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Fig & Vetiver / フィグ&ベチバー


<香 調> フルーティーグリーン
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
グリーンフィグ、イタリアンベルガモット、マンダリン、シクラメン
ミドル
フレッシュベリー、ピーチ、オスマンサス、ローズウッド
ラスト
ベチバー、ブラックアンバー



2006年発売。フィグとベチバーという組み合わせが珍しかったことと、フィグの比較用にと購入した製品です。パッケージには何故か菊が描かれており、内容とあまりの無関係さに首を傾げましたが、基本的にこのブランドは花がお好きなのでしょう。香りは、トップから確かにグリーンフィグが香りますが、シトラスも強いですからとてもフレッシュに始まります。EDPですがまるで印象はコロン感覚。ボトルも手のひらに納まる小さなサイズですが、価格自体は75ドル(9,000円くらいでした)ですから比較的高め。ミドル以降の印象は、フルーティーさが出ることは出るのですが、ピーチの瑞々しさやベリー系の香りはあまり強くなく、全体的に水彩画のような瑞々しいフィグ中心のトーンになっています。果実っぽいフルーティーさは確かにありますが、基本的にはグリーン系のフィグ。なかなかベースノートのベチバーが出てこないのも特徴で、フィグベチバーというタイトルながらウッディっぽさは思っていたほどに強くはありません。青みが強いフィグは苦手だけど、フルーティーすぎるのも可愛らしくてちょっと・・・という方に良さそうです。男性でも気兼ねなく使えるでしょう。

ボトルは、グリーンのグラデーションで下が濃くなっていて、シンプルですが美しいスタイルです。

(03/09/2007)

少し時代を感じさせる香りになりました。それは高濃度化した商品の中で、アルコールの香りたちが強いから。EdTやEdCに近い、とてもアメリカらしさを感じるシンプルなボトルと香り。フィグがシトラスと共に弾けた後、香りはゆっくりとベチバーに支えられたフルーティーウッディへと変化していきます。フィグにはココナッツが必要であり、ココナッツの香りはピーチととても近い香料で相性が良い。今度はピーチとマンダリンという組み合わせがオスマンサスを思わせるというトライアングルのコンビネーションで、理由あっての相性で構成されています。ただ、ピーチやオスマンサスはとても控え目で、フィグの方が上位です。

後半は何だか劣化している部分もあり、オイリーさが際立つようになりました。以前はこのようなニュアンスではなかったように感じられるのですが、香水というよりもやはりディフューザーの方が良い香りなのかもしれません。

(10/12/2021)

 

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