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ローズとは

華やかであり、清楚であり、美しく気品のある花の中の女王、バラ。世界中で愛好家の多いバラの香りは品種改良によって生まれた種類もとても豊富で、香りもとても幅広くあります。香水の中でも1番種類の多い花であり、貴重な天然香料を使用している製品も数多くあります。古代より人々を魅了してやまないこのバラをオフ会のテーマとしたいと思います。

ひとくちにバラの香りと言ってもスパイシーなものからクラシカルなものまで様々ですし、Rosaというタイトルにはワインのロゼと同じく「ピンク」という意味もありますし、ローズブーケやアンバーローズ、変化球的なローズはひとまず置いておき、ローズを満喫出来るシングルローズにテーマを絞って開催したいと思います。

  

ローズはブルガリア王室認定の成分表付きの信用するものを個人輸入で大元から購入したので信用のある完全正規品です。水蒸気蒸留のローズオットーと溶剤抽出のローズアブソリュートの2種を用意しております。(生花とあまりに違うのでびっくりすると思いますが、これが本物・・・ということで)神代植物公園にはこの香料の原料であるダマスクローズも開花していますし、グラースローズやメイローズと言われるセンティフォリアローズも咲いています。

神代植物園のオフ会はこちら、オフィスでの香りのオフ会はこちら

神代植物公園オフ会

開催日時 ■2008年6月14日(土)
開催時間 13時〜15時
場所 東京都立神代植物公園
定員

なし(現在14名)
→雨天時事務所参加8名(定員12名)

参加費 500円(入場料実費)
内容 都内最大のバラ園に出かけ、実際に種類の違うバラの香りを楽しみながら香水と比較をする。


当日は梅雨時期にも関わらず雨が降らずにとても気持ちよく散策することが出来ました。参加者の皆さまが揃いも揃って遅刻されたのも印象的でしたが、そこをきんちんと取りまとめるわけでもなく

「30分くらい待とうか」

という、ゆる〜い感覚での集合でした(笑)
大空の下では皆さんおおらかです。参加者同士話をしていたらあっという間に30分なんて過ぎてしまいますから。

結果として13時30分くらいからのスタートだったのですが、終了時には17時の閉園時間で追い出されるという形になりましたから、3時間半はじっくりと時間をかけて堪能したことになります。恐るべし、我ら。まずは公園内のバラ園へと進みます。

公園内ではまず事前に選んでおいた芳香種のバラ11種を順番に香ってイメージをメモしていきます。事前に用意しておいたバラの系統図には6種の分類を記載していたのですが、当日はその6種全ての香りを香ることが出来ました。ダマスククラシックの芳純、ダマスクモダンのパパメイアン、ティーローズのガーデンパーティー、フルーティーのダブルデライト、ブルーのブルーバユー、スパイシーなハマナスです。6種類の香りを順番に香りながら、他の種類を香っていくとムスクっぽいもの、プラスティックっぽいもの、パウダリーなものと幅広く香りに種類があることがわかります。

香っているうちに参加者の皆さんも鼻が慣れてきたようで、1周した頃には最初に香ったバラの印象が明らかに他の種類と別物だと認識できるようになっていたようです。

うーん、やはり生花は奥深い。

パパメイアンと芳純は資生堂の香水と比較をしながらでしたし、ローズオットーやアブソリュートの希釈したものを持参していたので、生花と精油の違いも良く分かっていただけたかと思います。 残念ながらダマスクローズやガリカ系、センティフォリアローズという精油を得ているローズは花期が終わってしまっていたのですが、初めて作られたハイブリットローズと言われているラフランスという種類の香りはとてもキレイでしたよ。


バラを一通り堪能した後は温室に入ったのですが、温室の入り口でヘリオトロープを香りました。咲き始めが1番香りが強いです。温室の中では奇妙な食虫植物を見たり、ハマユウ系のウォータリーなホワイトフローラル、イエライシャンのもわんと広がる香りを体験しつつ、出口ではココナッツの香りの蘭等を香りました。びっくりです。蘭なのにココナッツの香りだなんて。

