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Must de Cartier Eau Fine / マスト・ドゥ・カルティエ・オー・ファイン


<香 調> フロリエンタル
<仕 様> レディース
<容 量> 150ml
<濃 度> EDT

トップ
アルデヒド、ラベンダー
ミドル
ローズ、カーネーション、スズラン、ジャスミン
ラスト
シダーウッド、サンダルウッド、ムスク



 

2003年発売の香り。ガルバナム、ジャスミン、バニラという3つの香りを核として創られたマストシリーズの初香水のフランカー。このボトルは通常ボトルではなく、大きな限定バージョンなのですが。150mlというととても重量感があり、ずっしりと手ごたえがあります。

香りは、ガルバナムもアルデヒドも感じられず、ネロリにバニラを加えた感じの印象が強く、そこにフローラルが重なります。ロクシタンのネロリオードパルファムに近いトップですが、ベースの渋さが出ていますのでとても大人っぽさを持ったフロリエンタルです。バニラもしっかりと香るのですが、ベタついた甘さではなく、少しパウダリーなバニラです。スパイスが入っているとメンズっぽさが出てくると思うのですが、スパイスが控え目なため丸みを帯びた香りの印象になっています。フローラルが強いわけでもありませんから、愛用されている男性もいるのではないでしょうか。

(24/08/2007)

 

フロリエンタルの印象というざっくりとした記憶だったのですが、久しぶりでもアルデヒドは香らず、シトラスバニラにカーネーションが重なった香りとなって広がっていきます。ただ、とても軽い。150mlというサイズだったのは、限定のサマーフレグランスという感覚だったのかもしれません。カーネーションのフロリエンタルですが、決して重さを感じないのです。カーネーションに必要なクローヴのオイゲノールはとても控え目で、その分ウッディノートがしっかりと支えています。後半は少しパウダリーなフローラルウッディとなっていくのですが、とてもユニセックスなまとまりとなっています。

ボトルのデザインは少し中東を意識したようにも見えるのですが、フロリエンタルというまとまりがそうしたイメージにつなげられていたのかもしれません。今であれば必ずウードが入ってくることと思いますが。早々に仄かな残り香になってしまうけれど、付けすぎても困らない初心者に優しい香りだったのだと思います。

(09/06/2022)

 

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