Good Chemistry / グッド・ケミストリー

Sampleレヴュー

相性が良いというブランド名でスタートしたTargetというアメリカの大型スーパーで発売されているライン。つまりはTargetのPB商品のようなもの。全米に1,900店舗を展開しており、コロナ禍で更に成長して2,000店舗目前に。食品から雑貨まで揃う大型スーパーはウォルマートやコストコ、トレーダージョーズ、ホールフーズのような感じです。

価格も10、50mlのEdPが14.99、28.99ドルとカジュアルプライスで、ユニークなのは全成分表示があること。香料として何を使用しているのかが全てわかるのです。香水ってどのようにして作られているの? とどんな香りがこの価格だと使われているの? という疑問を解決してくれる、調香を学ぶ人たちにとってはまたとないチャンスな製品。全ての香料が明記してあるわけですから、後は香りながらバランスを考えて変えていけば良いのです。最高の調香トレーニングなのではないでしょうか。

これらはリニューアル前の古いボトルたち

ちなみに、合成香料には全てSafe Syntheticと明記されていますが、安全ではない合成香料は使われないわけですから、わざわざSafeと明記する必要などないのです。でも、そこを明記するあたりがスーパーマーケットの消費者対策なんですよね。ちなみに、一番上にある2,4-DIMETHYL-4,4A,5,9B-TETRAHYDROINDENO-1,3-DIOXINとはMagnolanのことですが、商品名ではなく飽くまでも成分の名称として記載されています。

例えば、Coffee Cloudの場合、香料としての成分は天然香料3種、合成香料44種で、それ以外に溶剤4種、紫外線フィルター、紫外線吸収剤、酸化防止剤、水が加わっています。全成分の記載があるばかりでなく、それがどのような香りなのかも簡単に記載してあるため、自分が気になる(苦手に感じられる)部分がわかるかもしれませんよ。アコードを使用していないとてもシンプルな調香ですので、香りもわかりやすい初心者向きで且つアメリカらしいシンプルなものが多いのではないでしょうか。商品展開は早そうですので、お好きな香りはストックした方が良いのかもしれません。コロナ禍にボトルリニューアルをし、全ラインが整理され7種となりました。(24/08/2023)

レヴュー済みのものはタイトルにリンクあり

Coffee Cloud (2023年)
Cheerful Charmer (2021年)
Pink Palm (2020年)
Tiger Lily (2020年)
Queen Bee (2018年)
Sugar Berry (2018年)
Magnolia Violet (2018年)

Confident & Charming Collection
Tiger Lily (2020年)
Gardenia Palm (2018年) *廃番
Jasmine Rose (2018年) *廃番
Magnolia Violet (2018年)
Vanilla Orchid (2018年) *廃番

Cool & Collected Collection
Copper Canyon (2020年) *廃番
Marine Mist (2020年) *廃番
North Sky (2020年) *廃番
Cool Glacier (2018年) *廃番
Mineral Desert (2018年) *廃番
Rustic Woods (2018年) *廃番
Silver Coast (2018年) *廃番

Good & Grounded Collection
Pink Palm (2020年)
Sea Salt Gardenia (2020年) *廃番
Solar Jasmine (2020年) *廃番
Apricot Bloom (2018年) *廃番
Bluebell (2018年) *廃番
Sugar Berry (2018年)
Water Lily (2018年) *廃番

Vibrant & Playful Collection
Cheerful Charmer (2021年)
Happy Camper (2021年) *廃番
Royal Rebel (2021年) *廃番
Firecraker (2020年) *廃番
Brainiac (2018年) *廃番
Daydreamer (2018年) *廃番
Queen Bee (2018年)
Wild Child (2018年) *廃番

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