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■Carbonnel社訪問のその後は・・・

 

 

Carbonnel社の訪問を無事に終え、クリスがランチに連れて行ってくれました。近くにある地元の方で大人気のレストランは、フィレンツェ並みのティーボーンステーキハウス。びっくりサイズの肉がこれでもかと焼かれたそれは、ボリューム満点。彼曰く、「この店の味は最高なんだけど、サービスは最低なんだ」。と言って、テーブルセットを勝手に用意してセッティングしはじめました。常連ならではのセルフサービスです。やってもらおうとするから気分を害すのだと。

食後、ちょっと時間があったら観ていく? と誘ってくれたのは、コロニア・グエル教会(Colonia Guell)でした。ガウディ建築のミニサイズがあるんだよ、と。え? それ本当? 冗談じゃなくて? と、全然予備知識がなく知らなかったのですが、着いてみてびっくりです。とんでもない建築が現れたのです。


 

なだらかな丘に埋もれ、境を感じないよう風景に溶け込むように設計された教会です。

 

 

観光客がほとんどいないこの中に入ってびっくりですよ。サグラダファミリアは観光客で満員ですが、同じガウディ建築のこちらは全然です。美しい、そして凝っている。椅子1つとってもデザインが素晴らしい。家族、カップルが座れるよう2人掛けとなった椅子も曲線美を生かしたものに。聖水を入れてある場所は、大きな大きなアコヤガイでした。当時、フィリピンから取り寄せたのだそう。

 

 

どこをどう見ても美しい建築ってあるんですね。

 

 

日常的に使われ続けた、古い教会も趣がありますが、こちらはまだそこまで古さはなく、ただただ静かな美しさを湛えていました。

 

 

中に取り込まれる光は、こうした絵画のようなステンドグラスによるもの。

 

 

この教会は未完成です。上記のように大きな教会になるはずだった、入口の部分だけの教会です。それは逆さまにして荷重計算されたものだというのが有名ですが、これを見て気づく方も多いはず。そう、サグラダファミリアと同じなんです。彼のパトロンだったグエルが依頼したこの教会はサグラダファミリアの縮小版みたいなもの。クリスは、バルセロナ市内からわずか20分の距離にあるのに、なんでみんなここに来ないの? と、この教会の素晴らしさを説明してくれました。穴場中の穴場、是非バルセロナを訪れる際には出かけてみて下さい。アクセス等、詳細はこちらをご参照下さい。

 

 

■香水博物館(Museu del Perfum) に行ってきました

バルセロナに香水博物館があるのをご存じでしょうか? Carbonnel社の訪問の際、Ramon Monegal氏にお聞きしたのですが、その理由は簡単でした。彼らの昔の香り、つまりMyrurgiaの美しきヴィンテージたちがたくさん所蔵されていたから。更には僕がヴィンテージコレクターだと目を輝かせて伝えたから。博物館という建物ではなく、普通の香水ショップの奥にそれはありました。入り口を入り、一通り高級フレグランスを試した後、奥にある入口へと進みます。なんと、入場料はたったの5ユーロ!! ホントに? 入ったところでパウダーボックスたちが出迎えてくれました。デザインが素敵だよなぁ。

 

 

順路の通りに回ると、まずは古代エジプトの壺から始まります。石を削って出来たアラバスターの容器ですね。

 

 

その奥に行くと、お宝の香水瓶たちが次々と登場してきます。もう、身もだえするほど神々しい。

 

 

これが正面からの図。1800年代後半から1900年代半ばくらいまでのヴィンテージがブランドごとに展示されているのです。見ているだけため息が・・・。

 

 

なんと、その中には資生堂のコーナーもきちんとありました。資生堂が保管しているヴィンテージに比べたら見劣りしてしまいますが、一般的にはこれで十分でしょう。日本以外で販売されていないものがほとんどですから。

 

 

大好きなキャロンもジャンパトゥももちろんありましたよ。展示用ボトル(ダミー)も昔はたくさん作られていたんですよね。

 

 

バレンシアガも、今とは違い、とても上品なパルファムを手がけていました。

 

 

外せないのはやはりゲランでしょう。シプレなんて直球なタイトルのものもあったんですね。

 

