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<Fタイプ --- 過去の開催内容>

No.1
(Laura Ashley)
La Violette
(Annick Goutal)


1989年発売のグリーンフローラルブーケ。惜しまれつつ廃番となったこの香りですが、2012年に再販が決定しました。彼女の死後に発売されたこの香りは彼女へのオマージュと言う意味が強かったのでしょう。彼女の好きだった花々がデザインのように散りばめられており、ヒヤシンスを軸としたフローラルブーケが女性らしい華やかなフローラルとなって広がります。

2014年まではEdT濃度での開催としていたのですが、2015年よりパルファム濃度に切り替えました。レシピを細かくすることが出来たおかげで模倣度もグッとアップし、早春らしいフローラルブーケとなりました。

8.5mlのパルファム <5,000円>
2012年 : 2/4、11(大阪)、26
2015年 : 2/14


Annick Goutalの中でも人気のあるシングルフローラルシリーズの1つです。この香りは不定期発売ですが、2010年に発売された後、今年再販となるのです。とても良いタイミングで嬉しい限りですね。この香りの愛用者の皆さまが一応に感じているのがその持続の短さです。繊細で小さな花ですから、儚げな香りを楽しむのも素敵だと思うのですが、せっかくですから濃度を濃くして現行品では味わえないパルファムとして開催致します。

8.5mlのパルファム <5,000円>
2012年 : 2/18、25
Malabah
(Penhaligon's)
Artemisia
(Penhaligon's)


メンズなの? レディースなの? と思わず聞きたくなるこの香りは、性別を問うこと自体がナンセンスだと言わんばかりにいろいろな香りが詰め込まれています。あまりにいろいろな要素が詰め込まれていて混沌としてしまうのではないかと思いがちなレシピになっていますが、そこかしこにヒントが詰まっています。また、模倣レシピを組んでみてコリアンダーが多量に組み込まれていることを知りました。今回は、市販品とは違い、20%濃度のパルファムでレシピを公開です。

8.5mlのParfum <5,000円>
2011年 : 11/13、26
2012年 : 2/11(大阪)、9/2
2013年 : 9/21


イタリアの女流画家に捧げられたセミオリエンタルなフローラルです。とても柔らかで上品な香りが、涼しくなってきた季節にぴったりですので、模倣レシピを作ってみました。Malabarと同じスズラン系の合成香料を軸に、ジャスミンとアンバーを配置していくのですが、この香りの中の女性らしさというのは突出した香りをなくして平坦にしていくことで完成します。この頃の商品は手がけた調香師が明かされていないのですが、女性調香師なのではないでしょうか。男性調香師であれば、余程女性らしさを表現することに長けた方なのかもしれません。

15mlのEdT <4,500円>
2011年 : 11/23
2012年 : 3/20、9/2


「今宵限り・・・」という意味深なタイトルのローズの香りをパルファム濃度で再現していきます。ローズを組み上げていく細かな調香で、使用している香料数も今までで1番多い41種。シリンダーで量るよりも早いドロップ式にすることで、90分で41種を使用した調香が可能になります。ハニーノートが甘く香る深紅のローズを、秋バラの季節にいかがでしょうか?
香りはPetit Cherieからフルーツを抜いて大人っぽくした香りで、EdPの香りをパルファム濃度で再現した形となります。

8.5mlのParfum <5,000円>
2011年 : 10/1、23、12/28
2012年 : 5/27


シプレの典型です。言わずと知れたGuerlainの代表作であるMitsoukoは、香りを学ぼうとする人にとって避けては通れない香りです。その香りがどのようにして完成していくのか、1つ1つ香料を香りながら体験頂く内容となります。最後に少し香料を各自で追加することにより、ヴィンテージ風の往年の香りにすることも出来ますし、現行品のさっぱりとした香りにすることも可能です。29日は特にEタイプの「ヴィンテージを香る」と連続受講されるとより深く香りについて理解出来ることと思います。

15mlのEdT <4,500円>
2011年 : 10/29
Jeux de Peau
(Serge Lutens)


震災のあった3月にひっそりと発売された香り。彼が子どもの頃から好きだったのは、焼きたてのパン(バゲット)の香りでした。それはとても肌に近いクリーミーな香りだったのだと。その香りは、焼きたてのバタートーストにサンダルウッドを艶やかに重ねていく調香で再現することが出来ました。クリーミーで甘いサンダルウッドの残り香が彼ならではのウッディノートを感じさせてくれます。

2012年はパルファム濃度で開催。

15mlのEdT <4,500円>
2011年 : 10/2
8.5mlのParfum <4,500円>
2012年 : 12/23
2014年 : 1/5


近年、世界的にウードがブームになっています。Bertrand Duchaufourが手がけたウードの香りはウードだけではなくかなり強くカストリウムを使用した個性的な香りとなりました。国内では限定発売された香りですが、世界的には通常品として発売されています。ただ、容量は100mlの1サイズのみ・・・。少しだけ使ってみたいという方にぴったりな15mlではないでしょうか。ウード(沈香)をテーマとしたセクシーなウッディです。
2013年は15mlのEdTを作る前に1度3mlで練習をし、2回ほどレシピを自身で変更してオリジナルを作るという少し時間をかけたカスタマイズバージョンで開催致します。もう少し手を入れてオリジナルのローズウードに挑戦したい方向け。

15mlのEdT <4,500円>
2011年 : 10/2
2012年 : 1/29
2013年 : 1/19、10/6
L'heure Bleue
(Guerlain)
Vol de Nuit
(Guerlain)


リクエスト希望の多かったL'heure Bleueの模倣セミナーを初秋に開催致します。午後の日差しが黄昏の「青の時」にかわる時をイメージして作られた香りはジャックゲランが奥さんのリリーに捧げた香りとして有名です。24種の香料を使用して作るL'heure Bleue。実際にはもっと多くの香料が必要なのですが、シリンダーで0.2ml刻みで作るために模倣レシピを調整しました。本物とは双子のようにそっくりとまではいかないものの、兄弟のように似た香りになっており、時間と共にそっくりになっていきます。Guerlainの往年の名香の構成を、中身を一つ一つ香ってみたい・・・と言う方にはぴったりの内容だと思います。

2012年、色素を入れて液体を青色にすることが可能となりましたので、パルファム濃度のレシピに再編し、開催致します。

15mlのEdT <4,500円>
2010年 : 10/10、23 、3/5(大阪)
8.5mlのParfum <4,500円>
2012年 : 12/1
2013年 : 10/26