そこから外へ出てハニーサックルを香りながらあっちこっち説明を続けてマグノリア園に向かいました。近づくだけで風に乗って運ばれてくるマグノリアの香りにうっとりとしたのですが、それもそのはず。マグノリア園には姫タイサンボク、観察用に手の届く位置に花があるタイサンボク、バナナ香のオガタマまで咲いていたのですから。全て強香なマグノリア種ですので、ここにてマグノリアの香りの共通香を体験しました。次は川沿いにひっそりと植えられていた黒文字です。昔から爪楊枝(和菓子用の楊枝とか)に使われてきた樹木でとても素敵な香りがします。口ら運ぶちょっとした用具に微かな香りがしているだなんておしゃれじゃないですか。昔の人の知恵に感動です。

パパメイアン / Papa Meilland
1963年/フランス
作出者メイアンの祖父の愛称から名づけられた黒紅色系の代表。1988年世界バラ会連合「バラの栄誉の殿堂」入りした品種でもあり、ダマスクモダンの強香種。
1、華やかさがある
2、イメージしているバラの香りに近い

■バラ香の基本と言えそう
芳純
1981年/日本
Mr.Roseこと鈴木省三が京成バラ園にて作出したダマスククラシックの強香種。ばら園の香りはこの芳純を核にグリーン、シトラス、フルーツをプラスしたもの。
1、イメージしているバラの香りに近い
2、華やかさがある
3、 香水にそっくり

■ ワックスっぽい、トマトっぽい、お酒っぽい、プラスティックっぽい香りを感じる
ホワイトマスターピース
White Masterpiece

1969年/アメリカ
E S Boerner作出の微香性種。ちょっと咲きかけに青みがかった白品種。

1、甘さがある
2、フルーティー
3、華やかさがある
4、好きな香り

■青さがある、温州みかんの香りを少し感じる、パウダリー、マット感(透明感が薄い)
ダブルデライト/Double delight
1977年/アメリカ
花色が黄色からピンク(赤)に変化するバラで、2003年米国ローズオブジイヤー受賞。フルーティーな強香種。
1、甘さがある
2、フルーティー
3、 好きな香り
4、 華やかさがある

■フレーバー系、エスカーダ調、ダーク、プラスティックっぽい、横広がりな感じ、優しげ
トラディション95/Tradition’95
1995年/ドイツ
一房に4〜5輪の花をつける強香種でコルデス作出。
1、すっきりとしている
2、華やかさがある
3、イメージしているバラの香りに近い
4、酸味が強い

■可愛らしい、香りが弱い
メルヘンケニギン/Marchenkonigin
1989年/ドイツ
おとぎ話の女王という名のバラで、もコルデス作出の微香種。

1、好きな香り
2、すっきりとしている
3、甘さがある

■生花なのにどこか人工っぽい、優しい、パウダリー、昔っぽい、やわらか、ムスク調
ガーデンパーティー/Garden Party
1959年/アメリカ
スイム作出。微香種との記載が多い中、意外に香りが出ていた品種で、珍しいティーローズ系の香り。
1、すっきりとしている
2、意外な香り

■プラスティックっぽい、青みがある
マウントシャスタ/Maunt Syasuta
1963年/アメリカ
カリフォルニア州北部に位置する地球の第8のチャクラにあたる場所で、天に一番近い場所と言われているのがマウントシャスタ。その地名を名づけた白バラの中香種でこちらもティーローズ系の香り。

1、甘さがある
2、意外な香り

■洋ナシっぽい、ニンジンっぽい、青い、パウダリー
ブルーバユー/BlueBajou
1993年/ドイツ
コルデス作出のブルーローズ系でブルーというよりも淡いパープル。ブルー系のローズは微香でも特徴のある香りがします。
1、意外な香り
2、すっきりとしている
3、好きな香り

■優しい、野菜っぽい、たおやか
ハマナス/Japanese Rose
海岸の砂地に自生し、実が梨に似ていることから浜梨となり、なまってハマナスと呼ばれるようになる。果実はローズヒップとして食することも可能。
1、すっきりとしている
2、スパイシー
3、ウッディ調

■思ったよりも香りが薄かった、クローヴっぽい、可憐
ラ・フランス/La France
1867年/フランス
オールドローズの名香で、初めてつくられたハイブリットローズ種。 この花以前の種をオールドローズ、以降の品種をモダンローズと言います。
1、フルーティー
2、イメージしているバラの香りに近い
3、甘さがある
4、好きな香り

