁は、都会の中にある森となったわけです。もちろんこの環境の中でも育ちやすい樹木が選ばれていますが、住民の皆さんは枯らさないようにしないと、ですよね。高層階には害虫もいないでしょうから、風に強ければ大丈夫そう。これぞ、空中庭園。

 

 

香りはもちろんエアリーなグリーン。少しオイリーな液体が、細やかなスプレーとなり肌を包み込みます。それでもベタベタするほどのものではなく、伸ばしてしまえば気にならないほど。トベラの花はシトラス系のフローラルなのですが、基本はアロマティックなグリーンノートにキリッとしたトマトリーフのグリーン香が重なり、清々しい空気感が肌を包み込みます。細かな霧でもコロンのような軽いものではなく、しっかりと香っており、印象としてはSisleyのEau de Campagneタイプです。それほど強いシプレ感はないのですが、時間と共にそれらが感じられるようになり、最後はきちんとパチョリの効いたシプレで終わります。草原が出現するような印象は、まさに垂直の森にぴったりですね。

(17/06/2019)

 

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