毎回とても人気の高いVol de Nuitです。以前はEタイプとして3.5mlを作るセミナーを開催していましたが、今回は15ml用にレシピを再構成しました。香りの軸となっているのはガルバナム、アイリスとアンバーウッディノート。1つ1つ単品の香りを香りながら、29種の香料を合わせて完成するのですが、使用する香料のうちの6割が天然香料というとても天然香料率の高い香りが完成します。(※ジャスミンアブソリュート、ローズアブソリュート、アイリスコンクリート、アンブレットシードアブソリュート等、とても高価な天然香料を多用していきます)

2012年、色素を入れて液体を黒色にすることが可能となりましたので、パルファム濃度のレシピに再編し、開催致します。

15mlのEdT <5,000円>
2010年 : 11/3、6、13、27
8.5mlのParfum <5,000円>
2012年 : 12/1
2013年 : 6/2
2014年 : 1/19
Nuit de Noel
(Caron)
Pot Pourri
(Santa Maria Novella)


1922年に発売されたCaronの歴史ある香りを模倣するセミナーです。濃度が薄くなるにつれてオレンジブロッサムとジャスミンが強くなりさっぱりとしていくのですが、今回はEdT濃度の香りを模倣します。この香りの軸となっているのは微かにアニマリックなMosse de Saxeというシプレ調の調合香料を多用している点にあります。ただ、この香料が現存していないため、再現することは出来ないのですが、その中身を分解して再構築していくことで、今回の模倣レシピが完成しました。落ち着いた品のあるCaronの名香をクリスマスに向けて手作りしてみてはいかがでしょうか。真冬にぴったりな香りですよ。

2012年はパルファム濃度で開催。

15mlのEdT <4,500円>
2010年 : 12/4、23、30、12/17
2011年 : 12/23
8.5mlのParfum <4,500円>
2012年 : 12/16


SMNの中でもとても人気の高いポプリの香り。イメージとしては松脂で、すっきりとした松の葉と樹脂系のコンビネーションが綺麗にまとまっています。こちらは初めての「100%天然香料レシピ」で、合成香料、調合香料を使用することなく、エッセンシャルオイルのみで再現することが出来ました。それほど希少な精油を使用せずに再現が可能ですから、レシピを持ち帰った後、同じレシピで調合するとバスオイル、シャワージェル等幅広く応用の出来るものとなります。また、SMNの製品はオーデコロンですが、今回proficeのセミナーで手作りするのは7.5mlのパルファムです。濃度が濃くなるとコロンとは少し印象が変わります。でも、基本的にコロンがお好きな方であればお好みの香りだと思います。(EdT濃度で作るとそっくりな香りになります)

8.5mlのパルファム <4,500円>
2011年 : 2/5、11、19、26、9/23(大阪) 、12/17
2012年 : 12/23
Tubereuse Criminelle
(Serge Lutens)
Chamade
(Guerlain)


Serge Lutensの中でもパレロワイヤルの限定品となっている「罪作りなチュベローズ」をテーマとした模倣セミナーとなります。甘くセクシーなチュベローズの香りになんと湿布の香りをどっさりと投入してしまったという彼らしい個性溢れるチュベローズなのですが、 インカ帝国ではチュベローズが生贄の花冠に使用されていたのだそうです。だから「罪作り」なのですね。今際の際に手向けられる罪作りな香り。あまりに個性的なチュベローズですので、調香の際に湿布香の部分を弱くし、少しフローラルノートを強くして作ることも可能です。

15mlのEdT or 8.5mlのP <5,000円>
2011年 : 3/21、26、27、9/3
2012年 : 9/22(大阪)、10/20
2013年 : 8/18


Guerlainはベチバーの中にローズが潜む愛の鼓動Chamade。え、こんなにローズが隠れていたんだ・・・と感じるユニセックスな香りになっています。EdT濃度ではありますが、模倣していくのはパルファムの香りとなります。香ばしいベチバーの温かさに包まれたローズがセクシーで、女性の皆さまだけに使っていただくのはもったいないと、これは男性の皆さまにもご使用いただきたい香り。

15mlのEdT <4,500円>
2010年 : 8/21
2012年 : 5/5
No.19
(Chanel)
L'Eau du Fleuriste
(L'Artisan parfumeur)


「シャネルNo.5の秘密」の中にその歴史が描かれています。この香りが出来上がる前にどれだけの期間があったのか、その元になった香りは何だったのか、そして何故作られたのか。そういった歴史とロマンに包まれているNo.19はパウダリーなアイリスとグリーンなガルバナムを調和させたグリーンフローラルです。87歳で亡くなった彼女の最後の香りです。グリーンフローラルなだけではなく少しシプレ調になっているあたりが大人の香りであり、Chanelの良さだと思います。No.5同様に模倣してみることで、よりNo.19の良さを実感していただけるのではないかと思います。

15mlのEdT <4,500円>
2010年 : 6/1、7/10


L'Artisan parfumeurL'Eau du Fleuristeは、キュウリの香りからパウダリーで柔らかな早春の草原のような香りになっていく「花屋の水」というタイトルの香りです。1997年に限定発売され、その後タイトルを替えて2005年にパリのプランタン限定で発売されたL'Artisan parfumeurの中でも貴重な香りです。とても春らしく瑞々しい香りはOlivia Giacobettiの手によるもの。彼女の得意とする透き通るような香りはどのような香料で出来ているのか、ご興味のある方は是非♪
4月に開催しましたこのレシピを今度は真夏仕様に変え、Mediterraneo同様にボディスプラッシュとして楽しめるよう、選べるようにしました。

15ml(EdT) or 50ml(Body splash) <4,500円>
2011年 : 4/17、29、8/6
2012年 : 4/18、21
2013年 : 4/21
Petite Cherie
(Annick Goutal)
Nombre Noir
(資生堂)


完全な模倣レシピとしては初めてのAnnick Goutalです。彼女の香りの中でも一際人気の高いペアとピーチをローズで包んだフルーティーフローラルのPetite Cherieです。可愛らしい中にも大人の雰囲気を持った残り香となるのですが、フルーティーな部分が長く続かないのが残念なところですが、今回の模倣レシピはパルファム濃度で再現します。ローズの基本的な構成要素も中に組み込まれていますので、ローズの香りがどのような香料で作られているのか学びたい方にもぴったりだと思います。

