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■2006年8月17日 数々あるお茶系の香り

日本人であるからしてお茶というのはとても身近で、最近のペットボトル飲料は香りを強くしたものも多いですよね。タイや韓国では緑茶がブームですし。健康ブームとカテキン効果で一躍世界に広まった緑茶ですが、香料としての利用も近年ぐぐっと増えた気がします。緑茶に限らず、白茶、紅茶等いろいろなお茶がありますが、ジュースではなくて「お茶系」に分類される香りをいろいろと集めてみました。一番有名なのはエリザベスアーデンのグリーンティーですから、あの香りを「緑茶」と捉えている人が多いかもしれません。しかし、フレイバーとして精巧に再現しているペットボトル飲料の香りと比較してどうですか?


緑茶の茶葉はツバキ科の植物で学名はCamellia sinensis L.です。カメリアはツバキのこと。日本人ですからこの辺りはご存知だと思うのですが、種類は製造工程によって不発酵茶(緑茶)、発酵茶(紅茶)、半発酵茶(ウーロン茶等)と大きく3つに分けられます。緑の摘み立ての茶葉を新鮮なうちに加熱処理し、酵素の働きを止めてしまって酸化を防いだものがいわゆる緑茶で、加熱処理時に蒸すのが日本の緑茶、釜茹でするのが中国緑茶です。紅茶は揉んで発酵させたもので、香りとタンニンを増やして加熱乾燥したものです。紅茶の香りは茶葉と産地によって大きく異なるのは有名ですよね。半発酵茶は紅茶の過程で、発酵を途中で中止したものです。旨みを増幅させると共に、香りも増幅させるのですから、発酵の文化ってすごいと思いますよ、ホント。そんな緑茶ですが、大きな精油の産地は記載してある資料が見当たりません。日本は緑茶成分についての研究が進んでいるので、茶葉から様々な成分を抽出しているはずなのですが、そのほどんどの利用は香料というより、飲料だったり、食品(加工品)になっているのかもしれません。健康食品は多いようですよ。オイル使用のものが。

いわゆる緑茶系の香水が日本でも癒しブームで人気となって、あっちこっちで目にするようになり、次第に様々なブランドが緑茶系の香りを発売しはじめた頃、この緑茶の精油を香ってびっくりしたんです。今までの緑茶はなんだったのか、と。そうです、茶葉の香りは決してパウダリーではなく、澄み切ったグリーンノートなんですから。青さという色で表現する香りです。あなたの愛用している緑茶系の香水はどんな香りですか?

フルボトル使用
アトマイザー使用
1、サクセスドパリのフジヤマグリーン
2、ローラアシュレイのローバイローラアシュレイ
3、ゲランのミントフォーリア
4、パフューマーズワークショップのティーローズ
5、オッキベルディのテ・ブラン
6、ペンハリガンのアルテミシア
7、イノシシ薬局のテ・ベルデ
8、Parazzo Vecchioのテ・ベルデ
9、ロクシタンのミントグリーンティー
10、ウンガロのアパラシオン・オム
11、レルボラリオのTe Bianco
12、ジェニファーロペスのスティル
13、カルトゥージアのメディテラネオ
14、ジャンヌアルテスのサン
17、アーデンのグリーンティー
19、ノーマカマリのThe
20、アーデンのアイスドグリーンティー
24、パルフュメリエ・ジェネラーレのL’Eau Rare Matale
25、パルフュメリエ・ジェネラーレのHyperessence Matale
26、アーデンのスパイスドグリーンティー
27、ロジェ&ガレのオーデ・テ・ベール
28、Profumi di Pantelleriaのアイレ
29、ロタンティックのグリーンティー

15、ラルチザンのTea for Two
16、ラルチザンのひと夏の紅茶
18、フェリシモの56アールグレイ
21、ロクシタンのグリーンティー
22、マサキマツシマのミンティー
23、ブルガリのオーテルージュ
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■未テストのお茶系
ブルガリのオパフメ、オパフメ・オーテブラン
カリプソのThe
ディメーターのアールグレイなど


香りの一言コメント

1、サクセスドパリのフジヤマグリーン
トップにシトラスはありますけど、比較的グリーンの強めに出ている香りです。香りの持続はそれほど長くありませんが、安くてしっかりした香りです。

2、ローラアシュレイのローバイローラアシュレイ
うーん、お茶系と言うには微妙ではあります。お茶っぽさを感じることは感じるのですが、香りが独特で、お茶を組み込んだ香り、という印象ですね。特徴的です。

