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第17号/2009年3月13日

■続、調香体験セミナー

1月よりスタートしました調香体験セミナーですが、わりと好評で、平日しかご都合の付かない方が平日に参加されたり・・・という変則的な開催も含めますと述べ30名ほどの皆さまが体験されたことになります。今週と来週末の開催を含めますと42名ですもんね。1年で120名を超える参加者・・・と予想すると結構な数なのですが、何よりも皆さまの作り出した香りを12月に1人で香りなおす、ということが楽しみです。勝手に今年のNo.1なんか決定したりして。

なんだか参加される方々のお好みを拝見していますと、季節が春に向かう時期だからか「今使いたいもの」ではなくて「これから使いたいもの」という視点でグリーンフローラルを調香される方が多くいらっしゃいます。ハーバルだったり本当にグリーンだったり、フローラル調のものであったり、ローズ系のグリーンであったり。またミモザやヴァイオレットと言った季節感のある香りを生かした香り作りをされている方も多いですよ。チュベローズにフランキンセンスとか、シプレなダークローズなどハッとするような香りを作られる方々もいらっしゃいますし、偶然にもトップがペンハリガンのOPUS1870に似ていた・・・なんて体験もあったりして調香って不思議です。2/21は読売新聞夕刊の体験取材が入りまして皆さんにご協力を頂いたのですが、無事に3/9の夕刊に掲載されました。なんだか扱いが大きくてびっくりでしたけど、これを見てセミナーに申し込み下さった方もいらっしゃって幅の広がりを嬉しく思います。3月の調香体験は満員となりましたが、講義セミナーと4月分はま大丈夫です。

シリンダーとかビーカーとか手にすることはとても久しぶりでしょうけど、作る楽しさは体験してみないとわかりません。是非、チャンスがございましたら香り作りの深さを体験して見て下さい。


■新コンテンツスタート

先月号で記載していました「ローズの精油比較」が、香水を好きというよりも精油が好きというアロマから入られた方々から多く反響を頂きましたので、新しいコンテンツと致しまして「Essential」というタイトルで精油のレヴューをスタートしました。販売サイトにはボタニカルな説明はありますが、香りそのものに対する説明が少なすぎると常々思っていたので香水へと繋がっていく素材のレヴューをまとめて行きたいと思います。 その後は香水関連の書籍のレヴューもまとめていきたいと考えています。これも図書館に行っても借りられないものが多かったり、書籍自体が高額だったりすると躊躇しますもんね。時々問い合わせを頂くのですが、調香師の方々についてのとりまとめと言うのは行う予定がありません。海外サイトですでにきちんとまとめられているというのも理由の1つですが、毎日毎日新作香水情報で出て来るものを全て取りまとめていくのはとても重労働なのです・・・。しかも、僕自身が調香師の方々にこだわりがなく、好きな調香師もいないという状況ですので熱が入らないんです・・・(汗)僕が好きなのは調香師ではなくてその香りを作り出したプロデューサーですので、イコール、ブランドオーナーであることが多いようです。著名な調香師の方々はほとんど香料会社に所属されてらっしゃいますから、会社とクライアントの縛りの中でしか制作出来ていないというのが現実なのです。

今月、芳香性を強めたという新品種のスイートピーを頂きました。確かに香りが強いんです。飾っておくと同じテーブルの上は香りが広がってとっても素敵です。スイートピーは活ける際に少し砂糖を入れると活性剤になるってことご存知でした?祖母が育てていたスイートピーたちはいつも薄い砂糖水に生けられていたことを思い出します。今年はこの水彩画のようなスイートピーの香りを本当に久しぶりに堪能することが出来ました。後はヴァイオレットです。proficeのトップ画像も季節感を・・・ということでヴァイオレットに入れ替えたのですが、オフィスではこんなに咲いているんです。花束にするほどの茎の長さはないけれど、それでもぎゅっとつかめるほどの大量なスイートヴァイオレットです。この花々をボトルと組み合わせてトップに飾ったわけです。うーん、今もとっても香っています♪

ヴァイオレットの次は桜ですよ、皆さん!!