7.5mlのパルファム <5,000円>
2010年 : 5/3、15、28、9/23(大阪)
2012年 : 5/27

真夏仕様ということで、メントール入りの身体がヒンヤリとするボディスプレー50mlと15mlのEdTと選べるようにしました。

15ml(EdT) or 50ml(Body splash) <4,500円>
2010年 : 8/7


1月に開催して好評だったNombre NoirINOUIの模倣レシピ公開に合わせて再度開催致します。Serge Lutensが手がけた香りとして世界的に有名なノンブルノワール。廃番になって尚、探しもとめる方の多い香りです。彼自身、細かな調香を明らかにせず、全ては「イメージで感じ取って欲しい」という意向だったのかもしれません。どのような想いで創られたのか、どのような香りが軸とになっているのか、全てがヴェールに包まれていた香りです。

4割の天然香料を用いて30種の精油、アブソリュート、調合香料、合成香料で再現した模倣レシピとなっています。実際にはとても30種では再現出来ないのですが、予めいくつかをブレンドしたオリジナルの調合香料を用意することで90分での開催が可能となりました。実際に使用するローズアブソリュートももちろん天然香料ですよ♪
豪華な香りを是非、ご自身の手で作ってみて下さい。より深くSerge Lutensの世界を理解出来ることでしょう。

2012年はパルファム濃度で開催。

15mlのEdT <5,000円>
2011年 : 1/9、10、15、22、3/5(大阪)、6/4、11/5
8.5mlのパルファム <5,000円>
2012年 : 11/29、12/2、22
2013年 : 9/21
Ninfeo Mio
(Annick Goutal)
INOUI(初代)
(資生堂)


2010年春に発売されましたAnnick Goutalの香りです。いちじくの葉のグリーンな香りが軽やかに香り、清々しい夏をイメージされてくれます。2011年は2010年の6、7月に開催しましたフィグリーフのコロンをNinfeo Mioに近づけたバージョンとなります。ただ、この香りの持つラストノートの甘さがお好きではない方も多いようですので、甘さを加えるかどうかはお任せしたいと思います。こってりと甘いNinfeo Mioも作れますし、さっぱりとしたNinfeo Mioも作れることになります。
4月に開催しましたこのレシピを今度は真夏仕様に変え、Mediterraneo同様にボディスプラッシュとして楽しめるよう、選べるようにしました。

15ml(EdT) or 50ml(Body splash) <4,500円>
2010年 : 6/26、7/18
2011年 : 6/19、8/6


1976年に発売され、わずか数年でリニューアルしてしまった初代のINOUI。オークションでも高値となってしまっている初代の香りを模倣レシピとして公開します。レシピを作るのにとても時間がかかりましたが、日本的なシプレグリーンフローラルは今の時代にこそお使いいただきたい大人の香りです。

28種(パルファムは37種)の香料で再現するこの香りはリニューアル後のローズシプレではなく、グリーンシプレな初代のバージョンとなりますのでご注意下さい。EdT濃度でも上記画像のEdPより香りが持続します。

15mlのEdT <5,000円>
2011年 : 6/4、12、25
8.5mlのパルファム <5,000円>
2012年 : 6/23、7/15 、12/8
Fahrenheit
(Christian Dior)


1988年、バブルの真っ只中で発売され、大ヒットをしたメンズフレグランスです。メンズフレグランスながら、女性の愛用者が多いことでも知られているこの香りはヴァイオレットリーフを軸としてフルーティーノート、レザーを合わせて組み立てられます。肌に残る瓜っぽい、少し柿っぽい青さとフルーティーさ、そこにレザーノートが柔らかく重なることで個性的ながら市民権を得たヒットに繋がりました。ご愛用されていた方、変わらずに愛用されている方も多いことでしょう。とてもメジャーな香りを取り上げてみましたので、男性の皆さまもまず手始めにいかがでしょうか?

15mlのEdT <4,500円>
2011年 : 7/9


夏の花であるジャスミンを涼しげにキラキラと輝かせて香らせる、というヴァンクリーフ&アーペルズの最初の香り、Firstを模倣するセミナーです。アニマリックではなく、すっきりと使い安いジャスミンのフローラルアルデヒドの香りは、夏の夕暮れに良く似合います。ChanelのNO.5よりも軽やかでフェミニンなジャスミンのフローラルアルデヒドです。使用香料は約18種類。

15mlのEdT <4,500円>
Mediterraneo
(Carthusia)


Christian DiorのPoisonを手がけて世界的に有名となった調香師Edouard Flechierが創ったジンジャーリリーの香り。百合と名づけられていますが、彼が創りだしたのは、テーマとしたのはジンジャーリリーなのです。夏の終わりを告げるジンジャーリリーは夕刻と共に風に乗って香りを広げます。生花にとても近いこの香りはマリンノートとオレンジブロッサム、ジャスミンを軸に組み立てられているのですが、ベースノートがわずかしかないため、香りの持続は長くありません。それでも、とても高価なこのブランドの香りの再現レシピを組み立てましたので、開花期に先駆けて開催しました。

15mlのEdT <5,000円>
2011年 : 7/2、13、17、30
2013年 : 6/23


8月の開催を予定していたのですが、本格的な夏到来ということで7月、8月の2ヶ月間の開催です。イタリアはカプリ島の続く修道院のレシピ。カプリ島と言えばレモンですよね。島のあちらこちらに実っているレモンの香りをグリーンティーと共にギュッと閉じ込めた、とってもカプリ島らしい香り。それは地中海というタイトルに相応しく、カプリ島の風を運びます。
今回は、15mlのEdTもしくは、50mlのボディスプラッシュのどちらかを選べるようにしました。ボディスプラッシュはメントールを配合し、体温の下がるクールな製品に。エアコンを1度上げて、体温を1度下げる、そんな夏ならではの手作りレシピとなります。

15ml(EdT) or 50ml(Body splash) <4,500円>
2011年 : 7/2、24、8/10、13
2013年 : 8/4
Vitriol d'Oeillet
(Serge Lutens)


Robert Piguetの代名詞となっている彼にとって最大のヒット作がこのチュベローズを主体としたフローラルブーケです。もともとは1948年に発売となり、1996年に再販されてリバイバルヒットをしました。真夏から秋にかけて暑さと共に開花する南国の花、チュベローズの甘くクリーミーに香りを、まるで豪華なドレスのように仕立てた香りです。このレシピの中にはチュベローズの香りがどのように構成されているのかを学びながら、香水としてまとめていく内容となっていますので、Fracasのファンはもちろん、チュベローズの花が大好きな方にもお楽しみいただける内容となっています。