3、ゲランのミントフォーリア
これは歯磨き粉のようなフレッシュミントが香るミントのハーブティー系です。次第にうっすらと甘みが出てくるのですが、その頃にはミントが跡形もなく消えうせてしまうのが残念です。

4、パフューマーズワークショップのティーローズ
購入当時はバラ紅茶系に香っていたのですが、久しぶりに確認をしたら、本物のティーローズ系のバラに近い香りに感じました。バラ紅茶ではなく、ちゃんとティーローズ系のバラの香りを汲んだ香りだったのですね。スパイスローズ系です。

5、オッキベルディのテ・ブラン
確かにグリーンティーではないけれどお茶系なんです。グリーンティーのグリーンの部分を取り除いて、ホワイトムスクを足した感じです。

6、ペンハリガンのアルテミシア
一応、ジャスミンティーがあるので・・・と思ったのですが、メインではなくて随分甘さもありますから、お茶系というよりも、組み込んだ系ということで。

7、イノシシ薬局のテ・ベルデ
かなりグリーンです。グリーンティーそのものに随分近いのですが、レモンを少し足した感じですね。すっきり、さっぱりです。

8、Parazzo Vecchioのテ・ベルデ
イノシシ薬局同様に、グリーンティーそのものです。グリーンティーの青い香りはまさに、これですよ!!という基準となる香りで、バラに重ね付けすると青くさいバラになってとても素敵です。

9、ロクシタンのミントグリーンティー
いやぁ、トップにあったハズのミントが随分姿を消していました・・・。劣化ですね。ラストノートはそれほど変化がなかったのですが、少しだけ焼けた香りがしました。ダメです、劣化品で比較できず、ということで。

10、ウンガロのアパラシオン・オム
最近のものの中では、しっかりとグリーンティーを感じられる香りとなっています。カテキン効果をうたい文句にして売れるもの?という大きな疑問はありましたが、香りそのものは良い感じのグリーンティーです。

11、レルボラリオのTe Bianco
ホワイトティーってやはりはっきりとお茶を感じないんですけど、どうしても潜んでいるんですよ、お茶の要素が。全体的には5番のオッキベルディのものに似ていますが、少し日本の梨を加えたようなフルーティーさが最後に残ります。

12、ジェニファーロペスのスティル
これも大きく劣化していました。ひどく使えない悪臭だったり、カラメル臭はないのですが、全体的に香りが薄くなっており、トップに香っていたはずのレモンっぽさが全くなくなっています。やはり、香り全体が薄いです。よって、比較できず。

13、カルトゥージアのメディテラネオ
もう、とってもレモンティーです。すっきりさっぱりレモンティーで、甘さがあまりないのがいいですよね。レモンのシングルノートにグリーンティーを重ねたらこんな感じになるのかも。レモン3にグリーンティー1くらいで。

14、ジャンヌアルテスのサン
アルコール臭のとても強いレモンティー系。レモンティー系でも少し甘みのあるものだから、フレーバーに近いのかもしれないです。

15、ラルチザンのTea for Two
これは、一言で言うと「チャイ」ですね。とても面白い香りだと思います。ティーカップに注がれたミルクティーのチャイではなくて、缶に入ったままのスパイスの状態のチャイにとても良く似ています。

16、ラルチザンのひと夏の紅茶
うーん、印象はそのままグリーンティー。ジャスミンティーとか紅茶ではなくて、アーデンのグリーンティー系に感じてしまって、この香りなら別にラルチザンでなくとも・・・という気持ちになってしまいます。アーデンの方が香料一つ一つの香りが分裂して分かるのに比べて、こちらはまとまっている感じはします。

17、アーデンのグリーンティー
一番メジャーなグリーンティーですね。これが大ヒットしていろいろな類似系が出てきましたけど、この元祖の香りはわりとグリーンの香りが出ていると思います。

18、フェリシモの56アールグレイ
少しインセンスっぽさのあるお茶系です。トップにベルガモットが香り、少し苦味のある香りが続くのですが、しばらくすると落ち着いたお茶系になっていきます。紅茶かと言われると微妙ですね。スパイスも効いてるし。これ、レディースなのでしょうか?少しメンズ寄りの香りの気がします。

19、ノーマカマリのThe
エリザベスアーデンのグリーンティーを濃くして、輪郭をはっきりとシャープにした香り。アーデンはレディース寄りのユニセックスですが、こちらはメンズ寄りのユニセックスです。

20、アーデンのアイスドグリーンティー

基本はミントグリーンティーなのですが、ベースの渋い香りがある分、少しクセがあります。シトラスが飛んでしまうと湿布のような香りがします。モスが出てきているのかな。

21、ロクシタンのグリーンティー
すっきりソフトなグリーンティーで、シトラスとしっかりまとまっている感じです。緑茶の葉自体の香りは強いかというと、アーデンほど強くはない気がします。

22、マサキマツシマのミンティー
イメージ的にはロクシタンのミントグリーンティーそっくりですね。売れ筋、日本人好みの香りだと思います。マサキマツシマなりにもう少し独特の香りをベースにしていたら良かったのに・・・と思ってしまいます。先に2社も同じような香りを出しており、そこそこヒットしてますから、模倣と言われてしまいそうですよね。残念。でも、香りはいい香りですよ!

