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Lillipur / ラリトプル


<香 調> アロマティックオリエンタルウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> Extrait de Parfum

トップ
ローマンワームウッド、レモン、オマーンフランキンセンス、スターアニス
ミドル
ガルバナム、スリランカシナモン、カーネーション、タイム、シクラメン、山椒
ラスト
レバノンシダーウッド、ホワイトムスク、カシミアウッド、パチョリ、ベンゾイン、トンカビーン、アンバー、バーチウッド、ブロンドタバコ



2013年、炎の4つの香りの次に発売された2つの香りは、旅行がテーマでした。こちらはネパールを訪れた際のイメージを香りにしたもの。Lillipurというのはネパールの古都Patan(パタン)の古代の呼び名で、歴史と文明、そして神話の融合する寺院の多い街に感銘を受けたのだそうです。随所に大きな火鉢が置いてあり、お香が焚かれていたため、やはり火に繋がるテーマに。

とても個性的で楽しい香りです。フランキンセンスがアロマティックに香るというか、微かな微かなガルバナムに、効果的に加わったアニス調の甘さが、硬質なウッディノートに包まれて香っているというのが全体像で、優しい甘さのオリエンタルウッディとしてまとめられています。完全なユニセックスで、ウッディノートが少しクリーミーとなっていることで、ツンとしたおが屑香ではなく、滑らかな素肌感として感じられてミドル以降はとてもステキなウッディノートを楽しむことが出来ます。調合香料の中で、バーチリーフという香料があり、通常はキリッとした鋭さを感じるグリーンリーフノートを活かして使用されるのですが、こちらではウッディに溶け込ませ、微かなアクセントとして使用しているようで、それがとてもウッディノートにマッチしています。

(07/11/2013)

商品を購入することはブランドを応援している直接的な表現だということで、こちらの香りをオーダーすることにしました。タイトルは、リリプールと読むのではないかと思ったのですが、現地の発音はラトリプルに近いようです。前回のレヴューからわずか2ヶ月ですので、あまり印象は変わっていないのですが、やはりとても面白いフランキンセンスの香り方をしています。柔らかさもありますし、トップでは少しフルーティーに感じる部分もあります。しかし、全体を彩っているのはアロマティックなハーブとスパイスたちなんですよね。フランキンセンスのそれらしさを存分に楽しませてくれつつも、精油のみというシンプルさではなく、きちんと香水としてまとめられています。ありそうでなかなかないタイプの香りなのですが、お香がお好きな方だけではなく、広く楽しんでいただきたい香りです。

サンプルプレゼントはこちらから。

(23/01/2014)

 

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