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LAVS / ラウス


<香 調> スパイシーオリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml

<濃 度> Extrait de Parfum


トップ
ジャスミン、カルダモン、ブラックペッパー、エレミ、コリアンダー、クローヴ、カーネーション、ローズウッド、オークモス、アンバー、トンカビーン、バニラ、タバコ、カラメル、ハニー、オポポナックス、ラブダナム
ミドル
ラスト



 

彼が最初にこの香りを発売したのは2013年でした。その時はルームスプレーという形だったのですが、自身のアトリエの中を香りで神聖な空間としたかったのでしょう。タイトルの意味はエクセレントで、全ての発想が生まれるアトリエをこの言葉で表現のです。彼自身とても精神世界が好きで、言葉少なくただただそっとそこにいる感じの方です。

トップからたくさんのスパイスがスモーキーに弾け、軽めなレジンノートに溶けていきます。フランキンセンスは不使用ですが、エレミやオポポナックスが比較的強く香るためか、香りの雰囲気としてはスパイシーなフランキンセンスになっているのです。実際には、オポポナックスはミルラに近い香りですので、フランキンセンスではないのですが、香りの軸はフランキンセンスに感じるのです。バニラもタバコもカラメルもハニーも甘渋い部分は微かなアクセントであり、強くは香りません。ジャスミンやカーネーションのフローラル感も強くはなく、全てがスパイシーな樹脂香に溶け込んでいるのです。こうした主軸がありつつも他がそれらを支えながら主張しない繊細な合わせ技がとてもTiziana Terenziらしいテイストなんですよね。スパイスたちはトップで弾けて消えますが、クローヴは持続をして全体を軽く引き締めています。パルファム濃度で香りも柔らかく、でも濃厚にはならない全体のテイストもまさにTiziana Terenziらしいところだと思います。安心して楽しめるスパイシーオリエンタル。

(10/12/2015)

彼の友人である以前にファンだから、一つは彼の香りを購入したいと考えていました。勢い良く増えたラインの中でも、やはり彼らしさを表現したものは最初の香りでしょう、ということで最初の香りにはこちらを選びました。

ボトルはリニューアルしましたが、ボトルに描かれているのは黒い線。これは、光であり続く道であり、彼の身体全体にタトゥーとなって刻まれているもの。モノクロにこだわる彼らしく、段ボールまでが黒く、中はエアークッションに包まれたボトルが収納されていました。そのエアークッションを止めているシールまでが、黒く細いラインのシールなのです。こだわりが半端ない。キャップは木片をペイントしたようなデザインですがプラスティックです。

タイトルの意味は上記でエクセレントとしていますが、正式には彼が立ち上げた教皇衣装ブランドの名前であり、Laboratorio Atelier Vesti Sacriの略で、神を称えるアトリエラボという意味。つまり、その空間の香りがエクセレントなわけですね。香りの印象としてはサンプルと同じですが、随分アロマティックなスパイシーノートを感じるようになりました。少しスモーキーなニュアンスもあり、アロマティックであり、松葉のような部分もあり、全体的には教会のインセンス風にまとめられているのです。上記同様にクローヴが残り軽い樹脂香に重なって香るのですが、とても軽やかに使えるパルファムです。持続も驚くほど長くはありませんから、EdP感覚で使えますよ。

(08/12/2016)

 

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