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調香師とは・・・

 

香りを創造する、香水を作り出す・・・という行為はとても神秘的で魅力を感じる方も多いことと思います。どのようにしたら調香師になれるのか、と各種学校を調べられた方も多いことでしょう。どのような仕事でも同じことなのですが、すぐに成功するわけではありません。調香師というのは地道な訓練と研究の賜物であり、経験値をコツコツと積み重ねて職業となる域に達するのです。

国内のスクールを卒業しても「調香師」になるのは難しいでしょう。ましてや香水を作る部門に配属される方はごく限られたラッキーな方たちのみです。需要が少ない中に希望者が殺到しているのが現状であり、優秀な人材はほぼ全て海外の大きなスクールを卒業しているのですが、そのスクールでは英語、フランス語の語学力と大学レベルでの化学の知識が必要となります。

しかし、そのスクールを卒業したとしても香水を作れるわけではありません。運良く香料会社に入社できたとしても、そこから下積み時代が始まります。若いうちから才能を開花させることが出来る人は極稀で、通常はリーダー含めた数名のチームで作ります。それでも希望通りの香りを作ることは出来ず、必ずプレゼンで勝たなければ仕事は出来ません。ブランド側の希望する原価の中で、希望するイメージに合った香りを作り出さなければ仕事にありつけないのが調香師なのです。1年で廃番となる使い捨てのような香りや、既存の香りに少し手をを加えただけのバージョン違いばかりを作らされ、歴史に名を残すことなく消えていく人たちがどれほど多いことか。とても沢山の制約の中で日々もがいているのが現代の香料会社の調香師たちなのです。

10年、20年の下積み時代を終えた頃にはすでに中堅どころになっています。香料会社も数社の転職を繰り返していることでしょう。それでもまだ「好きな香り」は作れないのです。クライアントあってこそ、ですから。そういうしがらみに苦しんだ方は退職後に自身でブランドを立ち上げたりしますが、名の知れた方でないとブランド自体が成功しません。以下にまとめている調香師の方たちはそういった苦難を乗り越え、香りで会話をすることが日常となったごくごく稀な方たちです。現役で活躍している調香師は世界中でもわずか100名ほどなのですから。

そんな先鋭の調香師たちが所属する香料会社の様子が上記画像です。(Symrise社のPR用画像)
いわゆる「香りのオルガン」に埋もれているのは香料会社に所属していない方たちが多く、現在の香料会社ではPCの中で香りを組み立て、アシスタント(ブレンダー)が上記画像のように調香作業を行います。

 

※調香師になるにはどうしたら良いのか


<A>
Alain Astori
Alain Verjus
Aurelien Guichard
<O>
Olivier Cresp
B
Bertrand Duchaufour
<P>
Pierre Bourdon
<C>
Calice Becker
Cecile Zarokian
Christopher Sheldrake
Q
<D>
Daphne Bugey
Daniela Andrier
David Apel
Domitille Bertier
R
<E>
Edmond Roudnitska
Ernest Beaux
S
<F>
Francois Coty
Francis Kurkdjian
<T>
Thomas Fontaine
<G>
Gerard Anthony
U
<H>
Henri Almeras
Honorine Blanc
V
<I>
Ilias Ermenidis
Isabelle Doyen
W
<J>
Jean Guichard
Jean Claude Delville
Jean Kerleo
Jean Michel Duriez
Jean-Pierre Bethouart
Julien Rasquinet
X
K <Y>
Yann Vasnier
Yves Cassar
<L>
Laurent Bruyere
Loc Dong
Luca Maffei
Z
<M>
Maurizio Cerizza
Michel Almairac
 
N




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