希少なローズとジャスミン、そしてワイルドオレンジブロッサムとネロリ、イランイランが官能的に刺激します。 なんて売り文句だったのですが、オレンジブロッサムもネロリも成分表示にありません。何故、こんなにもいい加減だったのでしょうか・・・。

ローズとセクシーなジャスミンを女性の二面性として捉えて2つの心としたもので、2つの香りが響き合って1つになるのだと。香りは本当に綺麗な精油の香りです。つけた瞬間はイランイランがどっしりと香り、その隙間から時々ジャスミンとローズが顔を出す、という感じです。トップではベルガモットが強く出ましたので、とても明るいジャスミンとイランイランでした。ミドル以降はジャスミンとイランイランが少しまろやかな円熟さを感じさせてくれる香りに変化します。もう少しローズが強い方が楽しいのかもしれませんが、ジャスミンに重きを置いて作られた感がした方が良いのかも、とも思います。ジャスミンのアブソリュートもとても綺麗なので、昔からあるようなJean PatouのJoyっぽい雰囲気ではないです。どちらかというとアルデヒドを入れたらシャネルのNo.5になりそうなジャスミンとイランイランの組み合わせ。植物の青さと花の華やかさを感じられる香りで、精油好きな方には良いのではないかと思います。でも、1番強いのはイランイランなので、イランイランが苦手だとダメだろうなぁ。

難点を挙げるとしたら、ボトルは可愛らしいのですがとても使いにくい点でしょうね。見た目重視ということで。

(24/03/2010)