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L'Air du Desert Marocain / レール・デュ・デゼール・マロッカン


<香 調> アロマティックオリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
コリアンダー、トルキッシュクミン、モロッコぺティグレン、グアテマラレモングラス、カリフォルニアレモン、ベルガモット
ミドル
ラブダナムエクストラクト、エジプトジャスミン、ブルボンゼラニウム
ラスト
テキサスシダーウッド、ハイチベチバー、アンバリン、インドネシアンパチョリ、バニラ、オークモス



 

2005年発売。Maghreb砂漠にインスパイアされた香りでEDTです。砂漠の中のオアシスを吹き抜ける夕刻の風。ボトルにはオアシスに沈む夕陽が描かれています。

同じモロッコをテーマとしていてもpour elleとは全く違ったニュアンスのユニセックスな香り。ウッディとハーブがメインですね。そもそもフローラルはジャスミンしかないみたいですし。しばらくするとハーブの香りが落ち着いてアンバーが出てきます。いや、混ざり合っているという言い方の方が正しいかも。グリーン系のハーブにアンバーが重なるのって少し意外な気がするんですよ。ミドルでのアンバーは重過ぎることなく、時間が経てば経つほどレモングラスっぽい香りが強まります。クミンとコリアンダーは前面には出てこないですが、スパイスでオリエンタルさを出しているのだと思います。ゼラニウムとレモングラスにウッディとパチョリとアンバーというのが核という雰囲気の香りです。(予想以上にラストノートのアンバーが持続します)

(19/01/2008)

 

 

以前のサンプルと違い、購入したフルボトルはトップから勢い良くラブダナムを含んだアンバー香が飛び出しました。その後、アンバー香が少し落ち着いてからスパイスとグリーンが少し出てくるという感じです。ラストノートの印象は以前とあまり変わらないのですが、ボトルからのスプレーは異様にアンバー香が強いですね。トップノートのスパイスは乾いた砂漠のイメージのようなのですが、スピリチュアルでピュアなただただそこに広がる無限な砂の空間を表現したようです。ミドル以降もレモングラスっぽさをきちんと引きずっているのですが、アンバー系やインセンス系の香りがお好きな方でないと女性では難しいのかもしれません。ラストノートはアンバーウッディの香りとなって薄れて行きます。

(05/01/2009)

■Au Coeur de Desert (2016年)

展示会でお披露目されたL'Air du Desert MarocainのExtrait de Parfumバージョンで、濃度は20%。オリジナルはEdT intenseでしたからね。

基本的に調香は変わらず、同じ香りのパルファムバージョンとなっています。彼は発売から11年を経たこの香りの最初のバッチが手元にあり、久しぶりにその香りを確かめてみたら全く遜色がなかったそう。逆にマセレーションされ、深みが増している、と。僕も意見に賛同です。こちらの香りは彼の初期の香りであり、初期はまだあまり合成香料を使用していなかったこともあり、天然香料率が高いのです。

久しぶりに両方を試して分かったことは、ジャスミンがアブソリュートであること、ゼラニウムが効いていること。オリジナルの方がスモーキーでダークなオリエンタルへ変化していくのに対し、出来立てのパルファムはまだ鮮やかにゼラニウムが香るのです。でも、基本的にはラブダナムを軸としたオリエンタルで、精油で組んだアンバーウッディオリエンタルがセクシーに肌に残ります。

(21/09/2016)

 

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