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Bienaime / ビアンネメ




Sampleレヴュー

1935年、調香師のRobert Bienaimeが創設したパリのパフューマリー。1909年に当時Houbigantの調香師であったPaul Parquetにヴァカンス中に出会い、翌年に何とHoubigantに入社してフレグランスの世界に入った方。歴史的なヒットとなったQuelques Fleursの調香は彼によるものです。1916年にPaul Parquetが亡くなると、彼がHoubugantを引き継ぎ、1930年まで調香を担当したそうです。

 



(c) Bienaime

 

フレグランスのみならず、クリームの開発もしており、それを自身の名前を冠したブランドでスタートさせたのです。ところが、1940年代後半になると倒産し、彼は1960年にパリ郊外の街Neuilly-sur-Seineで亡くなりました。享年84歳ですから当時としては大往生だったのではないでしょうか。

 



1947年には多くのリトグラフが発売に。

 

そのブランドのライセンスを取得し、復刻させたのが若きCecilia Merguiという女性。ブランドを復刻するにあたり、当時のフォーミュラを生かしたものや、そうではないものがありますが、彼女は処方のライセンスは取得せずに自身のセンスで2021年秋に蘇らせました。ライセンスの取得が2019年のことなので、2年かかったわけで、コロナ禍でのデビューとなりました。1年後には店舗もオープン。アールデコの時代の雰囲気が大好きで、オークションなででBienaimeのコンパクトを見つけたことに端を発した復刻は、ボトルやボックス、デザインの全てが飾っておける装飾品としての価値もある、当時のスタイルに統一されました。彼女のインタヴューはFigaroに掲載されていますので、ご興味のある方はこちらをどうぞ。ブランド立ち上げに至った経緯や、彼女の人となりがわかるインタヴューです。

 



ボトルはノズルが見えないほどの透明感で余計な装飾はありません。

 

シンプルながらとても古き良きフランスらしさ、特に女性らしい柔らかなフォルムを感じさせる商品の中にてはあぶら取り紙があります。これはなんと日本製。それ以外にも風呂敷(10ユーロ)があったり、細長くて可愛らしいライター(45ユーロ)も日本製でした。ボトルは今の時代に合わせてリフィルもあり、調香は若手のホープたち、Maelstrom ParfumeursのPatrice RevillardとMarie Schnirerが担当。

 



at Esxence 2023

 

フレグランスに関しては75mlのEdPが145ユーロ、100mlのリフィルが95ユーロ、サンプルセットは20ユーロで、フルボトル購入時に還元されます。日本への送料は35ユーロで、400ユーロ以上で送料無料となります。(23/05/2023)

145ユーロから150ユーロへと値上げ。サンプルセットは25ユーロに。他商品も少しずつ値上げです。(30/05/2023)

レヴュー済みのものはタイトルにリンクあり
Fleurs d'Ete (2023年)
La Vie en Fleurs (2021年)
Jours Heureux (2021年)
Vermeil (2021年)
過去に発売されていた香り(抜粋)
Enfin Jeuls (1949年)
Jours Heureux (1949年)
Dentelle (1948年)
Les Carnations (1943年)
Fleurs de Provence (1937年)
Caravan (1936年)
Chypre Imperial (1935年)
Cuir de Russie (1935年)
Sur les Aimes (1935年)
Vermeil (1935年)
La Vie en Fleurs (1935年)
Fleurs D'Ete (1935年)
Eveil (1935年)

Special Thanks (Sample提供) ■Bienaime (from Paris)
Official >>> 英語、フランス語 (International shipping OK)
Shopping >>> 未定

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