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Balenciaga Paris / バレンシアガ・パリ


<香 調> グリーンフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
ヴァイオレット、ヴァイオレットリーフ、パチョリ、ヴァージニアシダーウッド
ミドル
ラスト



 

2010年発売。2009年の秋からBalenciaga復活という話題が世界を駆け巡り、Cotyがライセンスを取得して若返りを図って大きく動くと予想されました。2月に世界発売された香りは調香をChanelのハウスパフューマーとしても活躍している重鎮Olivier Polgeが担当するという力の入れようです。ボトルは一見歪に見えますが、これはドレスを着た女性のラインが基になっていて、ファッションハウスらしさをアピールしているようです。(※右の画像の中を良く見ると睡蓮の葉の上にボトルが乗っています)

 


もともとヴァイオレットの香りにはグリーンノートを多用するのですが、少し変化球なヴァイオレットになっています。甘さが強いわけではないのですが、キャンディーのような部分が出てきて、砂糖漬けのスイートヴァイオレットを彷彿とさせます。生花そのものの香りではなくて飽くまでも可愛らしくまとめたヴァイオレットで、シプレだと言うほどパチョリもウッディノートも強くはありません。Methyl ionone系のヴァイオレットノートを柔らかくフェミニンにまとめた香りで、この薄いヴェールのような繊細さが日本人好みだと思います。強く主張することはないけれど、肌の上で優しくふわりと香るヴァイオレットは微かにココナッツ系の甘さをもったクリーミームスクとなって消えていきます。

(02/03/2012)

 

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