■バランスが良い、素晴らしい香り、透明感がある、ハーバル系、可愛らしい
ダマスクローズ/Damask Rose
原種系のダマスク種で以降に交配種がたくさん出ていますが、系統としてこのダマスク種が香料の原料として多く栽培されています。
典型的なダマスク香でしたが、どことなくローズウォーターそのものの香りにも感じました。
ゴールデンメダリオン/Golden Medaillon
1984年/ドイツ
コルデス作出のバラで、花弁の周りが波打つ独特な丸弁咲き。
当日のメモからははずれた11種目だったのですが、黄色がぴったりなフルーティー系の香りでした。わりと強香種です。
ヘリオトロープ/Heliotrope
ムラサキ科の植物で甘くパウダリーな香りがします。結構強い植物であっちこっちの公園に植えられていることと思いますが、この花がヘリオトロープであることに気づかない人が多いようです。オフィスでも咲いています。
イエライシャン
カガイモ科のつる性植物です。ジャスミンにちょっとバナナっぽい香りを加えて温かくしたもわんと広がる香りで、イランイラン系の香りかも。この花自体はオムレツやスープに入れたりして食べられるエディブルフラワーなのだそうです。
不気味な食虫植物。この血管が浮いたような袋が割れてめくれるように広がり、中には虫を寄せる悪臭が・・・(汗)
でも、これを可愛いと言い切る参加者も!!
ヒメタイサンボク/Magnolia glauca
握ったこぶしサイズの小さなタイサンボク。花弁は堅く、はらはらと散ってしまいそう。香りはすっきりとした瑞々しさを持った少しクリーミーな香り。
タイサンボク/Magnolia grandiflora
人の顔ほどもある大型種のタイサンボクで剪定していかないと巨大な樹木になり、とても手の届く高さに花は咲かない。香れる位置に花があること自体が珍しいです。

シングルローズの比較会

開催日時 ■2008年6月21日(土)、22日(日)
開催時間 14時〜20時
場所 杉並区高円寺(JR高円寺駅徒歩7分)
定員

21日 10名
22日 12名

参加費 1,000円
内容 シングルローズの通常のオフ会形式。シングルローズの香水を25種、生花を8種用意しました。

21日の土曜日は急遽キャンセルが入ったこともあり10名となってしまいましたが、翌日は増減を繰り返して12名に落ち着きました。やはり12名がギリギリですから前日の10名もちょうど良かった気がします。今回は芳香種と言われるバラを8種類用意したのですが、1日早く着いてしまったこと、手配したバラがとても繊細ですぐに散ってしまうなど大変な花を手配してしまいました。香りも全くないものがあったり、強香のはずが微香だったりして予想外のものありましたが、「様々な香りがある」ということをわかっていただければ嬉しかったので、それだけでも良かったのかな。

ロマンティックキュリオサ
詳細がわからないのですが、切花用の品種で、キュリオサとは珍しいという意味。外側の花弁はピンクの絞りが入っているのですが、内側はクリーム色です。少しムスク調のふんわりとしたダマスクモダン香。
かおり
滋賀県の大井農園が作出した近代品種。白と紫の複色が目を惹くしぼり種で、名前の通りに香りが強いダマスクモダンの品種。
ライラックローズ/Lilac Rose
1990年/イギリス
デイビッド・オースチンが作出した四季咲きのミルラ香なイングリッシュローズ。ワイフオブバスよりも強香。
ワイフ・オブ・バス/Wife of Bath
1969年/イギリス
英国中世の著名な詩人、チョーサーの「カンタベリー物語」の登場人物・バースの奥さんの名前。スパイシーなミルラ香のイングリッシュローズ。
桃香
2003年/日本
成バラ園芸が作出した品種で、外側の花弁がローズピンクでとても繊細な花弁のダマスクモダン香品種。届いた日しか良く香らず、22日には散ってしまいました。
スプレーウィット/Spray Wit
1995年/日本
ポリアンサ系のオールドローズで香りはとても微香。第一園芸作出で、スプレータイプのミニバラ。微香のはずだったのに全く香らずです。
■好きな香り
1位 ロマンティックキュリオサ
2位 かおり
3位 アップルティー

