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Dear John / ディアジョン


<香 調> スパイシーウッディ
<仕 様> メンズ
<容 量> 90g

<濃 度> Body Spray


トップ
パインウッド、レモン、アトラスシダーウッド、クローヴ、コリアンダー、ベチバー
ミドル
ラスト



とても男性的な香りとして作られたもの。調香を手がけたハウスノーズのMark Constantineがとても自身を持って作り出した香りのようです。この香りを作り出したことで香りというのは言葉よりもずっとストレートに強く訴えかける力があると改めて感じたのだそうです。安心感、信頼感、愛情・・・等。自分自身に1番話しかけてくる香りなのだと。特に恋愛中の男性に自信を持たせてくれる香りとして数年間を経て作られたのだそうですが、香りはとても微妙です。

これは香水ではなくてボディスプレーなのですが、もともとの香水もコロンなので大差ないと思います。このボディスプレーは僕の鼻でしてもトップが悪臭でした。なんと表現して良いのかわかりませんが、劣化の悪臭ではなくてシナモンが泥水に浸かっているような香りだったのです。しばらくその香りを我慢するとクローヴが出てくるのかなぁ・・・と思って待っていてもクローヴは香らず、やはりシナモン調の香りがメインに居座っています。トップほど微妙ではないのですが、これは精油を混ぜただけの「混ぜた香り」であって、それ以上にはなっていないような感じです。ベチバー好きの僕にとってもスパイスが邪魔でベチバーを楽しむことが出来ず・・・です。この香りはシナモン調のこのスパイスがブラックペッパーとかカルダモンだったらもっと良かったのに・・・と少し残念に感じてしまいました。ラストノートはトップほど悪くはないですし、ボディスプレーにしては持続も良いですよ。

この製品は製造日の記載があるのですが、製造日は2008年の3月です。そうかぁ、やっぱり2年間売れなかったものなんですね・・・。売れなかった理由がわかる気がします。もう販売されることのない香りですから、ちょっと今回は辛口に。

(23/03/2010)

 

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