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Theo Fennell Scent / テオ・フェンネル・セント


<香 調> オリエンタルシプレ
<仕 様> レディース
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
サフラン、リリー、ローズ、オーキッド
ミドル
サンバックジャスミン、オレンジブロッサム、シナモン
ラスト
パチョリ、トンカビーン、サンダルウッド、ベンゾイン



 

2006年に作られた唯一の香りで調香はIFF社のChristophe Laudamielが担当。ボトルはEdPになるとボトルにシルバーの和が付き、パルファムになるともっと豪華になります。シルバーと組み合わせたボトルは高価格帯で発売されています。

この香りは彼にとって忘れられない思い出の香りで、父と出かけたパリのナイトクラブのイメージなのだそうです。まだ若かった彼にとってその空間は余程印象深かったのでしょう。毛皮のコート、セクシーな女性、メイクや香水の香り、タバコやお酒・・・全てのものが妖艶に映ったのではないでしょうか。彼が最初の香水に選んだのは流行とは無縁なオリエンタルシプレだったのです。こういうところが流行のファッションブランドとは違いますよね。「売れるもの」という考えよりも優先されるのは「作りたい香り」なわけで、彼が創造主(アーティスト)であることを物語っています。

香りは同じイギリスで個性的な服を手がけていたAlexander McqueenのKingdomを香った時のような雰囲気で、とてもスパイスが印象的です。サフランも強いのですが、それよりもシナモンではなくカルダモンや微かなクミンっぽい雰囲気もしています。そこにパチョリが樹脂香に包まれて香るというオリエンタルなのですが、EdTだとそこまで重くは感じません。甘さも強いわけではなくて全体としてセクシーです。ダナキャランのブラックカシミアをお好きな方であれば、これくらいはカジュアルに感じられることでしょう。ラストノートはサフランの残り香が甘いウッディノートと共に残ります。

(08/06/2011)

 

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