*Log in
 *Log out
 *My account

| Top | Books | Topics | PMF | Q & A | Making | Essential | Perfumers |  PRESS |
  

Diva / ディーヴァ


<香 調> スイートフローラルシプレ
<仕 様> レディース
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
マンダリン、チュベローズ
ミドル
イランイラン、トルコローズ、ナルシス
ラスト
サンダルウッド、アイリス、バニラ



1983年発売。23歳の若手デザイナーを起用して再起を図っているウンガロですが、Emanuel Ungaroが最初に発売したモダンクラシカルな香りがDIVAです。調香はJacques Polgeが担当。

 

 

サンプルにはEDTともEDPとも明記されていないので濃度がわからないのですが、共に廃番とならずに発売されています。香りはまさにクラシカルな豪華さを持ったフロリエンタルで、アイリスのパウダリーさと共にチュベローズやヒヤシンス、ナルシスっぽいグリーンフローラルと華やかなフローラルが重なります。1つ1つのフローラルははっきりと分からないのですが、1980年代を象徴するようなモダンクラシカルなテイストを感じます。バブル期直前の香りで、この豪華なモダンクラシカルフローラルブーケにフルーツが入ってくると一気にバブル期っぽくなるはずです。ピーチとかアプリコットとか。時間と共にサンダルウッドが顔を出して、フローラルの残り香とアイリスと共に柔らかく肌に馴染んでいきます。ちょっとベースにオークモスとパチョリもあるようで、シプレフローラルウッディとなって消えていきます。決して今の流行ではありませんが、時代を映す良い香りだと思います。

(24/08/2009)

 

上記のビジュアルにあるようなフラコンタイプで再レヴューです。基本的には上記のレヴューとあまり印象が変わらないのですが、グリーンフローラルをハニー系のフロリエンタルにして、シプレの要素を加えて大人っぽくした、という香りです。全体的な骨格が何かに似ていると思ったら、70年に発売されたChanelのNo.19です。No.19はガルバナムを利かせたヒヤシンス調のグリーンフローラルシプレで、ベースのウッディノートやアイリスが特徴的なのですが、こちらはローズを軸に少しチュベローズを合わせ、ハニーノートでまとめたスイートフローラルシプレなのです。No.19よりもぐっとグリーンノートが抑えられていて控えめですので、フローラルノートの厚みがあってNo.19ほど爽やかではありません。でもベースには共にシプレノートがあり、大人っぽいモダンクラシカルなテイストで楽しませてくれます。EdPはなくなってしまいましたが、未だEdTは廃番になっていないところをみると、Ungaroの重要な1本だと言えるでしょう。

(08/07/2015)

 

<Ungaro Topに戻る>

profice〜香水のポータルサイト〜