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Irisoir / イリソワール


<香 調> フロリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 1ml
<濃 度> Attar

トップ
アイリスabs、ヴァイオレットabs、ヘリオトロープ、ライラック、ミモザ、ピーチ
ミドル
アイリスバター、カーネーションabs、ジャスミンabs、ローズオットー、ヴァイオレットリーフabs
ラスト
アンバーグリス、ミモザabs、トンカビーンabs、サンダルウッド、シダーウッド、ハイチベチバー、アイリスバター



2016年発売。彼が大好きな、ベルエポックの時代のヨーロッパのアートや文化へのオマージュ。クラシカルなものってどことなく粉っぽい雰囲気や白い印象を受けますよね。

本気のアイリスはこうなっていくんだね、という典型だと思います。アイリスの天然香料にはイロンアルファという成分があり、その含有率が高ければ高いほど高級品とされます。その成分を追加すれば安価なアブソリュートも高級品になるわけですが、合成香料もとんでもなく高いのです。ウッディ調のダークなアイリスに、合成香料のヴァイオレットとピーチが重なり、様々なアブソリュートが厚みのあるフローラルノートを形成して広がります。とても厚みを感じるフローラルで、透明感とは程遠く、後半はミモザのアブソリュートがそれらしさを増して香るようになります。ミモザもパウダリーですので、アイリスとはとても相性が良く、そこが主軸となるとアイリスではないものの、オリエンタルなミモザというニュアンスで香り、少しヒヤシンス調のラストへとつながっていきます。他の香りにあるようなアニマルノートはなく、フローラルアブソリュートをアイリスでワイルドだけどまろやかにした香り。カラフルな絵具(フローラルアブソリュート)を混ぜていったら黒くなったという印象です。

(16/10/2019)

 

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