 

Vegaの液体がブルーなのが気になりますが、なかなか見られないオリジナルを見られた(特にサイズ感とか)のは貴重な体験でした。この美術館は観光地のど真ん中というか、アクセスの良い場所にありますので、観光のついでに立ち寄れますよ。詳細はこちらをご参照下さい。オフィシャルサイトで小さな画像ですが、所蔵品を閲覧することが可能です。

 

 

クリスにお酒は好きだよね? と聞かれ、バルセロナで一番美味しいジンが飲める店を紹介するよ、と言われたのがBobby Ginでした。夜はさぞかし賑やかなんだろうなぁ・・・と思わせる路地を入った先にあったBarなのですが、そこでジンを飲んで一息つくことにしたのです。このジンが凄かった!! スパイスとオレンジピールを入れたジントニックだったり、ローズマリー等のハーブが入ったものであったり、とにかくいろいろと趣向を凝らした香り高いジンだったのです。さすが、調香師視点、セレクトのBarです。何よりも乾燥した空気の中、喉を潤してくれました。

 

 

翌日、店舗のオープンを待つように出かけたのはRamon Monegalのバルセロナ本店でした。だって、お二人に行くと約束したんですから。そこはきちんと守るのが日本人。紹介下さった香水美術館もBarも全てクリアしたのですから、ここを外すわけにはいかない。でも、そんな朝早くに彼らがいるとは到底思えません。いいんです、ちゃんとお店を訪れた、と本人に伝われば良いのですから。ということでラフな格好でGO!!

 

 

一歩足を踏み入れてみて、ラフ過ぎる格好が申し訳ないほど美しい店舗であることが判明です・・・。

 

 

一言断りを入れて写真を撮影させていただき、何かを買うと決めて片っ端から香りわ試していきます。店舗入って左側にあるのがメンズとレディースのEdPたちでした。反対側の棚には、メンズのEdTとユニセックスなEdCに近いフレッシュな香りたちが。EdPは50mlが135ユーロとヨーロッパの中でも本国が一番お手頃。他の国では50mlサイズのみですが、この本店では15、50、100、200mlという4サイズを購入することが出来ます。そう、15mlがあるんですよ。なんと30ユーロという良心的な値段です。この棚の名から50mlのフルボトルと15mlを1つセレクト。

 

 

その奥にあったのは豪華な豪華な限定品たち。そちらは200ユーロを超える品々。

 

 

さすがに50mlのEdPが200ユーロとなると即決が出来ずに身もだえしてしまいましたが、本店なのですから。彼らへの感謝の意味もあらわさなくては。昨日、190ユーロもするFlamencoを頂いてしまった以上・・・、えい、これにしよう!! この高価な棚から1つをセレクト。この棚の奥にはルームフレグランスやキャンドル、ボディラインなどが陳列されていました。他のショップではあまり見かけませんが、そういうものもあるんですね。

 

 

パフューマリーらしく、オルガンも展示してありましたよ。こちらに座って写真を撮ると、調香師になった気分になれれるかも。もちろん僕も座りましたけど。

 

 

ショールームでもある本店は、Googleで地図上に店舗名が表示されますので、アクセスは簡単です。地下鉄のL5、Hospital Clinic駅から歩きましたが、徒歩10分もかからないかな、というくらいの距離でした。7分くらい?
Carrer de Calvet, 3, 08021 Barcelona、別ページで見る地図はこちら

 

 

さぁ、買うよ!! と、限定品と通常品、15mlをカウンターに持っていき、支払いをしながら、オスカルによろしくお伝えください、と定員に伝えたところで様相が変わりました。え? え? お知り合いですか? と慌て始め、慌てて彼と奥さんに電話を。でも、申し訳ないからそんなことしなくていいのに・・・。でも、すぐには来られないからと彼らの書籍と15mlをプレゼントしてくださいました。そしてディスカウントも。何だか本当に申し訳ないです。でも、こうして細いながらもつながったご縁が少し太くなっていくんですよね。彼らが来日した時には、いくらでも力になろうと決めてお店を後にしたのでした。

 

(27/09/2017)

 

 

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