■意外な香り
ライラックローズ
アップルティー/Apple tea
詳細不明な切花品種。花弁の内側と外側の色が微妙に違います。内側が薄く外側が濃いアプリコットカラーで、香りもフルーティー系の中香種。
サフィーア/Saphir
1989年/ドイツ
もともとのものと花色を変えたものを京成バラ園が作出したサーモンピンク種の中香系品種。サファイアのことですよね。

「かおり」という品種を含め、ダマスク香のものと、少しムスク調の(石鹸っぽいローズ)、フルーティー系のもの、そしてスパイシーなイングリッシュローズを集めていました。ダマスク香は一般的に「バラっぽい香り」としてイメージに定着しているはずですので、イングリッシュローズのスパイシーな香りを香って「こんな香りもあったんだ!!」と認識して欲しかったのです。また、フルーティー系はダマスク系のフルーティーローズだと若い世代にも広く好まれそうな香りとなりますから、やはり好きな香りのランクに入りました。

園芸種に比べて切花品種というのはどうしても芳香の強いものが多くありません。香りが強かったら花束が香るわけですからとっても素敵なのですが、品種改良を進める中で重視されたのは香りよりも姿形、もちの良さでした。現在は花の付加価値としてキレイで且つ香りも良いものを作り出していますので、「かおり」のような品種が次々出てくると花束にも香りが生まれるわけです。楽しみですよね。


シングルローズの比較

1、Annick GoutalのRose Absolue
精油をしっかりと使用しているのですが、精油のクセを随分と和らげて使いやすくまとめている感じ。でも、重いと感じてしまう方もいる様子。EDTはコロン並みの軽さなのでEDPがEDT濃度だと考えて良い感じです。

2、Attar BazaarのArabian Wild Rose
しっかりと精油の香りがするワイルドローズです。渋くてアニックよりも存在感がある、なんて意見も。オイル希釈ですから持続が良いのもポイントです。

3、Bulgari Rose Essentielle
参加者にはぜっ不評の香り。このラインナップではきっと最下位に位置してしまう香りなのですが、理由としてはやはり「瑞々しさ」を現したと思われる成分がとてもケミカルさを出してしまっていること。精油になれるとこういう成分が気になってしまいます。また、香りもローズとはかけ離れている、化粧品っぽい、ブルガリ臭がするという意見も。「バラではない」と思われた方がとても多いのも特徴です。

4、CaronのRose
キャロンらしい甘さとパウダリーさをもった品格を感じるローズで、同じくパウダリー、クラシカル、女性らしい、キャロンっぽいという意見が多かったようです。

5、DemeterのBulgarian Rose
価格の割にはとても良い香りで、ダマスク香がとてもキレイに出ています。ただ、僕はこの香りだったらバスラインの方が好きかも、と感じるんですよ。シンプルでまるでローズウォーターのようです。安っぽいという意見ももちろんありますが、わりと好きかも、という意見もあったりします。

6、Crabtree & EvelynのEvelyn Rose
いわゆるブーケ的なローズです。バラの香りの香水を探しているという方にはこれが良いと勧める方も多い香りなのですが、このラインナップではちょっと異質に感じてしまうようです。洋ナシっぽい、フルーティーという意見に続いて多かったのは石鹸っぽいという意見。ホワイトムスクが強く出ているんですね。

7、FlorisのWhite Rose
パッと香った瞬間はキレイなローズなのですが、次第に他の香りが出てきてやはりローズ系の香り、というところに落ち着きます。清楚、フルーティー、甘い、石鹸っぽい、ウッディが出てくるなんて意見も。

8、FragonardのRose De Mai
ブルガリに続いて異質に感じられたのがこの香りのようです。可愛らしくまとめたフルーティーフローラル系のローズですから、洋ナシっぽい、マリン系の香りがする、あまりバラっぽくない、安っぽい(深みがない・・・ということかも)なんて意見も。

9、GuerlainのAqua Allegoria Rosa Magnifica
ちょっとローズ以外の部分が多く出ていて皆さんからは土臭い、バラっぽくない、化粧品っぽいとの意見も。典型的なバラ風香水だと思いますゲランらしい渋さを秘めた香り。

