Pierre Frapin / ピエールフラパン




Cellar Ambiance
セラー・アンピエンス
Sampleレビュー

1270年からGrande Champagne地区のFontpinot城でぶどう栽培をし、「Cognac」を創り続けてきた老舗の酒造ブランドで、1697年に、一家ははルイ14世から、その紋章を受け取ったという名門です。会社として設立されたのは1885年のことで、その時の創設者がPierre Frapinなのです。それ以前はFrapin一族なわけですが。Pierre Frapinはレミーマルタン社に原酒として樽売りをしてしまい、一時期フラパン社の名前は酒そのものから消えてしまいます。娘はレミーマルタン社の社長夫人になったそうですよ。すごいですよね、レミーマルタンを牛耳っていたわけですから。しかし、自身の名前を冠したブランドとして1970年以降に樽売りをやめてフラピン社のコニャックとして発売されることとなります。そこでブランドが復活するわけですね。

その酒造ブランドですが、Pierre Frapinの孫であるBeatrice Cointreauが幼少の頃の思い出を曽祖父への敬意とともに形としたのが香水「1270」です。よく遊んだぶどう畑、樽に詰められたワインの香り、貯蔵庫の湿っぽい香り等、香りにまつわる思い出がとにかくいろいろとあったようです。このBeatrice Cointreauという人がやり手の方のようで、Beatrice Cointreauグループとしてフラピンを経営する傍ら、香水、ホームフレグランス、キャンドルなども作り出しています。アメリカではAedesが、フランスではパリプランタンが取り扱いをしているニッキア製品です。

このブランドのクリエーターはRami Mekdachiで、この人のサイトでも紹介されています。

Official >>> フランス語、英語

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