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Miss Arpels / ミス アーペル


<香 調> フルーティーフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 30ml
<濃 度> EDT

トップ
ベルガモット、オレンジブロッサム、アプリコット
ミドル
ピオニー、フリージア、リリー、マグノリア、ジャスミン
ラスト
オークモス、ムスク、サンダルウッド、バニラ



1994年発売なのですが、すでに廃番になってしまっているようです。いくつかのボトルの形状があるみたいですが、手元にあるのはこのピンクのキャップのもの。これは一時期アムウェイで販売されていたようです。香りはあっさり目のフルーティーフローラル。

時間が経つと次第にソフトな石鹸っぽさが感じられるようになり、全体的に優しい印象なのですが、ボトルのカラーからもそんなイメージが伝わって来ますよね。

(15/07/2006)

 

 

すっかり隅に追いやられてしまっていたボトルなのですが、Jean-Claude Ellenaによる調香だったようです。彼もフルーティーフローラルを手がけていた時代があったのですね。オリジナルのボトルはペンダントトップの形をした可愛らしい形でした。香りもその色と形に合わせ、更には時代にも合わせて可愛らしいフルーティーフローラルとなったのでした。

アプリコットの使用はこの時代の流行でしたが、ピーチとオレンジでアプリコットを作り、そこにジャスミンとピオニーをフレッシュに重ねたという香りで、フルーツの甘さはそれほど後を引かずムスクに引き継がれていきます。何度か試していると、トップには特徴的なグリーンノートが瞬間香るようになったのですが、それがシトラスのようにスパークし、すぐにフルーティーフローラルへと変化していきます。ベースはシプレというほどモスはなく、ハニームスクがフローラルノートを支えています。素肌に馴染むフェミニンさを強調したようなラストノートですが、EdTということもあり、比較的あっさりと消えていくのが印象的でした。さすがに今の時代の流行ではないので、再販しても売れないでしょうが、せっかくのボトル(金型)なのですから、調香を変えて再販したら良いのに・・・なんて。

(22/12/2023)

 

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