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Van Cleef AUTOMNE / オータム


<香 調> フローラルウッディ
<仕 様> レディース
<容 量> 125ml
<濃 度> EDT

トップ
エトログ(イスラエル固有のレモンに似た柑橘類の一種)
ミドル
カサブランカ、マイソールサンダルウッド
ラスト
ヘリオトロープ



2004年発売の春夏秋冬シリーズの秋で調香はFrancis Kurkdjian。わりとシンプルで使いやすい香りが多く、ヴァンクリーフの中ではカジュアルな香りです。だから125ml展開なのでしょうね。香りは、付けた瞬間シトラスが強く出ますが、すぐにサンダルウッドが出てきます。カサブランカが入っているということで購入してみたのですが、それほどカサブランカのイメージは強くなく、みかんに近いシトラスにサンダルウッド、そしてフローラルが乗っているという感じです。香りの持続が短いので、気軽に使えるさっぱり系ですね。メンズにシトラスウッディは多いのですが、レディースにしたら、こういう感じになるというニュアンスです。

(15/07/2006)

 

 

秋という直球のタイトルを秋に使ってみようと久しぶりに手にしてみました。上記のレヴューからあまり変わっていないのですが、刺激的なほどのシトラスがスパークして始まります。サマーフレグランスかのような明るさ、快活さで始まり全く秋を感じないスタートです。夏の余韻のまま秋に向かうとしたら、ゆっくりと落ち着いた、それこそ陽が沈んでいくように夕景が広がる温かみのあるベースに導かれるかと思いきや、やはりそこはシトラスウッディが軸であり、かろうじて仄かな甘さがサンダルウッドにあるという程度。フローラル感はあるものの乏しく、とても印象の薄い絵画のような、彩にはなるけれど日常に溶け込んで人目につかないアイテムのよう。

こういう香りこそが主張することを苦手とする人たちには良いのです。Bvlgari、Dior、Givenchyなど同様に、どのような人たちが使用しても違和感なく合い、印象を残さず邪魔しない香りです。

(14/10/2020)

 


 

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