15mlのEdT <4,500円>
2011年 : 8/14
2012年 : 12/7
8.5mlのParfum <4,500円>
2013年 : 8/10


お祝いやウエディングにも使われる反面、弔いの花としても使われるカーネーション。赤と白のカーネーションは陰と陽のように、その花の使われ方が違います。社交界で紳士が胸につけるのは白いカーネーション。マフィアが胸に挿すのは赤いカーネーション・・・。そんな2面性に惹かれて彼が作り出したのは、ピリピリと刺激的な「辛辣なカーネーション」でした。2011年秋に50mlで発売されました「罪作りなカーネーション」の姉妹品とも言える個性的なカーネーションの香りを、スパイスたっぷりに再現しました。もちろん、ユニセックスでご使用いただける香りです。

15mlのEdT <4,500円>
2011年 : 11/23
2012年 : 5/5
Black Cashmere
(Donna Karan)


2005年に発売されたHermesのJardinシリーズ2作目の香り。このシリーズの中では1番ファンの多い香りなのではないでしょうか。Jean Claude Ellenaが作り出したナイルの庭は瑞々しいフローラルとなりました。今回は、ファンの多いこの香りを夏の終わりにセミナーとして開催したいと思います。まだ暑さの残る9月、是非さっぱりとしたこの香りを手作りしてみてはいかがでしょうか?
何よりも Jean Claude Ellenaがどのような香料を使用していたのかが垣間見れるというのもファンにとっては楽しいのではないかと思います。

15mlのEdT <4,500円>
2011年 : 9/4、11
2012年 : 2/11(大阪)、11/29


2002年に発売され、一度は廃番になった後、Essenceシリーズとして再販された根強いファンの多い香りです。トップから個性的なスパイスがダークに香り、アンバーウッディ調の香りの中に埋もれて生きます。フローラルなど全くないように感じる方も多いと思いますが、実はローズやジャスミンがあり、実にセクシーな残り香となって肌を包みます。カオスと共にこのブランドがこんなに個性的な良い香りを作っていた時代もあったのかと、改めて香りの良さ認識しました。決して量産して売れる香りではないと思いますが、後世にも残して欲しい1本です。服に比べると現行品は可愛らしい香りばかりです。この香りはダナキャランのスーツに合う、とてもカッコいい香りなのです。
15mlのEdT <4,500円>
2011年 : 9/3、19
Zen Classic
(資生堂)
Gold women
(Amouage)


時代に合わせ、いろいろと姿を変えてきた資生堂の禅。初代はブラックボトル、次世代は白い陶磁器風のボトルに、そして近年のものはスクエアボトルになりました。その時代に合わせて香りも変化しているのですが、今回模倣レシピを組んだのは1960年代の製品ですので、発売当初の香りの再現となります。そう、この香りは1964年、東京オリンピックに合わせて発売された海外向けの商品なのです。香りは、とても上品なシプレです。秋こそ、シプレが1番良く似合う季節ですので、この機会にクラシカルな資生堂の世界に触れてみてはいかがでしょうか?

15mlのEdT <4,500円>
2011年 : 11/3


ドバイ発の富豪向けブランドという印象が強いAmouageですが、近年のボトルリニューアルで一気に洗練されたイメージに生まれ変わりました。40種の香料を用いてパルファムを作るのですが、香りの軸となっているのはChanel No.5で、そこにクリスマスにぴったりな聖なるフランキンセンスを加えて調整していきます。途中までChanel No.5風だということが手作りしていく過程でわかるという少し不思議な体験になるのではないかと思います。最後にお好みでプラスすることで、シプレ調のメンズに近づけることも可能です。(もともとのメンズがユニセックス風なのです)

8.5mlのパルファム <5,000円>
2011年 : 12/11、18
2012年 : 2/11(大阪)


2011年、秋に発売されたまだ新しい香りです。Annick Goutalは娘のためにPetit Cherieを作り、そちらもレシピを公開したのですが、可愛らしいフルーティーフローラルムスクです。この香りは娘から亡き母に向けて作ったオマージュ香です。1940年代の往年の映画女優をイメージして作られたというアイリスとパチョリを生かしたウッディノートが、それはもう見事なくらいシックに香ります。今までになかった、Annick Goutalの新境地を感じさせてくれた香り。

8.5mlのパルファム <4,500円>
2012年 : 1/15、21、2/11(大阪)


Chanelの死後、1984年に発売された香り。彼女が晩年を過ごした空間は、オリエンタルな装飾に満ちていました。死後初めて明らかとなったその空間に感銘を受けたJacques Polgeが初めて手がけたレディースの香りです。相当なプレッシャーと闘って作り出したことでしょう。少しシャリマーを彷彿とさせるオリエンタルさと、シトラスアンバーが重なり、重くなく軽くなく肌に蜜が広がります。この香りは決して強い個性を押し出したわけではなく、広く愛されるように作られたことがレシピから読み取れます。ファンの多いこの香りを2012年最初のテーマに選びました。

15mlのEdT <4,500円>
2012年 : 1/9、28
Feminite du Bois
(Serge Lutens)


フランス資生堂のためにSerge Lutensがプロデュースした香りで、後年にSerge Lutensの商品としてボトルチェンジを経て組み込まれましたので、ご存知の方も多いことと思います。上記の球根ボトルはオリジナルのものなのですが、Serge Lutens製品となった際に一部の香料が置き換えられたと言われています。今回レシピとして再現しましたのは初代のオリジナルのパルファムの香りです。彼の愛するモロッコはアトラス山脈のシダーウッドをフェミニンに仕立てた香りですが、合成香料なくして再現は出来ません。今までに1番時間をかけて作りこんだ再現レシピです。

8.5mlのパルファム <5,000円>
2012年 : 3/10、20、25、5/30、11/3(大阪)、30、12/8
2013年 : 11/9


アジア限定で発売されていた桜の香りはいつしかバリエーションも増え、全てが廃番になったかと思いきやアクアアレゴリアに組み込まれてまた廃番・・・という悲しい運命を辿ったCherry Blossom。パルファムの香りはEdTとはまた少し調香が違い、持続は長いもののシトラス香料が強いためEdTよりも軽やかに感じられます。今回はパルファムそのものの再現ではなく、オリジナルのEdTのパルファム濃度バージョンとしました。その方がチェリーブロッサム感を楽しめるものだったからです。軽やかな香水というのはこうして出来ているのか、と実感出来る内容となっています。

