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Tyrannosaurus Rex / ティラノサウルス・レックス


<香 調> スモーキーフロリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 11ml
<濃 度> Extrait de Parfum (23%)

トップ
ベルガモット、ブラックペッパー、ファー、ローレル、ネロリ、ナツメグ
ミドル
チャンパカ、ゼラニウム、ジャスミン、オスマンサス、ローズ、イランイラン
ラスト
レジン、ケード、シダーウッド、シベット、フランキンセンス、レザー、パチョリ、サンダルウッド、バニラ



 

Antonio Gardoniによる調香で、初めての恐竜です。彼は独学の調香師で、天然香料をメインに使用していますので、原価も高くついたのでしょう。この香りは175ドルと他より高価格となりました。また、限定ボトルはパッケージが赤で、イラストがサングラスをしているデザインに。

恐竜が生きていた時代にどのような花が咲いていたのか、実際のところはまだ不確かでしょうが、花の化石からすでに虫が交配を行っていたことが明らかとなっています。落雷による火事が頻発していた白亜紀に思いをはせた香り。

 

 

香りは、スモーキーノートの強いフロリエンタルです。とてもパワフルで煩い、騒音の陽にも感じられる香りで、グイグイとその存在を主張してきます。香りはトップのスパイスもシトラスもスモーキーノートに隠れて感じられず、フローラルノートも1つ1つの香りは感じられず、全体としてフロリエンタルとなっているのです。フローラルノートをスモーキーにしたというのはなかなか珍しく、おそらく大手の調香師たちでは作らないタイプです。大手の調香師たちは洗練された美しいものづくりが求められますので、こうした香りは需要がないのです。それを良しとしてしまう辺りがこのブランドの面白いところですよね。

 

 

スモーキーノートは長く肌に残り主張しますし、肌に残る残り香はスモーキーなオリエンタルですから、どうしても女性向きな香りではありませんが、これこそニッチなフレグランスだと胸を張っているようです。

(01/10/2018)

 


 

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