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Memory Motel / メモリーモーテル


<香 調> オリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EDP

トップ
ベルガモット
ミドル
アイリス、フランキンセンス、カーネーション
ラスト
モス、パチョリ、バニラ、タバコ、レザー



 

こちらはローリングストーンズのアルバムBlack and Blueの中の曲のタイトルで、アンディウォーホールは夏の間ツアーリハーサルを行っていたローリングストーンズ邸宅を貸していたそう。そこはもともと古いモーテルだったのだとか。だからキーノートはタバコ、パチョリ、バニラで、調香はAnnick Menardoが担当。

 

 

さすが、ローリングストーンズ。逸話というのはしっかり記録されて残っているもので、ミックジャガーとキースリチャードは共にアンディウォーホールの家に宿泊し、Memory Motelという曲を書き上げたそう。本当にモントークにはMemory Motelというホテルが存在し、そのままタイトルとなりました。滞在していたのは1975年で、アルバムは翌年76年に発売となりました。

 

 

古びた洋館を思い起こさせる湿気たシプレが広がるのかと思っていたら、案外甘さの強いオリエンタルで始まりました。少しリキュールのような酸味を感じながら、それはブランデーでも飲んでいるイメージなのかな、と想像していたら、香りはナッツのようなホワイトチョコレートのような香ばしくて美味しい香りへと引き継がれ、更にはゆっくりとタバコとレザーがほんのりと香る、優しいオリエンタルへと変化していきます。とてもユニセックス、そしてシンプルだけどアメリカ的ではない香調。アメリカをテーマとしていながら、アメリカらしさを打ち出さず、飽くまでも切り取った場面をフランス風にした、という印象を受けます。テーマがテーマなだけに、もう少し穢れた感、汚れた感があっても良かったのかな、とは思いますが、そこは香水ですからね。

(19/02/2018)

 

 


 

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