■オークモスとパチョリ

先月のメルマガでフランキンセンスとパチョリを取り上げましたが、今月はオークモスとパチョリです。たまたま購入していたオークモスとパチョリですが、従量制で購入していたために届いた際には膨大な量だったんです・・・。軽いんですよね、2つとも・・・。(そりゃ乾燥してるものなんですから)ということで、ティンクチャーにしてみよう♪という実験です。先月ご紹介しましたフランキンセンスとミルラはアルコールを入れて熱するというものだったのですが、今回のものは単純に漬け込むだけです。ホワイトリカーに梅を漬けて梅酒を作るような感じですね。(氷砂糖は入れませんが)

さて。オークモスというのは乾燥した状態で保存されていますが、実際に採取される際はもちろん生きています。生えているというべきでしょうか。一度水に漬けて戻したものを堅く絞ってアルコールに漬けるのですが、水にふくませただけで水溶性のものが溶け出すからか色水が溢れます。そうしてギュッと絞って入れたオークモスはわずか数日で色を発し、どんどんと濃くなっていきます。調子に乗って一度取り出し、絞って濾してから新たな別のオークモスを投入してみたところ色の濃さは倍増し、そのまま使えるオークモスティンクチャーが完成してしまったのです(汗)

恐る恐るムエットを入れてみると・・・ドバーッと香る生のオークモスの香り!!!それはなるで生臭い海水のような香りです・・・。でも、確かにこれがオークモスの香りなんですよ。不思議だなぁ。別に不快なわけではなくて、海を思い起こさせる香りなのです。

これがオークモスなんです。
まずはアルコール漬けにしてみます。
越して中身を入れ替えて2ヶ月後。
ゴミにしか見えないパチョリです。
1度目だとまだまだ色が薄いのに。
2度目だと下が見えません・・・。

同様にしてパチョリも漬け込み、取り出し、漬け込むという2回の繰り返しで濃度はばっちりとなり、3パーセント程度はあるのではないかと思うような濃度となりました。このまま香水に組み込むことだった可能な状態です。(それほど主張して欲しくない香りですし)パチョリの香りは枯葉というかやはり素材そのものの土っぽいパチョリの香りになっています。オークモスもパチョリもティンクチャーは素材そのものの香りがすることが判明です。花はそうはいかないのに、乾燥したこういうものは大丈夫だなんて・・・。

ちなみに、調子に乗って作ってみた他のティンクチャーはヒヤシンスとヴァイオレット、蝋梅の3つなのですが、ヒヤシンスは悪臭に、ヴァイオレットはレーズンのような香りに、蝋梅は色ばかりで香りが移らないという状態でした。やはり生花の香りを写取るというのは大変なことなんですね。後、オフィスでつくれるものはベンゾインとかトンカビーン辺りでしょうか。そのうち試してみたいと思います(笑)

■Artemisia Natural Perfume

アメリカの天然香料のみを使用したブランドです。Lisa Fongが1人でコツコツと作っているブランドで、最近Yuzuの香りが追加されて全部で7種類となりました。そのうち6種類を駆け足でご紹介したいと思います。このブランドは精油のみを使用しているということで、イメージ的にはAyala Morielなんかに近いです。テイストもそっくりですからやはり幅広い香りは作りにくいのかなぁ。(特にラストノートはそっくりなものが多いように感じます)天然香料のみゆえ、香りは独特で渋みがあって落ち着いています。拡散性が低いという理由もありますが。ときどきこちらのブランドはセールを行っており、サンプルセットを安く買えたので購入してみました。

購入すると1mlのスクリュー缶に1.25mlを入れて送ってくれます。普通郵便のために2、3週間かかる場合がありますが、じっくり待てばきちんと届きます。ただ、僕の場合は6種のサンプルセットだったのに5種しかなくて同じものが2個入っていました・・・。慌ててメールをすると、間違った分はそのままで良いから送りなおします・・・とのことで待つこと2週間。1.25mlのサンプルが1つだけご丁寧に送られてきました(笑)とても親切な方ですよ。メールの対応も早かったです。彼女はスクールも行っていて、うちの調香体験セミナーのようなものを開催しています。ただ、4時間で120ドルですが・・・。いくら天然香料のみとは言え、簡単に参加できる価格ではないよなぁ。(うちのセミナーもかなり天然香料を使ってるんですよ)


