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Feerie / フィーリー


<香 調> フルーティーウッディ
<仕 様> レディース
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
ヴァイオレットリーブス、ブラックカラントバッド、イタリアンマンダリン
ミドル
ブルガリアンローズ、ローズアブソリュート、オピュラントローズ、エジプシャンジャスミン
ラスト
フィレンツェアイリスバター、ハイチベチバー



2008年発売。調香を担当したのはGivaudan社のAntoine Maisondieuでタイトルは意味合いとしては「夢のように美しい景色」とか「妖精の国」のようなもの。ボトルはそういうイメージだったんですね。キャップ部分は何がどうなっているんだかわかりづらいですが、果物っぽいもののヘタの部分に妖精が足を組んで座っているんです。2009年にEDTバージョンが発売となりましたが、そちらは枝の部分がなくてヘタのところに妖精が腰掛けているというもの。色も薄くなって美しいです。

カボションカットの美しいデザインでとても高価に見えますが、100mlで150ドルなんですよ。ボトル買いしても良さそうな出来栄えだと思います。ただ、香りは調香にもあるように思いっきりフルーティーです。ヴァイオレットはどこへ?ローズはどこへ?ジャスミンはどこへ?というくらいにカシスにブルーベリーを足したようないわば一時期のエスカーダを彷彿させるようなフルーティーフローラルで始まるのです。あの少し前の流行の香りに飽きてしまっている人にはちょっと残念な香りでしょうけど、初めて手にする方には可愛らしくて良いのではないかと思います。香りは次第にウッディが出てきて落ち着くのですが、全く渋くはないですし、カシスの香りも持続します。僕はこの香り自体それほど素晴らしいとは思わないのですが、これはやはりボトル買いでも良いと思わせてくれるデザインですよ。100mlでは可愛らしさが半減するので、是非手にされるのであれば50mlをおススメします。このデザインで豪華フローラルだとか、フレッシュフローラルでもシプレでもアルデヒドでも、それはそれで違和感を感じますから、やっぱりフルーツデザインにはこういう香りが相応しかったんでしょうね。

(24/09/2009)

 

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