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Iron Duke / アイロン・デューク


<香 調> スモーキーレザリームスク
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
レザー、タバコ、ラム、ガンパウダー
ミドル
ラスト



2017年発売。初代ウェリントン公爵アーサー・ウェルズリーをテーマとした香り。ワーテルローの戦いでナポレオンと戦ったイギリスの英雄。Revenants collection(亡き者たち)新たなシリーズ最初の香りです。彼は女性とタバコ、お酒と同じくらい馬を愛していたということで、テーマは馬となりました。最初に調香師Julie Dunkleyが提示してきたものはとてもアニマリックでやりすぎだったそう。

 

 

肌に乗せた瞬間からスモーキーなタールがレザーと共に広がるのですが、確かにある意味アニマリックです。でも、最初に頭に浮かんだのは、線香を焚いている仏間でした。仏間のイメージがパッと浮かんだ瞬間、スモーキーノートが薄れ、馬具に通じる男性的なレザームスクへと変化していったのです。オークモスも少なからず使用されているようで、少しシプレ感のあるレザーとなっていますね。後は、ムスクが結構多めにあることで全体が柔らかく包まれた形で香り、30%という濃度でも違和感のない香りとなっています。そう、これは他の香りより高濃度なんです。でも価格は同じ95ポンドで発売となりました。スモーキーなメンズっぽいレザーですが、テーマが侯爵ですからそれは当然のこと。メンズとしてはとてもクールな香りになったと思います。

(28/09/2017)

 


 

このブランドの最初の1本は・・・と考えた結果、時代にマッチしたこちらの香りにしたのでした。トップでパッとグリーンとメタリック風の香りがスモーキーな香りと共に弾けたかと思うと、アニマリックなムスクとレザーの波にのまれて包み込まれていく・・・という何ともワイルドで力強い、フェミニンさの全くないファンキーで力強い男性的な香りです。でも、時間と共にタバコや干し草風の香りへと変化し、スモーキーさは持続をしません。ミドル以降のウッディムスクはそれほどアニマリックではないのですが、ムスクに薄いタール香、つまりスモーキーノートを合わせると、それだけでアニマリックに感じる瞬間がありますので、それらがアニマリックさを感じさせているのではないでしょうか。

 

 

最初の1プッシュのイメージでガツンとやられてしまうかもしれませんが、時間と共にきちんと肌に馴染んで落ち着きますので、怖がらずに試して欲しい、パンクロックテイストのレオらしい香りです。スモーキー、レザー、アニマリックなテイストは全て2018年の流行を表すキーワードだったのでした。

(08/01/2019)

 

 

 

 

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