■Ondine

多くの文化の中で人々は河、池、湖のような水にスピリチュアルな影響を受けるとされています。そう、オンディーヌは水の精。

ナルシス、アイリス、ケワダアッター、ヴァイオレットリーフ、ミルラ、シーウィード

アイリスにナルシスなんですね。キレイな香りというよりも少し生臭いくらいの海っぽい香りがします。これが海草(シーウィード)の成せる業なのかもしれませんが、この生臭いと感じた香りが良い香りに思えてくるから慣れって不思議です。ハーバルなヴァイオレットリーフに樹脂香が重なった香りになっていくのですが、思いの他チラチラとアイリスが出てきます。その中の渋い干草っぽさがナルシスなんでしょうね。キレイな花ではありませんし、水の精というほど澄み切ったキレイな香りではありませんが、精油だからこその香りを楽しめます。香りはハーバルさを持ったまま薄れるように消えていきます。(持続は約90分)価格は8.5mlが45ドル、17mlは75ドル。


■Coffee Flower

春一番が吹き荒れた後、コーヒーは星型の白い花を咲かせます。

ジャスミン、ガーデニア、カルダモン、クローヴ、コーヒー、ビターオレンジ、ヒマラヤンシダーウッド、マダガスカルバニラ、フレンチコニャック

とても不思議な香りです。コーヒーが強く出ているのですが、同時にバニラも出ているので甘くて美味しいコーヒーになっているんです。でもそれだけではなくてジャスミンがドバッと出ていますので、甘くて美味しいコーヒーとジャスミン、という組み合わせ。他の成分はあまりはっきりとわからないのですが、これは独創的ですよ。好き嫌いは分かれそうですが楽しいと思います。甘さがひと段落するとコーヒーとジャスミンが際立ち、コーヒーが先に薄れて最終的にジャスミンが残ります。途中少しアニマリックで妖艶なジャスミンになっていましたが、ラストノートはキレイになっています。とは言え、この間わずか20分で、後は薄れて3時間ほどで消えて行きます。価格は17mlが95ドル、35mlは180ドル。


■White Lavender

ホワイトラベンダーはパープルラベンダーのようにハーバルではなく、もっとフローラル調の強い種類です。そのホワイトラベンダーのふくよかな香りをライトにフレッシュに表現したもの。

トップ:ローズ、ラベンダー
ミドル:ゼラニウム
ベース:マイソールサンダルウッド、アンバーグリス

ローズはどこ?ゼラニウムはどこ?というくらいまっさらなラベンダーの香り。ラベンダーがワイルドではあるもののすっきりと美しく香っています。ただ、時間と共に少しくぐもった藁っぽい香りが混じってくるのですが、ウッディと交じり合った結果なのでしょうね。ラベンダーも高価なアブソリュートを使用しているようで薄いグリーンとなっています。Palazzo Vecchioのラベンダーととても良く似ているのですが、こちらの方がフレッシュで軽さを感じます。意外にも持続はそこそこ良くて4、5時間香ります。価格は8mlが45ドル、17mlは60ドル。


■Eros

ローズは心と魂のエンブレム。エドワーディアンローズと言うアンティークローズをテーマとした香りで、1820年代にレユニヨン諸島からフランスに持ち込まれたのが最初だそうです。

トップ:ブルボンローズ
ミドル:ヴァイオレット、アイリス、ゼラニウム、サイプレス、ネロリ、ローズオットー
ベース:オークモス、ベチバー、アンブレットシード、マイソールサンダルウッド、ムスク

香りはローズが軸なのは確かなのですが、パチョリローズの組み合わせに重いゼラニウムが乗っかった感じです。パチョリというか枯葉のような
香りなのですが、オークモスとベチバーの組み合わせなのですね。パウダリー感も出ていますが、ヴァイオレットっぽさはあまり感じません。次第にローズが様々な香りの中に埋もれて一体化していくのですが、やはりローズだけは消えずにきちんと存在しています。これくらい渋いものだったら男性でも平気なのではないでしょうか。ただ香りの持続は1時間程度と短いです。価格は8.5mlが45ドル、17mlが75ドル、35mlは145ドル。


