*Log in
 *Log out
 *My account

| Top | Books | Topics | PMF | Q & A | Making | Essential | Perfumers |  PRESS |
  
Suleko / スレコ




Sampleレヴュー

Anastasia Sokolowが2013年に立ち上げたフランスのパフューマリー。でもロシアの方です。ロシア革命によってフランスへの移住を余儀なくされたロシア人の両親の元、フランスの学校に通ったという彼女は、毎週水曜日にロシアの学校に通い、祖母の読むロシアの童話に親しみ、ロシア人として育ったのだそう。取り立てて芸術肌でもなかったという彼女は、自分のルーツであるロシアを自分の個性とし、それらを香りで表現することで自分が誰なのか、どういう人間なのかを見つめ直したのです。

 


Anastasia SokolowはデザイナーでありつつISIPCA卒。でも、全ての調香はCecile Zarokianが担当しています。

 

ブランド名は古いグルジア民謡であり、ロシアではとてもポピュラーだというSouliko(スレコ)というタイトルから。魂の伴侶を探し求める若き男性の歌で、小鳥が落としたバラの花の香りの中に彼女を見つけたという物語です。Sulekoは、the echo of the soul、soul-echoという意味が込められているそうです。

ボトルデザインが特徴的ですが、それはJoelle Fevreというデザイナーさんだそう。磁器を用いたボトルというのはあまりないのですが、これは容器にボトルが付いていて、ボトルだけを取り出すことは出来ません。また、キャップらしいキャップが見当たらないのですが、その部分に相当するのはなんと指輪でした。オフィシャルサイトで販売されているのですが、指輪をスプレーに取り付けることでキャップの役割を果たすというユニークな作りとなっています。

 

 

ロシア革命後、フランスに移住したKonstantin Weriguineというロシア人調香師がいたそうです。彼はあまり知られていませんが、Ernest Beauxと一緒に働いていた調香師で、Souvenirs et Parfumという書籍を残したのですが、そこには美しきロシアの匂いが解説されているのだそう。それを読んで、自身の考えるロシアの四季を香りで表現したのが4つの香水で、全てCecile Zarokianによる調香です。冬から始まるあたりがロシアっぽいですね。また、ブランドロゴのKが大きくなっているのはKonstantin Weriguineへのオマージュから。

商品は様々なタイプがあり、50mlのEdPは208.33ユーロ、リフィルは70.83ユーロ。リフィルにアトマイザーが付いたコフレが120.83ユーロ、フルボトルにアトマイザーが付いたデュオは233.33ユーロ、キャップ代わりのリングは37.50ユーロ、香りを付けるオーキッドのオブジェはなんと275ユーロ。これはディフューザー代わりですね。そして4種のEdPのサンプルセットは12.50ユーロで送料が10ユーロ。日本にも送付してくれますので、ご興味のある方はまずサンプルからお試しを。(15/08/2019)

 

レヴュー済みのものはタイトルにリンクあり
Baba Yaga (2014年) *EdP & EdT
Djelem (2013年)
Vy Roza (2013年)
Albho (2013年)
 

 

Special Thanks (Sample提供) ■Suleko (from Paris)
Official >>> 英語、フランス語、ロシア語
Shopping >>> Fragrance & Art (Sweden), ※International shipping 〔OK〕  
profice〜香水のポータルサイト〜