10、Il ProfvmoのRose Secrete
シンプルながらとても精油っぽいと人気の高かった香り。EDPよりもパルファムの方が素晴らしいので、パルファムでの比較としました。好きな香りとしても2番目にランクインです。クセが柔らかくなっていて素敵な再現だと思います。

11、Jo MaloneのRed Roses
ジョーマローンの中でも格段に人気の高い香りのはずなのですが、参加者の皆さんには好き嫌いが分かれたようです。確かにベースノートが渋いですからメンズっぽく感じてしまう人も多いようです。酸味が強くて苦手という意見も根強いですね。以外に苦手な方が多いようでちょっとびっくりでした。生々しさを感じるのかなぁ。

12、Les Bains du MaraisのRose Confiture
「薄い」という意見が多かったのですが、それもそれはず、これはオードソワンだったのです。もう少しマメにムエットに付け直したり、肌に付けていたらとてもキレイなダマスク香を感じていただけたことと思います。

13、MazzolariのLe Rose
ムスクが強いながらも比較的さっぱり目に作られている香り。ローズっぽさもダマスク香もキレイに出ていますが、どことなくちょっとつかみどころがないというか、印象には残り辛いイメージがあります。素敵だとは思うのですが。大人の香りという意見に納得です。

14、Palazzo VecchioのRosa di Damasco
ローザブルガリではなくて敢えてこちらの香りを比較の中にラインナップしました。こちらはホワイトムスクがない分純粋にローズが香ります。参加者の皆さまには精油っぽさでは1位に、好きな香りとしては4位になりました。この香りはディフューザーとして販売されているので、ディフューザーから香るバラの香りはお好きな方が多いようです。香りのないバラを飾るのであれば、その横にはこのディフューザーを是非♪
ローザブルガリも同じ香料を使用していますが、ホワイトムスクがある分持続性に長けています。

15、Parfums de RosineのRose d'Rosine
ローズらしいローズではあるのですが、やはりきちんと「香水」としてまとまっている香りなのでムエットでは他の香料が強く出てきてしまうようです。シングルローズというよりもローズをテーマとしてまとめた香りというニュアンス。さっぱりと軽いものではなく、しっとりと大人の品格ある香りの系統です。

16、Perfumers WorkshopのTea Rose
懐かしいとか、古いという意見もありながらスパイシーで好きな方もいらっしゃったり。ティーローズ系のクセをそのまま出していて、精油っぽくはないのですが愛用されている方も多いのでは?価格も安いので、パシャパシャと使えるカジュアル系なローズです。でも、カジュアル品だったら参加者の皆さまはディメーターの方が良かったようですね。

17、Santa Maria NovellaのRosa
ノヴェッラの中ではポプリにも共通するハーブ香というか、タール系の香りもしているちょっと変わった香り。ノヴェッラらしい香りなので独特なノヴェッラ香がお好きであれば良いのでしょうけど、シンプルな生花を求めるとダメなようです。

18、Shiseidoのブルーローズ
19、Shiseidoのばら園
20、Shiseidoのパパメイアン
21、Shiseidoの芳純
22、ShiseidoのWhite rose Natural
資生堂コレクションのような資生堂尽くしでしたが、ムエットではやはり「似た感じ」になってしまったようです。生花と比較すると生花そっくりなのがわかるのですが、「生花に似ているけれど好きではない」とか、使いやすそう、すっきりとしすぎている、無難な香り、という意見も多かったようです。やはり参加者の方々はもっとしっかりとした香りがお好みだったようですね。ホワイトローズナチュラルも精油っぽいとの意見はあったものの、好きだと答えた方はお1人だけでした。(なんだかとっても意外な結果)

23、d'icila & coのLa senteur
こちらもとても意外な結果なのですが、全く人気がなかったようです。精油っぽさの上に重なるフルーティーさがダメだったのかトイレの芳香剤っぽい、バラではない、メンズっぽいと感じた方もいらしたようです。ディオラマというバラの香りの再現にいろいろな香りを加えたもののようなのですが、もともとのディオラマがティーローズ系の香りなだけにダマスク系がお好きな皆さんには不評だった様子です。僕はとても好きなのですが。

