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Worth pour homme / ウォルト・プールオム


<香 調> スパイシーアロマティックウッディ
<仕 様> メンズ
<容 量> 100ml
<濃 度> EDT

トップ
ラベンダー、ローズマリー、ナツメグ、ペティグレン、ベルガモット、シナモン、マンダリン
ミドル
パインニードル、カーネーション、ゼラニウム、グリーンノート、ローズウッド
ラスト
オークモス、ムスク、レザー、ベチバー、ファーバルサム、シダーウッド、トンカビーン、アンバー



1980年発売のクラシックなメンズ香。甘みの少ないフレッシュなウッディで落ち着きある大人の男性像が浮かびます。スパイシーさもそれほど強くなくて品のいい感じですね。 ジュルヴィアンも含めてパルファムは高価ですが、これは見た目同様にカジュアルプライス。なかなか国内では販売しているところがありませんが、父の日プレゼントには。

(2006)


オリジナルは1930年代のようですが、こちらは再販品で調香はOdette Breil-Radius。時代を感じさせる余計な文字が直接プリントされたボトルで、キャップを外すと加締め部分が丸見えとなる、以前のCreedのようなタイプです。

香りは、床屋を思わせ典型的なメンズコロンで、シトラスとハーブ類がレザー調のウッディノートに支えられて広がります。トップはとてもクラシックですが、案外悪くはないぞ・・・と思わせてくれたのはクミンの力でした。調香にはありませんが、クミンが微かなアクセントとなってダンディに感じられるのです。クミンらしさはそこからシナモンへと引き継がれ、アロマティックなシナモンウッディとなって消えていきます。そのラストノートまでの変化がわずか数分ですので、あまりにも早い展開で、クミンを感じられたのは瞬間で終了でした。ベースのレザーも主張するようなタイプではなく、クラシックに感じられた「あの頃感」は、ラベンダーやローズマリー、パインニードルなどのアロマティックさだったのか、と何度か試して気づいたのでした。今の時代に合うような香りではないけれど、こうしたメンズコロンというのは一周して戻ってくるかもしれません。

(19/03/2021)

 

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