■Voile

Claude Debussyと同じ名前の音楽にインスパイアされた香りで、夏の風に乗って運ばれるベールのような地中海の香り。

オレンジブロッサム、フランジパニ、ネロリ、サンバックジャスミン、アンバーグリス、ミルラ、ベチバー、ラベンダーコンクリート

オレンジブロッサムとネロリが軸なのに全然爽やかではない香り。すぐにラベンダーが出てきて、爽やかというよりもアロマティックに落ち着いた雰囲気で香るんです。フランジパニは良く分かりませんが、ジャスミンは主張してますよ。ミドルではもうネロリもオレンジブロッサムも薄れてしまってラベンダーの強い中にベチバーが隠れているというウッディ系ラベンダーに早代わりします。夏の風とか地中海とか全くイメージと違う香りなのですが、僕の好きなアロマティック系に落ち着いてラストはホッとする香りでした。香りの持続は2、3時間で価格は17mlが75ドル、35mlは145ドル。


■Edenwood

エデンウッドは全く異なる2つの側面を持ちます。1つは輝くようなグリーンノート、もう1つは夢のような香り。

リンデンブロッサム、ウィンターグリーン、クラリセージ
チュベローズ、ジンジャーリリー、パチョリ、トンカビーン

なんとチュベローズ、リンデンブロッサム、トンカビーンをメインとしたメンズな香りなのだそうです。チュベローズが居ます居ます。精油のチュベローズがリンデンブロッサムと鎮座しています。それは確かに渋くて干草っぽい藁っぽい香りになっていてメンズっぽいなぁ。ウィンターグリーンも出ていて湿布のような部分が次第に強くなっていきます。光毒作用があるために精油が多量ら使えないトンカビーンはあまり強くは入っていないようです。(でもわかりますよ)ミドル以降はチュベローズというよりもくぐもったハーバルウッディ香となるので楽しいかというと微妙なのですが、精油感はたっぷりと感じられる香りです。香りの持続は2、3時間で価格は17mlが75ドル、35mlは145ドル。


典型的な「ナチュラルパフューム」を打ち出すブランドの香りたちでした。アーティスティックな雰囲気はあまりしなかったけれど、精油のみを使用している感は存分に味わうことが出来ました。サンプルセットを販売してくれていますから、一度しっかりとこういう系統を体験されたい方には良いのではないかと思います。アーティスティックという点ではStrange Invisible Perfumeの方が数段上ですが、素朴感を感じられるのがこのブランドの良い所かも。

■調合香料って何?

調香体験セミナーを開催する際にご説明しているのですが、調香体験で使用している香料は大きく分けて天然香料と合成香料とあります。その他に「調合香料」というものを使用しています。また天然香料と合成香料にはそれぞれ単離香料というものが存在します。ミントの精油から分離されたメントールは天然由来であれば天然香料ですが、化学的に作り出したものであれば合成香料です。同じようにリナロール(ローズの香気成分の一部)がローズウッドから生成されれば天然香料ですが、化学的に作られたものは合成香料となります。これらの天然香料と合成香料をブレンドして作られた香りが調合香料(コンパウンド)と言うのです。エッセンシャルオイルは素材そのものの香りではありませんし、エッセンシャルオイルが採取できない植物もあります。それらを再現するにはブレンドして作り出すわけです。それは香料会社各社のオリジナルレシピが存在し、日々新製品が生まれ廃番となっていきます。(香料自体が廃番となると、香水の香りもわかずかながら変わってしまいます)

基本的に素材そのものを再現するのに良く使われているのは「ヘッドスペース法」という手法です。生花の場合、それをすっぽりと覆って香気成分を取り出して分析するという手法なのですが、100パーセントは無理にしても10人中9人が似ていると言うであろう香りを作り出すことが可能です。先月、ちょうど単品香料をいじっていた際に興味本位で書籍に記載されている香気成分をもとにチュベローズを再現してみました。ら、なんと単品では全くそれらしくなかった香料たちが合わさったことで1つの花を形成したのです。これはびっくりでした。構成要素はわずか11種です。その構成要素はフローラル調の香料にココナッツとピーチ・・・など。

もちろんこの配合が完全なものではなく、それらに微量要素を付加していくことで自身の納得出来る香りが出来上がるのであって、最終段階ではないのですが、飽くまでも「調合香料」として香水を構成していく要素のひとつとしては十分なものとなりましたので、調香体験セミナーの使用香料に加えることとなりました。