8.5mlのパルファム <5,000円>
2012年 : 3/11、24、12/1
2013年 : 3/24
2014年 : 3/22
Ombre Rose L'Original
(Jean Charles Brosseau)


「世界名香物語」の中でも紹介されているファンの多い香り。1981年発売ということで記憶に新しい方も多いのではないでしょうか? 国内では正規流通のなくなってしまったこの香りをパルファム濃度にて開催致します。パウダリーで柔らかなオリエンタル香は、実はしっかりと中にローズがあり、ベースにはウッディノートが隠れているのです。香りを香りながらその中身を解明していく楽しさを感じていただけたら、というレシピです。

8.5mlのパルファム <5,000円>
2012年 : 4/21、26
2014年 : 4/29


Annick Goutalの中でも人気の香り。ハニーサックルの生花そのものかというと少しイメージとは違うのですが、シトラスノートをたっぷりと使用した初夏を感じさせてくれるさっぱり香です。とてもシンプルな香りに思えますが、いくつもの似たような香りを重ねて表現していることが再現レシピを作ってみて判明しました。さっぱりと楽しむのも良いのですが、この香りの持続の短さを儚すぎると残念に感じた方も多いのではないでしょうか。proficeではパルファム濃度にて開催致します。

8.5mlのパルファム <5,000円>
2012年 : 4/28、30
2013年 : 4/28
2014年 : 4/27
Bel Respiro
(Chanel)
Red Roses
(Jo Malone)


Chanelの中でも限られた場所でしか購入することの出来ないLes Exclusifs de Chanelの中の1つです。Chanelがパリ郊外に所有していた別荘から名づけられたこの香りは、その別送で過ごした日々を感じさせてくれる思い出のもの・・・ということで、青々と茂った草花のグリーンノートがメインとなっています。早春から初夏にぴったりなこのハーバルグリーンを題材として取り上げてみました。ラストノートにレザーが出てくるのがChanelらしさで、品の良い大人の香りとなっています。

15mlのEdT <4,500円>
2012年 : 4/14、18、30
2013年 : 1/11


Jo Maloneの中でも特に人気の高いフレッシュなグリーンローズの香りで、発売当初からのロングセラーです。バラの季節にはバラの香りを・・・と開催を致します。とてもシンプルな香りで、使用する香料数もわずか20種ですが、その分バラの花の香りの成分についても学べる内容となっています。また、当日は様々なブランドから発売されているバラの香水の香り比較も行う予定ですので、バラの香水をとにかく沢山香ってみたい方は是非!!

15mlのEdT <4,500円>
2012年 : 5/12、13
2013年 : 5/5
Bandit
(Robert Piguet)
2
(COMME des GARCONS)


Fracasの影に隠れながらも人気を誇る香りです。盗賊という名前もそうですが、ドライで辛口な香りのイメージがありますが、なんのなんの中にしっかりとジャスミンが息づいていることが調香を通して感じていただけることと思います。ヴィンテージなものはグリーンシプレでレザーノートも強いのですが、現行品は比較的穏やかなシプレに落ち着きます。セミナーでは現行品のパルファム濃度を制作いたします。使用する香料数も37種と多目ですが、細かく計算された香りという証ですね。

8.5mlのパルファム <5,000円>
2012年 : 5/4、12
2013年 : 8/16


コアな人気誇るCOMME des GARCONSの中でも人気の1つ。レディースとは思えないスパイシーアンバーウッディな香りですが、中に少しフェミニンな要素が含まれており、香り自体を柔らかくしていることがレシピを組んでわかりました。幾重にも重ねられたアンバーウッディノートは軽やかに、でもしっとりと肌の上で香り続けます。現行品はEdTとEdPですが、セミナーではパルファム濃度で仕上ることとなりました。個性的な香りを好まれる方向けの香りです。

8.5mlのP <5,000円>
2012年 : 5/4、26、30
Iris 39
(Le LABO)
Datura Noir
(Serge Lutens)


Le LABOの製品の中でもコアな人気を誇る上品なアイリスの香り。甘さの少ないドライなアイリスは梅雨の季節や湿気の多い日本にぴったりです。39種の香料を使用していると謳っているその通りに39種の香料を使用して再現レシピを組みました。予想以上にスパイスが多かったことがわかりましたが、とても楽しくレシピを組むことが出来ました。香水ではなくサラサラのテクスチャーがとても心地良く、使い勝手の良いバームの香りの再現となります。

8.5mlのP <5,000円>
2012年 : 6/9
2013年 : 6/23


夏の夜に妖しく咲く、ダチュラ。覚醒作用を持ち、人を惑わすと言われるダチュラの花は、夕刻から香りを放ち始めます。Lutens氏がプロデュースした夜のダチュラの香りは、人を惑わす甘い誘惑となって発売されました。杏仁系とも評されるその甘いフローラルノートは、甘いだけでは終わらないLutens氏の思惑が隠されています。レシピを辿り、彼の香りを紐解いて味わってみてはいかがでしょうか。
8.5mlのパルファム <5,000円>
2012年 : 6/9、10、12/30
Philosykos
(Diptyque)
Mahora
(Guerlain)


Diptyqueの中でも特に人気の高いフィグ(いちじく)の香りです。何故、この香りが人気なのかというと、それはクリーミーなココナッツが極力控えられており、さっぱりと使える軽さにあります。フィグの香りはいったいどのような香料でその香りを再現するのでしょうか? 実は、1番簡単な組み合わせだとわずか3種で再現が可能なのです。それを細かくしたレシピで忠実に再現していきます。また、真夏に使用するために、メントールを入れたボディスプラッシュにすることも可能です。

15mlのEdT、もしくは50mlのメントールボディスプラッシュ<4,500円>
2012年 : 7/8、21
2013年 : 7/21

発売後、わずか2、3年で廃番になってしまった理由が再現することで明らかとなりました。それは、このパルファムにはとても高価なフランジパニアブソリュート(プルメリアの香りです)を惜しげなく投入していたからです。チュベローズもジャスミンも豪華な天然香料のアブソリュートを使用しないと再現が出来ないこの香りは、あまりにも原価率が高かったのでしょう。その後、Mayotteと名称を変更してLes Parisiennesシリーズに組み込まれて復刻されましたが、天然香料率の高い豪華なパルファムは再販されていないのです。

