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16a Orchard / 16a オーチャード


<香 調> パウダリーウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EDP

トップ
ベルガモット、レモン、ジンジャー、カルダモン
ミドル
マルメロ、ジャスミン、スズラン
ラスト
ムスク、スエード、アンブロックス、トンカビーン



2021年発売。1995年にWest Villageエリアの15 Christopher Streetに店舗を構えたAedesは、目と鼻の先の9 Christopher Streetへ移転した後、2016年に7 Greenwich Avenueへ、2018年には現在のLower East Sideの16a Orchard Streetへと移転したのでした。

 

 

店舗は拡大し、事業展開も広がり、オリジナルブランドも増えたAedesですが、その住所を香りとしたものが2021年に発売となりました。調香は多くを手がけているFrank Voelklが担当。

 

 

スプレーした瞬間にまず鼻に届いたのはアイリスでした。これはアイリスの香水だと嬉しくなって調香を見たら、調香にはなかったのです。でも、これは確かにアイリスだとオフィシャルサイトを確認してみたところ、やはりアイリスでした。彼は今の店舗のある住所について、地に足のついた香りにするべく、ジンジャーやアイリスを使ったそう。土の下にあるエッセンスはどこか土っぽいトーンを有していますから、そこにカルダモンとフルーティーなマルメロをアクセントに、軽やかなフローラルノートでリフトアップさせたのです。少しラクトニックなニュアンスがアイリスとウッディノートを柔らかくし、とても肌馴染みの良いジャストフィットの皮グローヴのように香ります。フルーティーノートが薄れて後に残るのはアイリスのウッディムスクで、その残り香も穏やかそのもの。展開はシンプルですが、とても品の良さを感じるまとまりです。

(28/08/2024)

 

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