*Log in
 *Log out
 *My account

| Top | Books | Topics | PMF | Q & A | Making | Essential | Perfumers |  PRESS |
  

Pour homme / プールオム


<香 調> シプレウッディ
<仕 様> メンズ
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
クローヴ、ベチバー、レザー、サンダルウッド、各種ハーブ、フラワー等
ミドル
ラスト



プールオムは1978年発売のクラシックなメンズフレグランス。付けた瞬間からスパークするレザーの香りはまさにイタリアのジェントルマン。年対象年齢高めの香りですが、1つくらい持っていたい系統です。甘みのないレザーにハーブ、フルーティーもフローラルもない強い男性的な香り。サンダルウッドの柔らかな感じず、どちらかというとドライ。最近の日本だとこういった香りは受け入れられないのかもしれませんず、昔から香水が好きだった方には懐かしくて感じられるのではないでしょうか。スーツに合わせるダンディな香り。

時間が経ったらサンダルウッドの柔らかなウッディと坂成、香り自体が丸みを帯びてきました。久しぶりに付けたら結構新鮮だなぁ。

(15/07/2006)

 

プラスティックの大きめなカシメカバーが時代を感じさせますが、78年発売の、ヴァンクリーフにとっては最初の香りだったわけですよね。いつの間にか廃番となってしまいましたが、長く廃番とならずに残っていたのは、それだけ愛用されている香りであったからだと思います。

香りはスモーキーではなくQuinolineという香料を使用したクラシカルなレザーで、メンズのトニック香を思い起こさせる時代の香り。男性の身だしなみ用品というのは、長らくこの香りのようなスタイルが主体だったわけですが、記憶の中に刷り込まれた香りというのは一瞬で気持ちをあの頃に連れていきます。懐かしい、ただただ懐かしい。上述のようにベース部分が重くはなく、ムスクもウッディノートもオリエンタルな要素も全てが控えめ。だからドライに感じられるのです。アロマティックなハーブ類はありますが、スパイスも特別軸になるものはなく、ウッディノートとしてはベチバーとサンダルウッド、パチョリが、ハーブ類ではアニス調の芳香を少しもつもの(バジル、アルテミジアなど)がありそうです。

EdTらしい軽やかさですが、そもそものフォーミュラが現在の流行とは違うため、大量のフレッシュノートやアンバーウッディノートに支えられたものとは違い、アロマティックノートと薄っすらとしたフローラルノートを軸とした香り。現在のタイプに修正してパルファムにしたら、これはこれで需要があるのではないかと思うほど、懐かしいけれど古くはない香りです。

(21/12/2023)

 

<Van Cleef & Arpels Topに戻る>

profice〜香水のポータルサイト〜