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Une Rose Vermeille / ユヌ・ローズ・ヴェルメイユ


<香 調> フルーティーフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 30ml

<濃 度> EDP


トップ
レモン、ベルガモット、ラベンダー
ミドル
ローズ、ヴァイオレット、ラズベリー
ラスト
バニラ、サンダルウッド、トンカビーン、アンバーグリス



2010年9月発売。オマージュラインとして30mlで130ドルとなった新作です。ボトルの中にガラス球を入れると共振動でボトルが割れる可能性があることを彼(タウアーさん)に伝えたところ、彼もきちんと理解しており、ガラス球のサイズや形を選んだそうです。「安心して!」とのメッセージを頂いて送られてきたボトルを見たら納得出来たのですが、これはガラスではなくてアクリルなのではないでしょうか?丸い玉ではなく、押しつぶされた変形版のアクリル球になっているので、サラサラとこぼれる感じになっています。これだったら破損はまずないでしょう。さすがです。ボトルサイズを変えずに中にこういったものを入れることでサイズ展開をクリアするなんて!(2サイズ作ると金型にお金がかかりますからこれもコスト削減の手法なのだと思います)

ミドルのラズベリーがキス程度とのことだったので、本当にローズがメインで少しだけフルーティーさを出しているのだとばかり思っていたら、全てがラズベリーに包まれているくらいにフルーティーでした。これはキスどころじゃなくて上着を着ているくらいだよ、と思ってしまったのですが、このフルーティーさで「深紅のバラ」を表現したのでしょう。ラベンダーはウィスパーという記述通りにほとんど分からないのですが、ラズベリーが思いの外強すぎたのが残念です。ただ、量産品のファッションブランドものとは比較にならないくらいフルーティーフローラルで、きちんと大人の香りになっています。それは他の香料配分がしっかりとしているからなのですが、彼の香水の中では唯一のフルーティーな香りですよね。女性の方であれば彼の香水の中では1番使いやすい香りとなっているのではないかと思います。1番使いやすいものが高価格なのはどうかと思いますが、それだけ良い香料でまとめているという結果なのです。

(24/09/2010)

 

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