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Sampleレヴュー (Online Exclusives)

■AM (2023年)

Michael Blakeyというロンドンのフィルム、テレビのプロデューサーとのコラボで生まれた香り。腕時計コレクターの方らしく、カーボンファイバーのコレクターケースに入っているのだそう。

トップ:チュベローズ、シークレットフローラル、ジュニパーベリー、カルダモン、レモン
ミドル:パチョリ、ベチバー、シダーウッド、アイリス
ベース:ラブダナム、ウッディノート、ベンゾイン、アンバー

どうせ香水なんて大して好きではない人とのコラボだろう? なんて思うととてもシックな香りで驚かされることと思います。調香の内容からはあまり想像のできないレザーで、カルダモンやチュベローズは全く感じられることなく、クラシカルなタイプのレザーがパチョリやラブダナム、アイリスに包まれてシックに広がるのです。でも、トータル的には全くクラシカルな香りではないのです。AMと言っても午前中というより深夜の香り。(09/07/2024)


■PM (2022年)

上記同様に発売されたコラボ品。

トップ:オレンジ、タイム、サフラン
ミドル:ローズ、シダーウッド、エレミ
ベース:パチョリ、ガイヤックウッド、アンブロキサン

AMがクラシカルなタイプのレザーだったのに対し、こちらはタイムとサフランというモダンなレザーの組み合わせ。そこにボリュームのあるフルーティーなトップと、フロリエンタルなミドルを合わせたもので、ローズも強くはないし、アンブロキサンもそれほど強くは感じられません。AMより甘さが強く、こちらの方がフェミニンではないけれどどちらかというと女性的で、少し肉食系に感じられるのは、香りが肉料理とワインに合いそうだから。(09/07/2024)



■Minuit et Demi (2021年)

タイトルは午前0時半の意味で、インフルエンサーのDemi Rawlingとのコラボで生まれた香り。フレグランスのインフルエンサーとしては、フレグランスをコラボして作って貰える機会などなかなかないわけで、それはそれは嬉しかったことでしょう。タイトルの邪魔にならない程度に自分の名を入れたあたり、クールです。

トップ:カルダモン、オールスパイス、ベルガモット
ミドル:カラメル、コーヒー
ベース:ベチバー、シダーウッド、カシュメラン、バニラ、ムスク、ブルボンドゥレーヌ

中東で飲まれるカルダモンコーヒーをイメージしたのかと思ったら、カルダモンはとても弱く、カラメルバニラコーヒーに少しオリエンタルなベースを足しました、という少し平坦なデザインでした。コーヒーはあるけれど、メインではなく消えていくし、残ったラストノートはバニラなオリエンタルで、大きな特徴はありません。(08/07/2024)

 

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