8.5mlのパルファム <6,000円>
2012年 : 7/21、29
2013年 : 7/6(大阪)、21
2014年 : 2/8
Rush for Men
(Gucci)
Drakkar Noir
(Guy Laroche)


Gucciの香水の中で、男性には1番人気だった香りです。商品展開の速いGucciですので、早々に廃番となってしまったのですが、それでもまだ求めて止まないファンの多い1本。ヒノキのような香りと形容されることの多いウッディな香りですが、実はヒノキではなくシダーウッドとサンダルウッドを軸としたフレッシュウッディムスクな香りでした。いつか、精油のみで作った重いウッディではなく、しっかりと香水の形のウッディノートのものを作りたいと考えていましたので、今回の開催となりました。夏に合わせてたっぷりと使えるように、初めて30mlのボトルをご用意致しました。たっぷり作ってたっぷり使って下さい。

30mlのEdT <4,500円>
15mlのEdT、50mlのメントールボディスプラッシュも可
2012年 : 8/5


80年代の大ヒット作と言えば、この香りが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか? あの頃使っていた思い出の品・・・。このダンディでセクシーな香りは、一体どのような香料で成り立っているのでしょうか。こういった香水が作れることこそが合成香料を使う醍醐味なんですよね。アロマと香水の違いをじっくりとお楽しみ下さい。合成香料ばかりと思いきや、いえいえ、きちんと天然香料だって活躍しているんですよ。合成香料は飽くまでも天然香料を影で支える用途なのです。市販品にはないパルファム濃度でお楽しみいただけるよう、濃厚な香りに仕上げていきます。
メンズの香水は、これがまた奥が深いので、楽しめるレシピだと思います。

8.5mlのパルファム <5,000円>
2012年 : 8/5
The Pour un Ete
(L'Artisan Parfumeur)


sの付くクラシックバージョンと、sのないリニューアルバージョンと混同されがちな可哀想な運命を背負った香りですが、カネボウが取り扱いをしていた時代にご愛用されていた方も多いのではないでしょうか? この清楚なフローラルアルデヒドの中には予想以上のクローブが配合されており、スズランやカーネーションを軸としたすっきりとしつつも深みをもった大人の香りで、可愛らしいわけではなく、華やかな美しさがあるわけでもなく、でも、ただ香るだけで凛とした佇まいが想像される品の良さを感じさせてくれます。和装にも合いそうな背筋の伸びる名香。

8.5mlのパルファム <5,000円>
2012年 : 8/12、19
2013年 : 3/24


僅か14種の合成香料と1種の天然香料だけで完成してしまうシンプルさを極めたような香り。しかも、希少な香料は一切使用せず、メジャー中のメジャーな香料だけで完成させることが可能なのです。これは、是非調香スクールに通われている皆さまに模倣をチャレンジしていただきたい!! ということで、15種の香料だけをご用意しますので、各自で何がどれくらい使われているのかを確認しながらバランスを取ってみる、という更に踏み込んだクイズのようなチャレンジ系模倣セミナーとしました。3mlの試作品を3〜5種作った後、答え合わせとして模倣レシピを公開しますので、最後は15mlのEdTを作る、という内容に。時間も90分ではなく120分に拡大して開催です。

15mlのEdT + 試作品 <5,000円>
2012年 : 8/19
Anais Anais
(Cacharel)


近年は季節ごとのバージョンを発売したり、コンビニ商品のように入れ替わりの激しいCacharelですが、廃番になることなく長く愛されている香りが存在していることがブランドとしての価値だと思います。Cacharelにとっての逸品はこのAnais Anaisではないでしょうか? 発売当初は少し清楚なお嬢様系のイメージで発売されていたようにも思いますが、なんとなんとカサブランカの香りの置くに広がっているのはサンダルウッドとムスクなのです。今思うと、フローラルの奥にこれだけしっかりとウッディノートが感じられる、特にサンダルウッドが楽しめるのはGuerlainのSamsaraとこのAnais Anaisが2トップな気がします。

8.5mlのパルファム <5,000円>
2012年 : 8/25


ほぼノンフローラルでまとめられたとてもドライなアンバーウッディ系の香りで、フェミニンなレディースフレグランスがあまり得意ではないという方を中心に大ヒットした香りです。こちらの香りはいろいろなバリエーションが発売されており、アンバーの新作もこれから発売となるのですが、今回開催しますのはオーソドックスなオリジナルの香りです。この香りのパルファムは調香が違い、アンバーノートが強くなっているのですが、飽くまでもオリジナルの香りをそのままにパルファム濃度にして開催となります。合成香料なしでは創れないモダン香水の形です。

8.5mlのParfum <5,000円>
2012年 : 9/15、30、11/30
Marescialla
(Santa Maria Novella)
Nuit Etoilee
(Annick Goutal)


SNMの香りたちの中でもひときわ異彩を放ち、そのすえた酸味と特有のハーブ香でマニアたちを虜にしてきた香りです。使いやすくてカジュアルな優しい香りではなく、気付け薬のように鼻を刺激するまるで魔女が薬草を煮込んでいるような香り。どうしても魔女のイメージが払拭出来ないと思ったら、もともとこの香りを依頼した女性が魔女裁判で火刑にされていたと知り驚きました。
そんな魔女風レシピはなんと、SMNらしく天然香料100%で再現をすることが可能なんですよ。ご存知でした?

