花時計をブランド名にしたフランスのパフューマリーが、2022年11月に4つの香りでデビュー。Carl Linnaeusが作ったガーデニング計画の中で、一日の特定の時間に開花し、閉じるという花の特徴を生かし、植物のもつ特性だけで時間を正確に表示させよう、というもの。それに新スピレーションを経て、花々がそれぞれ一番美しい香りを放つ時間を香りにしよう、というもの。

調香は全てオーナーでありISIPCA卒のHelene Prevotが担当しています。彼女は15年間ブランドで働き、2014年に独立してHF Perfumersというラボを構えています。その中での彼女自身のブランドがこのL'Horloge de Floreです。
最初は4種でしたが、全部で12種のLes Signatures Creativesになるそう。最初の4種はリリー、アイリス、ミモザ、ゼラニウムで、それぞれ9、10、11、12時に対応しています。展示会で香った際に感じたことは、最初4種のバランスがとても良いものであったこと。12種になった際にもおそらくメンズ、ユニセックス、レディースのバランスを考えたものになることでしょう。

100mlのEdPが145ユーロで発売に。10mlは各25ユーロでセットは120ユーロ、サンプルのディスカバリーセットは20ユーロとなっています。(09/05/2024)