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天然香料というのは比較的入手が容易ですが、天然香料だけで香水らしい香水を作り出すのは困難です。様々な制約がある中で作り出される香水は、余程希少な香料を使わない限り、差別化することは困難ですし、独創性も表現できません。また、どうしてもダイエットサラダのようなイメージになってしまいがちです。そのままで確かに美味しい、でも毎日美味しく食べるにはドレッシングくらい必要だ、という感じになるのです。合成香料、調合香料(香料会社が予めブレンドして販売している香料で、製造元の不確かなアロマオイルではありません)は悪物ではありませんので、上手く調香しながらバランスを取れば、とっても素敵な香りを作り出すことが可能です。以下は、取り合えずそろえておきたい31種。

シトラスノート
Bergamot
大量に使っても一瞬で消える駆け足ダッシュな優等生。
Lemon
酸味を引き出すならばやはりレモン。
Orange
甘さを出すならばスイートオレンジを用意。
フレッシュノート
Hedione
軽やかさを表現するジャスミン風フレッシュノート。
Dihydromircenol
メンズフレグランスでの使用頻度が高いフレッシュノートと言えばこれ。
アロマティックノート
Lavender
使い方を間違えるとメンズになりやすいのでご注意を。
Rosemary
シトラスノートやラベンダーとの相性の良いハーブ。
Cypress
針葉樹のもつさっぱりとしたグリーンノートが特徴。
Geranium
アロマティックなローズ香として大活躍。
スパイス
Clove
フローラルノートにも樹脂の香りにも比較的マルチに活躍するスパイス。
Coriander
リナロールが強いため、スパイシーなフローラルという雰囲気。
Cinnamon
多すぎると全てをシナモンに変えてしまうため、使用量に注意したい。
フローラルノート
Rose
高価なアブソリュートだけでは香りたちが弱いのに、調合香料を入れると不思議なくらい香りが立ち上がる。
Jasmin
高価なアブソリュートだけではなく、調合香料も必須。
Lily of the Valley
2013年現在まで、天然香料は確認されていません。軽やかな香るを作る際に大活躍。
Ylang Ylang
数少ない比較的安価な天然香料のフローラルノート。
Neroli
ジャスミン、イランイランと相性抜群。シトラスノートの強化にも。
Violet
少量加えることでローズを代表としたフローラルに深みが加わる抜群の引き立て役。
Iris
パウダリーな香りを表現する際に活躍。
Heliotropin
杏仁系の甘さとパウダリーさを併せ持つ、優等生的なパウダー香料。
ウッディノート
Cederwood
マルチに使える控えめな杉の木のおが屑香。
Sandalwood
少しクリーミーでしっとりとした白檀の香り。
Vetiver
香ばしいウッディノートはフローラルやハーブとの相性も抜群。
Patchouly
少量で香りが安定する香料界の重鎮。
Oakmoss
この香りを使いこなせてこその調香です。オークに生えるコケの香り。
Iso E Super
たっぷり使ってこそ威力を発揮する、優等生なアンバーウッディノート。
その他
Amber
アンバーグリスではなく、甘い樹脂の香り。シャムベンゾインでも可。
Frankinsence
ミルラに比べて使いやすい軽やかな樹脂香。
Coumarin
トンカビーンの主成分で、パウダー香料。
Vanillin
スモーキーで高価なバニラアブソリュートよりも甘さが出やすいパウダー香料。
Musk
甘いものからさっぱりとしたものまで多種多様。

数え上げたらきりがないのですが、上記以外にあると表現の幅が広がるのは、フルーツならばPeach、フローラルはTuberoseやGardenia、Hyacinth、スパイスはStar aniceやCardamon、Ginger等があります。

 

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