2008年1月23日発売。この後3月にはIncense Roseが発売になりました。インセンスをメインとしたユニセックスな香り。

トップの基本はインセンスとアイリス、スパイスです。付けた瞬間から広がったグリーンノートに一瞬びっくりしましたが、アイリスの青さもあって肌に乗せた方が素敵な香り方になりました。パウダリーさは強くは無くて、アイリスなんだけど前に出すぎていない感じです。ゆっくりと香りが温められて変化し、フランキンセンスが見えてきます。というかミドル以降はフランキンセンスがメインという感じかも。第二の皮膚のように感じるような・・・とのことだったので温かみを感じる甘さもあるのかと思ったのですが、甘さはそれほど強くないです。使われているインセンスはインドのBoswellia serrata産のものでC02 extracted(二酸化炭素抽出法)で得られたクオリティの高い香料とのこと。でもインセンスというほどのスモーキーさはないんですよ。どちらかというとウッディ寄りな感じです。フランキンセンスに松脂を少し加えてアイリスとインセンスでまとめたという感覚だなぁ。ファーバルサムというかチークウッド系の香りもしています。これが松脂っぽくすっきりとした香りを放っているんでしょうね、きっと。そっくりではありませんが、ノヴェッラのポプリとかイソップのミストラな系統ですね。

(05/02/2008)

以前に香った時ほどグリーンだというほど強いグリーンではないです。前回ファーバルサム系だと感じたのはウィンターグリーンっぽいサリチルメチル酸のミントっぽい湿布香がトップから出ていたからだと思います。シトラスっぽい香りがトップにあるのは何のスパイスなのかわかりませんが、ひと段落すると本当にキレイなフランキンセンスが出てきます。フランキンセンスを美しくするためだけに配置されたシダーウッドとアイリスです。(25パーセントはフランキンセンスだそうです)上でノヴェッラのポプリとかイソップのミストラと書いているのは、多分ファーバルサムのバルサム調が以前のものの方が香っていたからだと思われます。フランキンセンスを存分に楽しめる香水はそこまで多くはありませんので、ある意味貴重だと思います。(香りは5時間以上持続します)

(09/12/2008)