23、ブルガリのオーテルージュ
これは甘みの少ない紅茶系でユニセックスな香りですね。お茶系はユニセックスが多いんですけど。ジャワティーにスパイスを加えた感じです。

24、パルフュメリエ・ジェネラーレのL’Eau Rare Matale
スモーキーなブラックティーということで、寺院的な香りがします。くぐもった香りというのでしょうか。お茶らしさがあることはあるのですが、とても不思議な香りです。

25、
パルフュメリエ・ジェネラーレのHyperessence Matale
上の香りの濃縮バージョンで、濃度は30パーセントですからパルファムですね。香りの持続も抜群で、上の香りにスパイスを加えた感じなので、スパイスブラックティーですか。

26、アーデンのスパイスドグリーンティー

基本はグリーンティーですが、やはりスパイスが香ります。でも紅茶っぽさはないんだよなぁ。やはり、グリーンティーです。

27、ロジェ&ガレのオーデ・テ・ベール
緑茶の中の苦味と渋みを感じる香りで、時々ふわっと梅昆布茶のような香りを感じてしまう不思議な香り。バスラインで展開しているので、ライン使いで楽しむことが出来る貴重なブランドです。アーデンや他のグリーンティーものに比べて、石鹸っぽさが少ない分、男性が使いやすいユニセックスかもしれません。

28、Profumi di Pantelleriaのアイレ
ホワイトティーがメインでマテ茶とフローラルが優しく香ります。ジャスミンとアイリスが香りますね。そして、ウッディ。

29、ロタンティックのグリーンティー
緑茶独特の香りはあまりなくて、とても軽い香りです。いわゆるグリーンティー系とは少し違ったグリーンフローラルウッディな香り。


緑茶系
Parazzo Vecchioのテ・ベルデ
コメント:とても強いグリーンティー
イノシシ薬局のテ・ベルデ
コメント:少しレモンが香るかも
ウンガロのアパラシオン・オム
コメント:手にしやすいグリーンティー系

レモンティー
カルトゥージアのメディテラネオ
コメント:高くてもこれが一番
ジャンヌアルテスのサン
コメント:安いけれど・・・
ジェニファーロペスのスティル
コメント:レモンティーに少し蜂蜜入り

ミントグリーンティー
アーデンのアイスドグリーンティー
コメント:渋ミント系ですっきり
ロクシタンのミントグリーンティー
コメント:ミンティーと酷似
マサキマツシマのミンティー
コメント:ロクシタンと酷似

そっくり系
アーデンのグリーンティー
コメント:少しレディース寄り
ロクシタンのグリーンティー
コメント:完全ユニセックス
ノーマカマリのThe
コメント:少しメンズ寄りで濃厚

その他お茶系
ラルチザンのTea for Two
コメント:チャイですよ、チャイ!!
ゲランのミントフォーリア
コメント:ミントのハーブティー系
ブルガリのオーテルージュ
コメント:スパイス系紅茶

お茶系だけど、面白い香り
パルフュメリエ・ジェネラーレのL’Eau Rare Matale
コメント:寺院的なブラックティー

お茶系だけど、メインではないと考えた方が無難なもの
ローラアシュレイのローバイローラアシュレイ
コメント:複雑な香りで特徴的です
ペンハリガンのアルテミシア
コメント:甘みもあるのでジャスミンティーだけではないぞ、と。
パフューマーズワークショップのティーローズ
コメント:紅茶ではなく、バラの種類

総括取り合えず手元にあるもので比較をしたのですが、安価なものは劣化が早いなぁ。ロクシタンの製品ってネロリローズも含めて劣化が早いですって、大変!!しっかりとしたフレグランスはそれなりの経年劣化でも、色が濃くなる程度だったりしますけど、安いものは粗悪になってしまうものが多い気がします。ということで、いろいろなお茶ですが、お茶そのものってすっきりした香りだと思うんです。お茶系の多くは、少しパウダリーでふんわりとした香りのものが多いですよね。これはまだまだ種類がありそうですから、どんどん追記していこうと思います!


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