このような加えていくと突然そこに開花するという体験を皆さんに伝えたくて「チュベローズの簡易調香キット」なるものを作り出し、SNSの方での希望者の方々にお送りしたのですが(有料ですけど)、皆さんどうでしたでしょうか?こんなマニアックなキットに飛びついてくださった方々がいらしたことにびっくりでしたけど、チュベローズはこうして生まれる・・・というびっくり体験なのです。

同様にして完成したのがキンモクセイ、ミモザ、梅です。調香体験時には是非香ってみて下さい。キンモクセイなんかかなり生花っぽいので、今年の秋にはキンモクセイの香水を作るという調香体験セミナーを開催したいと思います。ちなみに、これからの花見が楽しみな桜はバラ科ということでローズの香気成分にミモザ、アーモンドの香気成分と有名な桜の葉の香り成分クマリンを混ぜて形作られます。こちらも調香体験では試すことが出来るかも♪

■春はこんな香りをチェックです。

3/19■Anna Suiの新作「Live Your Dream」

10周年記念フレグランスだそうで、デザイナーのAnnaがモットーとしているLive Your Dreamを香りとして表現としたもの。

トップ:スズラン、ウォーターフラワーアコード、ホワイトペッパー
ミドル:シアージャスミン、ブルガリアンローズ
ベース:チークウッド、ムスク、トンカビーン、サンダルウッド

アナスイの香りはボトルとブランドイメージに反して独自性がなく、万人に向けて使い安くクセのないものが多いのですが、今回はウッディフローラルということでフルーティーな流れを変更したようですね。30mlが5,250円、50mlが7,975円で若い世代に向けて新発売です。

4/1■Jennifer Lopezの新作「Sunkissed Glow」

フロリダのイスラモラダ島で撮影されたビジュアルだそうで、フルーティーフローラルな新作です。Glowとしては5作目になるのでしょうか。前作のDeseoの良い評価というか売れている感が全く感じ取れないのですが、セレブ・有名人系の中ではトップセラーですよね、いつも。

トップ:レッドグレープフルーツ、パイナップル、カシスシャーベット
ミドル:オレンジブロッサム、ウォーターリリー、パッションフラワー
ベースアンバー、ムスク、カシミアウッド

ボトルにはビーチっぽく貝殻のアクセサリーが付いています。30mlが5,565円。

4/2■Narciso Rodriguezの限定「Narciso Rodriguez Essence」

アメリカでは3月に、世界的には4月に発売される限定品です。とってもセクシーだけどクリアでクリーンでピュアなのだとか。もともとのNarciso Rodriguez For Herが夜用だとしたらこれはデイタイムに使える香りなのだそうです。

香りはやはりこのラインらしくムスクが強いようで、パウダリーフローラルムスクとなっています。調香はFirmenich社のAlberto Morillasによるもので香りはアイリス、ローズ、ベンゾイン、ムスクの4つの香りがキーノートとなっています。50mlのEDPが11,550円。

3/28■Le LABOの新作「Oud 27」

今月世界発売される地域限定版ではなくて共通ラインの新作です。今回のテーマはウードなのですが、いつもタイトルとは違った香りを基軸としているブランドなだけに全然ウードではないのだろうと予測したらなんと強いアニマルレザリーな香りでした。

アトラスシダーウッド、インセンス、パチョリ、サフラン、ガイヤックウッド

上記だけではなくてアニマルノート、ラブダナムに含まれるアニマルっぽい香りだけではなくて本当にシベットとかありそうな感じで、香った方(フランス人)の印象は

「熊よ、熊っ!!」

とのこと。動物園とか剥製の香りだなんて意見もありますが、香料に慣れてしまっている僕はカストリウム系のレザーノートにラブダナムやウッディを加えていった印象が強くて、全く臭いと思うどころか「良い香り」に思えて好きなんです・・・。きっとこれを好きだというのは少数派でしょう。でもでも、そんなに動物っぽいアニマル香だと聞いたら香りたくなるでしょう?

