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Lime / ライム



学 名
Citrus aurantiifolia
別 名
なし
抽 出
エッセンシャル(水蒸気蒸留、圧搾)、回収香



グリーンレモンと言われるほどレモンに近い酸味をもったフルーツで、インドが原産だという説があります。確かにインドでは料理にたくさん使われ、ミネラルウォーターにライムを絞っただけのジュースもあります。(ライムだけ注文をして、自分でミックスすることも)

ライムと言えば市場ンメジャーなのはメキシカンライムですよね。しかも香料となるとコールドプレスというのが一番良く使われるタイプだと思うのですが、皮だけから圧搾されたものは濃いグリーンをしていてとても高価です。しかも、シトラールを多く含むため、香毒性にも注意が必要。別途、ジュースを取るために圧搾されたその残留物から得られるオイルが主流です。もちろんこちらもコールドプレスなのですが、圧搾後のジュースは数週間置くと3層に分離し、その中間層をジュースとして使用します。下間層と上層、つまり比重の大きなものと小さなものを水蒸気蒸留して得られるのが、一般的に出回っているライムオイルです。圧搾時に揮発した香りを集めた回収香もフレーバーとして利用されていますが、フレグランスに使用されるのは回収香ではないタイプで、特に水蒸気蒸留のものはテルペン類が多く、圧搾だけのものよりもフレッシュなのが特徴。100%の精油をムエットで放置すると、残り香としてココナッツ調の甘さが出てくるのがユニークで、フレッシュだけどそこそこ持続を伸ばして楽しめるシトラスオイルでもあります。通常はレモンと合わせてフレッシュなトップノートを形成するのですが、ライムとレモンを掛け合わせたリメットという品種も生まれており、そちらからの香料もフレグランス業界では使用されています。

(12/08/2015)

 

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