南トスカーナのマレンマ地方という湿地帯のある丘と谷の地域がタイトルです。旅行はトスカーナ旅行なわけですが、昔は湿地帯が多かったため、都市は全て丘陵地に建造されたのだとか。

Lillipurよりもひょっとしたらセクシーなのでは? と思えてしまうのは、ブラックカラントがアクセントとなり、少しフルーティーさを感じるからかもしれません。湿地帯という土地柄のイメージの香りではなく、少しパウダリーなウッディノートがハニーノートをもった甘さと混ざり合っているのですが、時折ふとカカオの香ばしい部分も感じられます。とても技巧的というか、たくさんの要素が混在しているのに不思議と一体化している、というニュアンスが楽しく、全体的には包み込むようなスイートウッディオリエンタルとしてまとまっています。

ボトルはかっちりとしたスクエアタイプで、重量感があります。また、ボックスを開けると、ボトルの下に埋め込まれるようにして小さなキャップがあるのですが、これは付け替えようなのだとか。旅行する時は少しでも小さい方がいいよね? と言われたのですが、だったらもっと小さなサイズも展開してくれた方が嬉しいです・・・。でも、100mlがスタンダードなイタリアにおいての、これが心配りなんですよね。

(07/11/2013)