ペットを飼ってらっしゃる方には受けが良いのではないかと思います。男性なんかセクシーだと思うんだけどなぁ。

4/3■ Sisleyの新作「Eau de Sisley」

3つのサマードレスというテーマで作られたEDTだそうで、シンプルな円柱形ボトルにシスレーらしいキャップがついています。タイトルもシンプルに番号となっていて、イメージを先行しないようにしています。

1、Eau de Sisley 1はミステリアスな夏の庭。

トップ:グリーンタンジェリン、グレープフルーツ、ピンクペッパー
ミドル:ジャスミンウォーター、グリーンティー、ジュニパーベリー
ベース:シトラスシプレノート、ムスク

2、Eau de Sisley 2はグリーンノートホワイトフローラルのドレス。

トップ:カルダモン、ベルガモット、バジル
ミドル:ウォーターリリー、エジプシャンジャスミン、シクラメン、ローズ
ベース:パチョリ、ベチバー、シダーウッド、サンダルウッド

3、Eau de Sisley 3は意外性があるのにクセになる香り。

トップ:ベルガモット、タンジェリン、グレープフルーツ、レモン
ミドル:パープルジンジャー、オスマンサス、ピーチ、アプリコット
ベース:パチョリ、ベチバー、ベンゾイン、バニラ、ムスク

キャップはEau du Soirと同じく Bronislaw Krzysztofによるデザインなのだとか。100ml の1サイズ展開のみで16,800円と高価格です。全体的にすっきりさっぱりとサマーフレグランスのように使いたい香りなのでしょうけど、パシャパシャと使うには価格が高めです。

発売日未定■限定「Infusion de Fleur d`Oranger」

わずか4ヶ月間だけ限られた世界250ヶ所で発売されます。香りを手がけたのはDaniela Andrierで、オレンジブロッサムアブソリュート、ネロリ、マンダリン、ジャスミン、チュベローズ、アクアノートを加えたものが核。このボトルは1913年にMiuccia Pradaの祖父がデザインしたものなのだそうです。これはどうやらプラダ青山店で発売されている Prada’s Exclusive ScentというパルファムのEDPバージョンのようで、香りはNo. 4 Fleur de Orangerなのだと思います。今後毎年期間と数量限定で「Ephemeral Infusion Collection」として発売されていくそうですよ。Prada’s Exclusive Scentは現在10種出ていますからルタンスのようにどれが発売されるのか楽しみですね。パルファムを買うかどうか悩んでいたのですが、ナルシスの発売を楽しみに待つことにします。
4/15■Gucciの新作「Flora」

ボトルの下に広がっているデザインは1966年に初めてスカーフに使用されたフローラプリントで、このデザインはあのグレースケリー元モナコ王妃によるもの。彼女、花が大好きでしたもんね。調香を手がけたのはFirmenich社の方なのですが、この香りはとにかく「若い世代に」ということを強調しているようです。Gucci by Gucciの姉妹版で妹の方なのだと。

トップ:シトラス、ピオニー
ミドル:ローズ、オスマンサス
ベース:ピンクペッパー、サンダルウッド

Gucci by Gucci同様ベースにパチョリはいるもののyounger audienceに向けたものだと強く書いているということは10代〜20代前半ということなのかな。可愛らしいフルーティーフローラルだと予想します・・・。オスマンサスも普通にフルーティーフローラルの中に隠れてしまうんだろうなぁ・・・。香られた方の印象では「普通に良い」ということでしたので、Chloeに続くヒットになったりして。一部先行で4/15発売ですが、全国展開は5/13ですので要注意。

 

4/15■Lanvinの新作「L'Homme Sport」

テニスプレイヤーのラファエル・ナダルが初めて広告塔となる香りです。この広告のためにダイエットしたのか激痩せしてます。シトラスノートにラベンダーやセージのハーブ。そしてベースはムスクとオークモス。オークモス?
シプレな香りを若干22歳の彼が?と疑問だったのですが、香りは普通のスポーツコロンのようです。なんだか安心。EDTの30mlが6,090円。
■その他の香りたち

Chloeは大ヒット作のEDTバージョンが4/8に新発売。50mlが9,450円です。若者のChloe熱が冷めないうちに次を!!ということなのでしょうけど、夏に向かう季節にはEDTの方が良いですもんね。シトラスノートとスイカのアクアノートが加わっています。可愛らしくChloeを買うか、大人しくMitsukoを買うか・・・あなたならどちら?
僕はアクアアレゴリアを待ちます(笑)

