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■The Scent of Excellence

 

 

 

 

最終日は一般開放日。前売りチケットは発売と同時にあっという間に完売し、当日券も全てアウト。そして、朝はこの大行列となりました。凄い〜。しかも、昨年も最終日は雨だったような気がします。寒いけれど、皆さん楽しみにしているイベントなのでわくわくしてお待ちの様子。

 

 

Cristian CavagnaのブースはPantheon Parfumと同じ区画にあります。 それは、製造を彼らが担当しているから。製造というか制作ですね。Pantheon Parfumはブランドを作りたい人たちに対し、それらを始めるにあたりノウハウを提供しているのです。おかげで、Cristian Cavagnaは現在3つ目のラインをスタートさせることが出来ました。

 

 

あれ? 前回はいなかったよね? 久しぶりかも・・・と立ち止まったのはLeng Lingのブースでした。 新作はありませんでしたが、ここ数年で発売された3種を試し、サンプルをいただいてきましたので後日レヴュー予定です。ご夫妻もお元気でなにより。

 

 

HoubigantにしてもLe Galionにしてもそうですが、昔あった老舗のパフューマリーが復刻されることはよくあります。今年華麗なる復刻をされたのはLT Piverでした。 消滅したわけではなく細々と続いていたパフューマリーですが、近年の商品は安価で、香りもあまり良くなかったため、今回の復刻でリフォーミュラされた香りの方が遥かに品質が良く、香り自体もしっかりとしていて生まれ変わって大成功が見えている状態でした。ボトルもパッケージもデザインも、全てが売れるしかない状態。7種でのスタートですが、香りは増えるようだし、キャンドルや他のラインも出そうですので、トータルでいろいろ復刻されるとなれば、Bulyの世界観がお好きな人たちに支持されそう。期待大の復刻劇でした。

 

 

何年か前から出展していたけれど、ブースが分かりづらくて試せいなかったロンドンのパフューマリーもチェック。Nickも友人の1人。

 

 

今年初参加だったブランドの1つ、Haute Fragrance Company。もともとはロシアのオーナーがパリで展開している、パリのパフューマリーだけどロシアだよ、というバージョン。パリを拠点とする中東ブランドはMontaleなどが有名でたくさんありますが、近年ではロシアも登場。

 

 

ただ彼らは中東とは違い、つくりが細やかで繊細です。中東はどうしても金満っぷりが前面に出てくるし、ボトルもどうしてもイスラムっぽさを感じるものになりがち。でも、ロシアは違う。これは可愛らしいよなぁ。

 

 

Anima MundiからはBertrand Duchaufourの調香で3つのトロピカルなシリーズを展開。ボトルは50mlで可愛らしい〜。

 

 

Cigno Nero Milanoのラインには、Estremo Incantoというフロリエンタルが登場。メドゥーサがイラストとなりましたが、今年がヘビ年だということは考えておらず、偶然の一致だと驚かれました。

 

 

昨年初めてお会いしたL'Horloge de Floreからは新しく50mlが登場。ボトル横にあったスイートヴァイオレットの砂糖漬けがグラースを代表するスイーツなのですが、カリカリとして美味しいんですよ〜。

 

 

ここ最近姿を見せてくれず、会えなくて残念なのがDavid Jourquin。でも、ディストリビューターのブースでボトルを発見したのでした。

 

 

ロンドン発のニューカマー。グリーンボトルでグリーンな香り3種でデビューです。こちらはチラリと試して終了でしたが。

 

 

一体今年はいくつ新作があったのか、もう追いかけられないスピードで展開していくTiziana Terenzi。

 

 

これは初日の様子ですが、会場内を撮影しようとして右端にBorysくんが見切れてたり。

 

 

そう言えば、ここ数年はスルーしてたよね、というブースに久しぶりに立ち寄りました。それはRoyal Crown。今年は6種のグリーンボトルでアロマティックな香りをリリースしていました。

 

 

僕はAntonio Viscontiの流れでお父さんと仲良くしていたのですが、よくよく考えると彼もブースにいつもいたなぁ。と思ったらPierpaoloは息子さんでした。彼はちょー久しぶりじゃん!!! とハグしてくれました。いや、毎年来てるんだけど、サンプルをいつも用意していないからスルーしちゃう(プライオリティが低い)んだよ、と謝罪したのですが、彼に最初に会ったのは2012年と判明!!

ちなみに、左に映り込んでいる長髪のイタリア人は有名なインフルエンサーさんです。気づかなかった〜。

 

 

こっそり撮影したつもりがバレるというあるある。彼らの新作はFinaleというローズでした。お出かけ前のオシャレである香水は最後に仕上げで使うからFinaleなんだよ、と。

 

 

なんと出来上がったばかりのモックのため、ラベルを両面テープで貼っていたルッツ。大きな手で小さな作業をする様子がとてもかわいい。

 

 

昨年参加しなかったアメリカのEris Parfumsからはグアヴァを軸としたフレッシュトロピカルフルーツのDelta of Venusを公開。調香したAntoine Lieがグアヴァの味と香りを知らなかったことから、アメリカからパリへグアヴァを送ったのだそう。彼はそれを食べずに香りだけをチェックして、見事なグアヴァアコードを制作。本物そっくりなフレッシュフルーティーでしたよ。

 

 

今年初参加のブランドの1つ、Reserve en Afrique。ご夫妻が1つ1つ説明してくださいましたが、ここはデザインも内容もなかなか良くて記憶に残った商品たちでした。世界展開も早そう。

 

 

Borysくんがいると、後ろを歩きながらこうした場面を切り取ってくれる。

 

 

また、彼らしい1枚もその中に入ってたりして。

 

 

いつも賑やかで人が途切れないのはやっぱりFilippo Sorcinelliのブース。

 

 

その中でもやっぱり人の中心には彼がいる。Diegoだ!!