24、Farm TOMITAのハマナス
ジョーマローンのレッドロージズにとても良く似た雰囲気を持ちつつ、ウッディを強くした感じの香りです。こちらよりも横に置いておいた資生堂の知床オードパルファムのハマナスの香りの方が人気だったようです・・・。

25、SinaryのRose5500
「パンチがある」という意見に思わず笑ってしまったくらいに精油ばかりの香りです。ムエットを付け直したら一同が納得・・・ということでしたので、ラストノートではあまり精油っぽさが隠れてしまっていたようですね。25mlで52,500円というパルファムなのですが、香りは本物です。本物なのですが楽しくないんですよ。これだったら精油を自身で希釈しても良いかな、という感じの香りです。ちなみにこのメーカーはアザレ化粧品から分裂したマルチ商法のコスメブランドです。(ちょっとイメージの悪い会社)


精油をしっかりと使っているもの
1、Il ProfvmoのRose Secrete 2、Palazzo VecchioのRosa di Damasco 3、SinaryのRose5500
なんだか2番にPalazzo Vecchioが選ばれたのはとても嬉しいことなのですが、精油そまものというよりも精油を使った「キレイなローズアコード品」のものが選ばれているようです。4番目はAnnick GoutalのRose AbsolueAttar BazaarのArabian Wild Roseが同率でランクイン。僕はShiseidoのWhite rose Naturalとかd'icila & coのLa senteurとかもっと選ぶ人がいると思っていたので意外な感じでした。

好きな香り
1、Attar BazaarのArabian Wild Rose 2、Il ProfvmoのRose Secrete 3、Annick GoutalのRose Absolue(EDPです)
なんとなんと1番に輝いたのはAttar BazaarのArabian Wild Roseだったというとても意外な展開です。こういう系統って皆さんお好きなんですね。ちょっとワイルド過ぎるのかな、と思っていたのですが、キレイだったりシンプルなものよりも少しクセのあるワイルドなものが良いのかも。と言いつつも2番目はIl ProfvmoのRose Secreteですし、4番目にはPalazzo VecchioのRosa di Damascoがランクインしましたので、好みは様々とも言えます。

■総括
ちょっと今回は用意した花のことで反省もありましたが、オフ会そのものは皆さまとても楽しんでいただけたようです。イランイランもしっかり見頃を迎えていましたし、ヘリオトロープやシナモンの木(シナモンリーフ)もあったりして。バラについてはお好きな系統が見つかれば良いな、と思っていたので結果はどうあれ楽しいものなのですが、予想していた結果が1つ。それはゲランやフラゴナール、クラブツリー&イヴリンに見られるコメントです。こちらの製品は、「バラの香りの香水が欲しい」という人によく勧められる典型的なバラ香として位置づけられているものなのですが、オフ会でのラインナップの中では存在自体が霞んでしまうくらいにバラっぽくないのです。そもそも25種類もバラを香り分けて比べることはまずないですし、その横には「バラ系」としてルタンスやペンハリガン、ロジーヌの夏向きなローズ等違う系統も置いてありましたからバラを香れば香るほど違って感じてしまうのも当然です。

でも、ゲランのカウンターで香るとバラなんですよ。それは回りにおいてあるものがバラではないから。フラゴナールだってクラブツリー&イヴリンだってそうです。各メーカーの他製品と比較すると間違いなく「バラ系統」なのであって香った方もそれで納得されると思うんですね。でも突き詰めていくと、他社製品と比較すると捉え方が変わってしまうのです。

予想に反していた点も1つ。僕は精油っぽいものと好きな香りは必ずしも一致をしないだろうと思っていました。精油っぽいものは決して使い安いとは言いにくい香りになりますし、ゼラニウムっぽい青さや独特のクセを持っていますから。でも、精油っぽいと選ばれた香りのものが生花っぽい要素を再現した香りであったために比較的似た感じになったのですね。それにしてもAttar BazaarのArabian Wild Roseが1番だったのがとても意外に感じると共に、なんだか選んでもらえた嬉しさも感じます。この香りが陽の目を見ることになるだなんて!!

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