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Chipmunk / チップマンク


<香 調> スパイシーウッディオリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 60ml
<濃 度> Extrait de Parfum (18%)

トップ
マルメロ、ピンクペッパー、レッドマンダリン、カルダモン、ナツメグ
ミドル
カモミール、ヘーゼルナッツ、ファーバルサムabs、オークabs、アーシーノート
ラスト
シダーウッド、アミリスウッド、パチョリ、ベチバー、ベンゾイン、オポポナックス、ガイヤックウッド、アニマルノート



2021年夏の発売で、調香はLushを手がけたというイギリスのPia Longが担当。ナッツの効いたウッディオリエンタルを想像していたら、とても使いやすそうなスパイシーウッディでした。しかも、かなり軽めな印象で、時間と共にじわりじわりとファーバルサムやオークの苦味ばしったオリエンタルノートがウッディノートに重なり始めます。木の実が落ちた秋の風景。彼は冬支度をする実りの秋をイメージしたようですが、そう考えるととても静かな印象を受けます。


 

シマリスのイメージというのは各国それぞれにあって、公園の芝生のイメージが一番多いのではないでしょうか。芝生の中にある樹木にリスがたくさんいるのです。でもそれはハイイロリスで、正しくはシマリスではありません。日本に多く生息しているのも台湾リスであり、シマリスではないんですよね。リスと言えばスリランカのシーギリア近くに宿泊した際、小鳥の声ではなくリスの鳴き声で目覚めたことを覚えています。ホテルはカシューナッツの森の中にあり、カシューアップルと呼ばれるナッツのついた実がたくさん実っていました。でも、そのリスたちはきっとヤシリスであって、性格にはシマリスではないのです。リスはSquirrelですが、敢えてChipmunkにした理由はどこにあったのだろうと考えると、おそらく親しまれている特別種であることと、頬袋をもった種であることでしょう。全てのリスが頬袋を持っているわけではないんですね。

Zoologistの香りの中では日常的に使いやすい部類の香りで、ワイルドさもなく、好まれやすい香りなのではないでしょうか。

(24/03/2022)

 

 

 

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