 

 

 

さぁ、皆さんご一緒に〜。これぞ、Diego劇場!! 彼は新作、旧作全ての情報を頭に入れ、淀みなく説明していく。そして僕が伝えた感想やイメージも記憶していくので、情報は蓄積されていく。プロですよ、彼のようなスタイルがプロです。

 

 

L'Orchestre Parfumのブースはいつも忙しく、タイミングを見計らってPierreと会話。

 

 

Angela Ciampagnaはいろいろ展開するラインわMLPHという会社名で統一してリスタート。

 

 

(19/03/2025)

 

 

今回初出展だったNeydoは100人から聞いた夢の話から、香りになりそうなものを選んで商品化したというユニークなスタイル。だから、その夢を見た日付が入っているのです。デザインも可愛らしいし、パッケージもシンプルだけどボトルにリンクしていたり、価格もカジュアルで好印象でした。何よりもスタッフを見てビックリ。アシスタントで入っていた男性は、以前Filippo Sorcinelliのパーティーで知り合った別ブランドの男性でした。こうした展示会の度にあちこちから声がかかる人、いるんですよね〜。

 

 

世界各国からブランドが集まる中、今年はなんとウズベキスタンからも参加がありましたよ。9月に訪れていたウズベキスタン。そのタシケントにあるフレグランスストアがオリジナルを発売しているようです。お店は百貨店で見かけたのですが、中に入ることはなく展示会でこうして体験。

 

 

今年、初日の展示会終了後はFilippo Sorcinelliのミラノ店でのカクテルパーティーに参加。お店に向かう途中で発見したのは、イケアの広告でした。これ何だかわかりますか? イケアの商品を使って部屋が再現されているのですが、盗難が相次いだりホームレスが寝たりしないように監視員としてアルバイトがいるのです。斬新〜。そしてミラノらしさが感じられた一角でした。

 

 

仕事終わりのお疲れさまは、間違いなく皆さんスプリッツァー。ディナーまでの間はアペロールやカンパリのスプリッツァーを飲みながら会話を楽しむのでする僕らは喉がカラカラだったので、アッと言う間に飲み干しておかわりもしてご機嫌なままミラノ店へ。

 

 

相変わらず真っ赤なミラノ店。狭い店内は彼のファンや顧客たちで大賑わいでした。もちろんシャンパンもたっぷりと振舞われ、僕らはそれをエンドレスで飲みながら、訪れた友人たちと会話を楽しむ。

 

 

一応このカクテルパーティーは新作のリリースに合わせたものだったので、4種の中から何か1つ買うよとAlessioくんに伝えたら、それがFilippoに伝わり、彼は友達価格でとAlessioくんに耳打ちし、半額での購入。お祝いだからディスカウントの必要はないと伝えたら、友人だからねとニッコリ微笑まれたので、ミラノ店の限定品も購入してきました。

 

 

Nose Shopチームとも合流し、みんなで一日の終わりを乾杯で祝う。こうしたショットを撮影してくれるBorysくん、本当に素晴らしい〜。

 

 

2日目の展示会終わりはディストリビューターのイベントに招待されていました。僕はNissabaから招待されたのですが、なんとドレスコードはギャッツビー。ギャッツビーって映画のアレでしょう? 何をどうしたら良いのかわからず、フォーマル過ぎない崩した蝶ネクタイとカマーバンドのスタイルで。古い教会をリフォームしたディスコパーティーだったのですが、スタートが随分遅れており、参加することなく次へ。

何とこの教会の中はBorysくんが熟知していました。というのも、彼が社会人になったばかりの頃、アシスタントとしてこの教会のディスコで撮影したことがあったからなのだそう。めっちゃオシャレな空間だよ、と言ってました。覗いてみたかったな〜。

ここでBorysくんとDanielaはFilippo Sorcinelliの教会でのオルガンコンサートにGO。そちらをお任せして僕はNishaneのパーティーへ向かう。

 

 

Nishaneは郊外の工場をリフォームしたイベントスペースでの開催でした。まずはカクテルパーティーへ。今回初お目見えしたのはNishaくんというマスコット!! これがゴールドのペンダントトップになったネックレスをMertくんが着用。Muratはピンバッジを着用。可愛い〜。

 

 

なんと、こちらのパーティーもドレスコードがモダンギャツビーだったんですよ。何なの? ミラノではギャツビーがリバイバルヒットなの? 皆さんオシャレでカッコいい〜。

 

 

時間になったところで着席し、コースディナーへと移る。このテーブルのそこかしこに香水やキャンドルが置かれていたんですよ。火はついていなかったけれど、豪華な演出です。

 

 

1皿ごとにダンサーたちの演出が入る。

 

 

着席ディナーの後、23時を回った頃になってダンスパーティーとなる。ディナーは限られた人たちしか参加出来なかったため、多くの友人たちはこのダンスパーティーからの参加でした。でも、僕は疲れていたので友人たちに挨拶をしてディナーでお別れ。

何だかこのダンスパーティーの後にも別のパーティーへ行った、なんて強者もいたのですが、皆さん3つほどはパーティーをはしごしていたようですよ。これが展示会2日目も典型なのですが、それは一昨年まで関係者日は2日間だったから。関係者日が終われば一息なわけで、そこで打ち上げをするのが習わしとなっています。

 

 

さぁ、来年は何月の開催になるかな? 来年もみんな元気に会えますように〜。

(20/03/2025)

 

 

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