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Mango / マンゴー



学 名
Mangifera indica L.
別 名
 
抽 出
なし



学名にインドと名がつけられているように、原産は熱帯アジアの中でも北インドだと言われています。国内でも沖縄では露地栽培されている言わずと知れた南国植物ですが、その樹高が10〜20mにもなることは、旅行した方でないと知らないことなのかもしれません。

 

 

とにかく巨木になってしまうため、マンゴーの花粉を媒介するのはハエです。高いところまで蜂は飛ばないんですね。ですから、花の香りはハエを呼ぶための香りを発します。そう、少し腐敗臭っぽい酸味を発するのです。果実の方も完熟すると少し腐敗寸前の酸味が感じられるようになりますよね。日本ではとにかく糖度の高い品種が好まれていますが、インドもスリランカもタイも、日本以外はもっと酸味の強いさっぱりとしたマンゴーを食しています。

マンゴーの香りは比較的日本人にも馴染深いため、イメージがしやすいと思うのですが、香気成分としてはココナッツやピーチ類が存在します。コンパウンドを作る際にはグレープフルーツやカシスのツンとしたビターフルーツテイストの中にココナッツとピーチを入れて調整していくのです。トロピカルフルーツの代表ですので、香水にもよく使用されますが、相性の良いのはスイートオレンジやパイナップルでしょう。

ウルシ科の植物のため、敏感な方は樹木の下を歩いただけでもかぶれてしまいますのでご注意を。天然香料も採取が出来たとしても安全なものではないのかもしれません。

(13/08/2015)

 

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