Gwen Stefaniの「原宿Lovers」も新発売です。世界発売は随分前だったので、今頃なのかとびっくりしましたけど、秋を逃したら春ですよ。日本語の「かわいい〜」という言葉が世界的ヒットしていますので、それをテーマにした香りたちで30mlが5,775円。本当に原宿に集う中高生をターゲットにした雰囲気です。

後はカルヴァンクラインのユーフォリアのスプリングバージョンが4/22、バーバリー、イッセイミヤケ、クリーンからも新作や限定が発売されたりもします。
4/15■Marc Jacobsの限定「Daisy Blooms」

国内発売名は「デイジー オードトワレ スティッカー エディション」なのだそうですが、ステッカーを貼ってカスタマイズしてね、ということのようです・・・。今年はグリーンが流行なのか同じく4月にはニナリッチのあのリンゴのボトルがLove by NINAとしてグリーンボトルで新登場です。香りももちろん青リンゴに切り替わっているのですが、こちらのマークジェイコブズは香りが据え置きで現行品のEDTと同じ香りですので要注意。ニナリッチもマークのこのシリーズもボトルコレクターにはたまらない製品でしょうけど今後毎年色違いが発売されたらたまらないですよね・・・。EDTの50mlが8,925円。

4/17■Guerlainの新作「Mitsouko Fleur de Lotus」

今年も新作ラッシュを迎える春ですが、ミツコにロータスを従えてアクアティックフローラルなミツコとして新登場です。90周年だなんて後10年待って「製作に10年かかりました」とした方が良かったのに。日本限定発売だと紹介しているサイトがありますが、プレスリリースが世界に配布されていますので、日本限定ではないと思いますよ。天然香料のロータスを使用していたらびっくり価格になると思っていたのですが、そこは合成で・・・ということで50mlが9,450円というカジュアル価格で新発売。 僕はこの香りよりもアクアアレゴリアのミモザティアラの方が気になります。

4月上旬■Serge Lutensの新作「Nuit de Cellophane」

セロファンの夜と名づけられた香りがザ・ギンザの仮店舗オープンに合わせて発売となります。毎年3/21に国内発売される香りが今年はないと思ったらこういうことだったのです。

今回のポイントは3つの香りで、チャイニーズオスマンサス、ジャスミン、マンダリンピールです。核が3つのノートならきっと十分にオスマンサスっぽさを楽しめるのではないかと期待が高まりますが、この香りだったら9/21に発売してくれた方が売れただろうに・・・。日本だけだとしても。

夜に香るジャスミンとオスマンサスをセロファンで優しく包んだという感じでしょうか。夜空があまりに素敵だったから、それをラップに包んでしまいたくなった。君にプレゼントするために・・・。そんなリリース文(詩)でした。この香りの発売と同時に以前にも限定で発売されていたCherguiと、フランス資生堂の販売ラインとして国内発売されていなかったFeminite du Boisがルタンスのこのボトルでラインに加わり発売となります。通常ラインですが濃度がEDPになったため、今までのボディスプラッシュやパルファムは廃番となるのでしょう。3本同時発売ですので、ファンの方は要チェックです♪

Aセット■プレゼント (3名様)

今回は3/4に新宿伊勢丹にて先行発売されたAnnick Goutalの新作「Un Matin d’Orage」と、これからEDPバージョンとなってルタンスラインに加わるFeminite du Boisと、新たなproficeのトップページを飾っているヴァオレットの香り3種をセットにしてプレゼント♪ (1.5ml×5種を3名様)

1、Un Matin d’Orage (Annick Goutal)
2、Feminite du Bois (Serge Lutens)
3、Violette Precieuse (Caron)
4、April Violets (Yardley)
5、Violetta di Parma (Borsari)
6、その他 (Secret)

Bセット■プレゼント (多ければ抽選に)
生々しいティンクチャーのパチョリとかオークモスを香ってみたいぞ、という興味深々な方はご応募を。
応募が殺到するとは思えませんが、アロマ関係の有資格者、教える立場の方々は本物の香りを体験しておく方が有効だと思います。(というか、最低限知っておいて欲しいです・・・)

応募はこちらから。※月曜日正午締め切りです。→締め切りました。沢山のご応募ありがとうございました。
profice SNSにご参加くださっている皆さまは、SNSのメッセージで頂いても結構です♪
今回も随分と長くなってしまいましたが、お付き合い下さいましてありがとうございました ! !

 

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