8.5mlのParfum <5,000円>
2012年 : 9/15

海外から遅れること数ヶ月、9/26にようやく国内発売となる新作をいち早くセミナーに取り上げました。香りの軸はほぼ公開されている調香の通りで、レシピも至ってシンプルです。シンプル勝るくらいにシンプルなため、今回はThe Pour un Ete同様に、各自で何がどれくらい使われているのかを確認しながらバランスを取ってみる、という更に踏み込んだクイズのようなチャレンジ系模倣セミナーとしました。3mlの試作品を3〜5種作った後、答え合わせとして模倣レシピを公開しますので、最後は15mlのEdTを作る、という内容に。時間も90分ではなく120分に拡大して開催です。1つ試作品を作るごとに、少しずつ数値を公開していきますので、最後に数値を知った時、感動が大きいはずです。かなり天然香料率の高い香りですので、天然香料好きな方、精油好きな方は是非♪
15mlのEdT + 試作品 <5,000円>
2012年 : 10/20
2013年 : 8/30
No.22
(Chanel)


何度チャレンジしても難しかったGuerlainの名香の再現が完成しました。ヒントとなったのは以前にチャレンジしたMahoraにあったのです。調香したのはNahoraと同じJean Paul Guerlainなのですから・・・。チュベローズやジャスミン、スズラン、ローズなどのフローラルノートを複雑に組み合わせて38種の香料を使用するのですが、シンプルを基本としているGuerlainにしてはJean Paul Guerlainの調香は複雑なようです。Mahoraほどではないにしろ、高価なフランジパニアブソリュート、チュベローズアブソリュート、ローズ・アブソリュートにジャスミン・アブソリュートを使用した豪華なパルファムとなります。

8.5mlのParfum <5,000円>
2012年 : 10/7、14


Chanelの香水の中でもNo.5に近いと言われている香りです。確かに姉妹版とも言える調香ではありますが、1番大きな違いはNo.5とは比べ物にならないくらいに複雑だということです。再現に必要な香料は39種で、とにかく細かくいろいろな花の要素が詰め込まれており、チュベローズ風の甘さを中心としたクリーミーフローラルにNo.5が隠れているというような雰囲気です。No.5がキリリと背筋の伸びた印象ならば、こちらは可愛らしいドレスのようなフローラルブーケというところ。アルデヒドも香りますが、クラシカルではなく今の時代にもフィットした美しい香りですよ。

8.5mlのParfum <5,000円>
2012年 : 10/14、27


1922年に発売された白水仙の香り。ナルシスノワールの大ヒットを受けてアメリカ用に作られた別バージョンなのですが、妖艶さを控えて軽やかさを増した辺りがカジュアル嗜好のアメリカらしさを感じさせてくれます。ただ、原型はナルシスノワールですので、美しく澄み切った、冷たさを感じるナルシスの香りなのではなく、しっかりとビターなサンダルウッドが効いた大人の香りとなっています。涼しげで美しいナルシスであれば、Gタイプの西風の方が良いと思うのですが、GuerlainがGuerlainであるように、CaronがCaronらしく香るという点では、これくらいの香りの方が往年の重厚感というか香水らしさを感じさせてくれる良品だと思います。香りはオレンジブロッサムやネロリを軸に、アイリスやサンダルウッドでまとめたナルシスの香りとなっています。

8.5mlのパルファム <5,000円>
2013年 : 1/13、8/16
2013年 : 5/17


初めてのTom Fordの模倣レシピにこちらの香りを選びました。華やか過ぎず、落ち着いたセクシーさを感じさせてくれる彼のプライベートコレクションの香りです。国内でも新宿伊勢丹や大阪のTom Fordの店舗で発売されていますので、香られたことがある方もいらっしゃると思いますが、なんとも強気な高価格。50mlのEdPが2.5万円ということで、香りが良くてもなかなか手を出せない・・・という方も多いはず。市販品よりももっと濃度の高いパルファムとして開催致しますので、存分に彼の世界を体感いただけることと思います。もちろん、この香りを知ると、もっともっと彼の香りが試したくなること間違いなし!

8.5mlのパルファム <5,000円>
2013年 : 3/23、31
2014年 : 2/23 、3/21
Folavril
(Annick Goutal)


歴史的な名香と言われる1つでありながら、近年の規制でとても残念なリフォーミュラを繰り返し、挙句の果てにはMiss Dior Cherieにその座を奪われてしまったという悲しい末路を辿っている元祖のMiss Dior。オフィシャルサイトでもMiss Diorの中に組み込まれ、小さくoriginalと表記されているだけのこの香りは、現行品のMiss Diorとは全く別のシプレです。80年代のものと思われるヴィンテージを基にして模倣レシピを組んだため、現在は使用が制限されている香料たちも使用することとなりました。ジャスミンの天然香料もありますし、オークモスもきちんと使用しています。たくさんのフローラルが見事にシプレに溶け合った香りで、これぞ時代に流されない古き良き香りだと、模倣をして感じました。とても勉強になる良いレシピだと思います。

8.5mlのパルファム <5,000円>
2013年 : 3/23、31


残念ながら国内での取り扱いが終了してしまったAnnik Goutalにとって初めての香り。今でこそ涼しげで爽やかなフローラルノートが有名ですが、1番最初の香りはMandragoreNuit Etoileeにも通じるハーブを使用したアロマティックな香りでした。グリーンノートを柔らかでフレッシュなフローラルで優しく包み込んだその香りは、オーガンジーのリボンのようなふわふわとした香りでした。
廃番となったわけではなく、海外のオフィシャルサイトでは発売されていますが、各国サイトでの取り扱いも減っているこの香りを、クイズ形式にして開催致します。使用する香料はわずか15種。お好きな方は是非♪

15mlのEdT + 試作品 <5,000円>
2013年 : 4/21
2014年 : 5/25


Jo Maloneの中でもRed Rosesと2トップな人気を誇るさっぱりとしたピーチの香りです。かなりのグリーンノートとフレッシュなフローラルノートを重ねて再現していくのですが、ポイントとなるのはグリーンノートとピーチの割合です。うかつに手を出すと不味くなってしまうピーチが、こんなにもジューシーで美味しくなるなんて! という調香師の技をご体感下さい。

甘すぎない点と、肌への残り方が仄かで消えるのも早いという点からとにんく日本人好みのテイストだと思います。同時開催のRed Rosesと重ねると少しカッコいいフルーティーフローラルとなりますので、そちらも是非お楽しみ下さい。

15mlのEdT <4,500円>
2013年 : 5/5、19、6/22


Creedの中でもとても使いやすくで人気の高いローズの香りを取り上げました。250mlの1サイズ展開に限られているこの香りは、グリーンティーとローズというまさに花束そのもののような香り方をするのが特徴で、甘すぎない、フェミニンすぎない、というその香りが絶大な支持を得ています。ただ、やはり問題なのは250mlだということ。確かにコロンのような軽さを楽しむための大容量ではあるのですが、proficeでは敢えて6mlのパルファムで開催致します。

