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Laudano Nero / ラウダーノ・ネロ


<香 調> オリエンタルタバック
<仕 様> メンズ
<容 量> 100ml
<濃 度> Extrait de Parfum

トップ
アブサン、コニャック、ローズマリー、タバコ、マートル、ブラックアンバー
ミドル
レッドローズ、アカシアハニー、シダーウッド、アイリス、サンダルウッド、ローズマリー、スモーキーノート、カシミア、カンファー
ラスト
フランキンセンス、ウード、ベチバー、ムスク、オーク、マダガスカルバニラ、ベイリーフ、ケイパー、ラブダナム



2014年発売。ブラックオピウムという少し意味深なタイトルですが、イメージしたのはボヘミアンたちの集う雨上がりの秋のパリ。特にモンマルトルの辺りをイメージしているようです。ルノワールの絵画のように、薄暗い明りに照らされた歩道と観光客を待っている路上のパフォーマーたちの風景。とてもけだるい雰囲気という感じでしょうか。

トップからダークでミステリアスな香りが広がります。まさにミステリアスという言葉がぴったりで、タバコがしっかりと効いた甘く苦いスモーキーノートにハニーが重なっているのです。雨上がりの歩道というよりもなんとなく地下道を感じるほどの暗さをもった香りで、酸味のあるアンバーグリスというか、ラブダナム系アンバーにタバコアブソリュートを加えて妖艶したような香りへと変化して消えていくのですが、ダークながら重くはなく、タバコ系の香りだけではなくウードファンも楽しめるラストノートへと引き継がれていきます。アヘンのようにクセになるというか、この香りは好きな方にはたまらない系統ですから、ダークなオリエンタルさがお好きな方は是非、お試しを。ダークなわりには最後はドライなアンバーグリスノートとなって消えていきますので、高濃度でもとても使いやすい香りです。

(13/11/2014)

今更ながら、ブラックオピウム(Laudanum)という意味とラブダナム(Labdanum)をかけた遊び言葉だったのだろうと思います。香りの印象は前述とぶれておらず、タール感のあるタバコの香りがラブダナムや微かなハニーと重なり、ダークなオリエンタルとして香って始まります。たくさんが溶け合って1つのジュースとなり香っているため、あまり1つ1つのパーツはわからず、香り自体も大きく変化することなく薄れていきますので、最初から最後までラブダナム調のタバコが香り続けます。時折感じられる酸味が良いアクセントとなっていて、レザーに合わせて秋冬にゆっくり香り立つとセクシーなのではないでしょうか。ローズに合わせて重ねるのも素敵だと思いますが、シンプルなアイリスの香りやスパイスを重ねても楽しめますよ。

(17/08/2017)

 

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