軽やかな香りを楽しみたいという方のために、現行品5mlのプレゼント付き♪ この機会に、EdPと自作のパルファムを楽しんでみませんか?
3mlのEdTを2つほど試作した上でパルファム濃度としますので、カスタマイズした香りをお楽しみ頂けます。
10mlのParfum(3mlのEdT2、3本) <5,000円>
2013年 : 5/11、19、26、6/22
2014年 : 5/17
Juniper Sling
(Penharigon's)


夏の湿気にとても似合うグリーンなシプレと言えばこれ。若き日のJean Claud Ellenaによる調香はシンプルそのものではありますが、シンプルだからこそバランスを変えても楽しめる調香でした。予想以上にシプレが効いていたことも、再現レシピを作ってみて判明したわけですが、もともとの香りがとても軽やかで、コロンのように軽く楽しみたい香りです。今回は、初めて原液(100%濃度)での調香を開催したいと思います。30mlのEdT、20mlのEdP、10mlのパルファム、そして300mlのシャワージェル、シャンプーとお好きなタイプに作り変えることが可能です。


各自お好みのスタイルに + 試作品(EdT) <5,000円>
2013年 : 6/8、29


ジンの香り付けに使われるジュニパーベリー。実際にジンを使用したジュニパースリングというカクテルがあることから、その夏にぴったりな香りが発売されました。実際に香ってみると、意外にもユニセックスで使いやすく、調香もとてもシンプルにまとめられていたことがわかりました。これは、ちょっと試してみるにはぴったりです。ということで、早速模倣レシピにチャレンジし、かなり似たレシピをご用意することが出来ましたので、そのまま使うも良し、メントールを入れてボディスプラッシュにするも良し。ご自由に内容を選べるタイプとして開催致します。オリジナルは7.5%くらいの濃度で、軽めなEdTですが、セミナーでは10%で作りますのでもう少し持続が長くなります。

15ml(EdT) or 50ml(Body splash) <4,500円>
2013年 : 8/4
Extrait d'Annick
(Annick Goutal)


今や伝説ともなってしまった2000年に2,000本限定発売された香りです。貴重で高価なオスマンサスアブソリュートを豪華に使用していることが再販されない理由の1つだと思うのですが、この頃は今よりもまだ流通が今ほど太くはなく、良質良品が手がけられていたという背景もありました。香り自体はとてもシンプルなのですが、いざ模倣をしてみるとレシピはとても細かくなり、複雑なレシピとなってしまいました。天然香料自体、収穫された年や産地で変化してしまうため、模倣する側も大変なのですが、レシピを組んでみて感じたのは、オスマンサスアブソリュートを入れすぎだということ。採算度外視だったんですね、2000年という記念の年だったから? これはファンへのギフトだったのではないかとさえ思えてきました。とても通常価格では開催できないのですが、15mlを13mlとすることで価格を抑えることにしました。また、オスマンサスアブソリュートは濃すぎると香りに酔うこともありますから、今回はEdT濃度でお楽しみいただくことに。

13mlのEdT <5,000円>
2013年 : 12/27、28
2014年 : 2/9、9/23
2015年 : 3/29


リクエストの多かったGuerlainのSamsaraの模倣レシピに取り組んでみました。手元にあるボトルたちは、PMFのGuerlainの年代特定法でチェックしてみると、1989年、1990年、1994年の3種であることがわかりました。その中で模倣レシピ用に・・・と手にしたのは1989年のもの。そう、この香りは1989年発売ですので、模倣レシピのお手本となったのはGuerlainの初回生産分のパルファムなのです。

こちらの香りはサンダルウッドとジャスミンがキーノートであることが有名ですが、ジャスミンアブソリュートに関しては2008年のIFRAの使用規制により、処方が変更となりました。ところが、オリジナルはやはりジャスミンアブソリュートを豪華に使用しないと完成しなかったのです。オリジナルの香りを香りながら、古き良き香り作りをお楽しみいただければと思います。

8.5mlのParfum <5,000円>
2014年 : 8/16、31、9/20、28
2015年 : 3/29


Frederic Malleの香りの中でも特別にセクシーで大人びているIris Poudre。この甘く柔らかな香りを、好きだからという理由で何度も模倣にチャレンジしていました。何度試しても違う・・・。少しもオリジナルに近づかないと諦めたていたのですが、数年を経てじっくり取り組んでみると、香りの中に意外なほどのフローラルノートが隠されていたことに気づき、そのキーノートの意外さに驚かされました。

オリジナルは12%ですが、今回セミナーとして開催するのは20%です。12%のものは意外なほどあっさりとしているのも特徴だったのですが、更に高濃度にすると果たしてどうなるのか・・・。市販品にはないパルファムテイストのIris Poudreをお楽しみ下さい。幾度となくレシピを修正して取り組んだ難産な模倣レシピです。

8.5mlのParfum <5,000円>
2014年 : 8/16、31、9/20、28


1985年発売の香りで、Paco Rabanneにこんなにもセクシーな香りがあったのかと驚くほどの逸品です。プレミア価格がついてしまうほど愛用者やファンの多い香りで、パチョリをたっぷりと使用した少しハニー調のシプレレザリーであるのが特徴で、フローラルノートとしてはローズを軸に組み立てられています。とてもスパイシーでクールでセクシー。古きよきこの香りをご存知ない方も、ご愛用だったという方も、もう手に入らない香りですので、是非この機会にパルファム濃度でお試しを。


8.5mlのParfum <5,000円>
2014年 : 11/2、9、22
 


Guerlainの香りの中でもひときわファンの多いグルマン系の香り。何故ファンが多いのかというと、それはやはり大人っぽいグルマン系にまとめられているということが大きいと思うのですが、香りの軸はバニラとシダーウッドです。ウッディノートをバニラで甘くまろやかにし、更に様々なエッセンスでまとめていくと・・・。レシピは比較的シンプルなのですが、そこがGuerlain。シンプルながらも微妙なニュアンスで組み立てられています。スモーキーなウッディノートが楽しめる、Guerlainのバニラを是非、パルファム濃度でお楽しみあれ。パルファム濃度にすることで、トップからミドルにかけての香り方が本家より力強くなりました。

8.5mlのParfum <5,000円>
2014年 : 11/2、9、22
 

※香料は精油(アブソリュート含む)、単品香料、調合香料と香料会社の製品を使用しています。
こちらの香料の中のいくつかはPROFUMERIA NICCHIAにて販売をしています。

2009年度の内容はこちら。
2010年度の内容はこちら。
2011年度の内容はこちら。
   
2012年度の内容はこちら。
   
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